タイ開国への動きがいよいよ本格化してきた。
プーケットは7月1日開国のタイムテーブルを変更しないと観光大臣やプーケと知事やTAT(タイ政府観光庁)が何度も繰り返している。
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プーケットでは7月1日開国に向けた会議が開かれた。
ホワヒンも10月1日開国に向けてワクチン接種を急ぐ。
運輸大臣は今年後半の開国に向けて国際線再開の準備を指示した。
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プーケット開放準備会議
5月15日、アヌティン保健大臣とピパット観光大臣がプーケットを訪問した。
プーケット県庁舎での「プーケットサンドボックス7月1日開放のための準備」特別会議に参加。
前日までの予定ではプラユット首相もプーケット訪問の予定だったが参加せず。そのかわりに、7月1日開国を確かなものとする支援メッセージを送った。
プーケットは経済回復のパイロットモデル県になるだろうとアヌティン保健大臣。
アヌティン大臣はプーケットでの集団ワクチン接種推進のため10万回分のシノバックワクチンを引き渡すことになっている。
さらに10万回分のワクチンが5月18日に到着予定。
また、60歳以上の人々のためにアストラゼネカワクチンが来月初めにプーケットに届けられる。
プーケットでは44万人が2回のワクチン接種を済ませ、集団免疫を獲得し、7月1日にサンドボックス計画にて開国する予定。
参照:https://www.thephuketnews.com/anutin-phiphat-arrive-in-phuket-assure-july-1-reopening-80010.php
ホアヒンは10月1日開国へ向けてワクチン接種急ぐ
ホアヒンで6月から観光業従事者に対してワクチン接種開始する。
国家観光政策委員会が、ホアヒンリチャージプロジェクトを承認した。
従来のサンドボックスに含まれていたエリアのほか、プラチュワップキーリーカン(ホアヒン)、バンコク、ペッブリー、ブリラムも10月1日にワクチン接種済み外国人観光客を隔離無しで受け入れる計画は承認されている。
このホアヒンリチャージプロジェクトのもと、政府は地域住民と観光スタッフにワクチン接種を行うため、35万回分のワクチン調達を急ぐ。
計画がうまく進めば、10月から12月に10万人の観光客がホアヒンを訪れ、12億バーツの収入を生み出し、約10万人が職を取り戻すだろうと。
参照:https://www.nationthailand.com/in-focus/40000877
運輸大臣は今年後半の国際線再開準備を指示
タイの運輸大臣は、民間航空委員会メンバーとの会議のあと、CAAT(タイ民間航空局)に対し、保健機関や航空会社や空港当局と協力して、今年後半に海外からの旅行者の受け入れ再開に備えるための規則措置を定めるよう要請した。
ただ、この措置は他の国々と提携しなければならないとも大臣は述べた。
会議では、民間航空で用いられる航空機の仕様と数量の見直しが承認された。
タイ政府は10月からバンコクと主要観光地へのワクチン接種済み旅行者に対する隔離義務を免除する計画を立てている。
計画実現のためには各県のそれぞれの住人の70%のワクチン接種が必要となる。
参照:https://www.bangkokpost.com/business/2115975/govt-readies-to-reopen-skies
補足)
運輸大臣が国際線再開の時期を今年後半に定めたことになる。
現在のタイ行き国際線は、セミコマーシャルフライトという形で運航されている。
もし10月1日以降にタイ国内10県にて開国が認められれば、多くの観光客がやって来るだろう。
そのための受け入れ準備を今から進めておこうという話だ。
ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)、空港到着時の検疫手順や検査などなど、多くの措置を定める必要がある。
運輸大臣の言うように、国際線を本格的に再開するのなら、タイだけの問題ではなく、出発元の国との調整も必要となる。
まとめ
プーケット7月1日再開、バンコクやパタヤなど9エリアが10月1日再開を目指している。
今はワクチン接種を進めている状態。
プーケットは一足早いが、ホアヒンやパタヤなどは6月からワクチン接種が本格化していく。
国際線再開へ向けた動きも出てきた。
むろん、すべては準備段階にすぎない。
あくまで計画実現への第一歩を踏み出したというところだろうか。
ただ、今回は政府も県もかなり本気で取り組んでいる様子がうかがえる。
本当に実現できるのか、期待半分で待っておこう。
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