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7月1日プーケット開放なれどナイトライフは閉鎖のまま:サンドボックス利用者はどれだけ?

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7月1日プーケットサンドボックスによる隔離無し入国がいよいよ実現しそうだ。
現在は詳細な規則を策定している最中となる。
が、いろいろと厳しい話も出てきている。
ここ1,2日の情報をまとめておく。

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プーケットのナイトライフ娯楽施設は7月1日以降も閉鎖継続

プーケット最大の繁華街をかかえるパトン市市長によれば、プーケットサンドボックス開始日7月1日は、プーケット全域のバーやパブなどすべての娯楽施設は閉鎖されているという。
プーケット当局の会合において、7月の最初の期間は娯楽施設を閉鎖とすることが合意された。
また、プーケット県知事とTAT総裁とも会談し、プーケットサンドボックス開始初期段階では娯楽施設は閉鎖されたままにすると確認した。

参照:https://www.thephuketnews.com/phuket-pubs-bars-to-stay-closed-for-july-1-sandbox-reopening-80295.php

現在、タイ全国でバーなどの娯楽施設はすべて閉鎖されている。また、レストラン店内でのアルコール提供も禁止されたままだ。
今回の感染第3波はバンコクのナイトライフ施設が発端とされている。
ナイトライフを再開すれば、さらなる感染拡大が危惧され、今しばらくは再開されそうにない状況だ。
政府の方針はまだ発表されていないが、プーケットでは早々に7月1日以降の閉鎖継続を決めたことになる。(最終決定はまだだが。)

パトンビーチにバングラ通りという、パタヤでいうところのウォーキングストリートのような一大歓楽街がある。
7月1日にプーケットが開国されても、バングラ通りは暗いままだろう。レストランは営業しているかもしれないが、ナイトライフは壊滅。

まあ、これは予想されていたこと。
隔離無しで入国してきた外国人観光客がいきなり夜の街に大集合することを認めるとは考えられない。

プーケットサンドボックスでは、ホテルとビーチと健全観光施設で2週間過ごすことになりそうだ。

誰が行くのかプーケットサンドボックス

サンドボックスの当初の計画では、隔離無し入国後7日間はプーケット内に滞在して、検査で陰性ならば、プーケット県外への移動が認められるとルールのはずであった。
が、プラユット首相を議長とするCESAはプーケットサンドボックスを承認したものの、14日間のプーケット滞在が必要とするルールに変更した。
最低でも14日間はプーケット内で過ごさないと県外への移動は認められない。

このルール変更に、プーケットサンドボックスを利用しようとしていた外国人旅行者から不満が噴出しているという。
いわく、プーケット滞在14日間は長すぎるし、お金もかかると。多くの観光客が旅行をキャンセルし、プーケットの地元産業に打撃を与えるだろうと。

ピパット観光大臣は、プーケットサンドボックスは他の主要観光地開放に向けて適切な対策をテストするためのパイロット計画だと説明。
外国人観光客からの感染の焦点をあてた評価が開始から1ヶ月以内に実施され、感染率が上がらないようならば、必要滞在日数を7日に短縮することができるだろうと。
また、プーケット内で7日以内の滞在してから帰国することもできるとピパット大臣。

参照:https://www.nationthailand.com/in-focus/40001857

たしかに、プーケットに14日間は長すぎる。
プーケットは物価も高く、滞在費はかさむ。
隔離無しでいいならタイへ渡航したいと考えている人は多い。でも目的地はプーケットとはかぎらない。
プーケットに一週間滞在なら我慢しよう。それで強制隔離が免除されるのならば。一週間後にはバンコクやパタヤなどへ移動すればいいと。そう考えていた人は、旅行を取りやめてもおかしくない。

1週間以内の短期滞在もルール上は可能だ。
でもヨーロッパからわざわざやってきて、プーケット島内のみに滞在して、バーで酒を飲むこともできない。
ヨーロッパからの旅行者はますます遠ざかるだろう。

中国からの観光客も望めず

いや、頼みの綱がいる。
そう、中国からの団体旅行客だ。
中国人グループ旅行がやって来れば一気に解決するに違いない。

が、これも期待できないと、タイの旅行代理店協会は見ている。

タイ旅行代理店協会(ATTA)によれば、タイが1日あたり2000人の新規感染者を出しているかぎり、10月までに中国から観光客がやって来る見込みはほぼないと考えている。
また、広州ではデルタ株での感染拡大が懸念される。中国政府は自国民の海外渡航に制限を出しているし、帰国時には21日間隔離を課す。

たとえプーケットに隔離無しで入国できるとしても、帰国時に長い隔離があるなら、プーケットに中国人を誘致できる可能性は低い。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2128983/third-wave-stymies-plan-to-lure-chinese

中国政府は団体ツアーでの海外旅行をまだ認めていない。
海外渡航は個人利用のみとなっている。
現に隔離を承知でタイに入国してきている中国人は多い。

でも団体旅行は短期となる。
現状では、中国からのタイへの団体旅行は認められそうにない。
かりに個人でプーケットサンドボックスを利用してタイに隔離無しで入国できても、中国帰国時には厳しい隔離が待っている。
これでは中国からのプーケットサンドボックス利用は期待できない。

事情は日本からも同じ。
日本はタイからの帰国時には3日間の施設隔離と、14日間の自宅待機を求めている。
タイへの隔離無し短期旅行が可能でも、帰国後には長い隔離が待っている。

今年のタイ観光客300万人を目標

形はどうあれ、7月1日のプーケット開放は実行されるだろう。
10月1日にはバンコクやパタヤの開放計画も承認されている。

このような情勢下で、タイ政府は、今年の外国人観光客の目標を300万人と定めた。
これはタイ国政府観光庁(TAT)が4月に予測した400万人を下回る。

300万人のほとんどは第4四半期に到着すると見られ、支出は2400億バーツから3000億バーツと概算。

通常時なら毎月300万から400万人の外国人観光客がやって来るが、「その3分の1だけがほしい」とTAT副総裁。
つまり毎月100万人だ。

また、7月から9月の3ヶ月で129,000人の外国人到着を見込んでいる。1月から4月にかけてはわずか28,701人だった。

2022年までに2000万人の外国人観光客が到着し、1兆3000億バーツを支出するとTATは予想。
2019年の外国人観光客は約4000万人で支出額は1兆9100億バーツだった。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2129503/govt-targets-3m-foreign-tourists-this-year

7月からの3ヶ月で129,000人。一月あたり43,000人。
プーケットサンドボックスで、それだけ多くの外国人観光客が来ると期待していることになる。

そういえば、昨年は特別観光ビザを大々的に開始したものの、予想を大幅に下回る利用者となり、結局は通常の観光ビザとノービザでの入国をあっさりと認めることになった経緯がある。
今回のサンドボックスも同じ轍を踏むことになるかもしれない。
というか、このままでは目標達成はほぼありえないだろう。

観光客は喉から手が出るほどほしい。経済はもう限界だ。
でもタイ国内は感染拡大が収まらず、これ以上危険を増やすわけにはいかない。
なんとも難しい状況にタイは追い込まれている。

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