バンコク現状シリーズ。
前回は、タニヤ通りの様子を見た。
関連記事:タニヤの現状、工事と無人のカラオケ屋通り
タニヤの隣にあるのがパッポン通りだ。
パタヤに戻る前にパッポンの様子を最後に見ておこう。
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パッポン通り
パッポン通りは、一般的にはバンコクを代表する観光地にして歓楽街といえようか。
夜遊び好き旅行者にとっては、ナナプラザやソイカウボーイのほうが好まれるが、一般的な観光客にとってバンコクの歓楽街はパッポンのほうが有名だ。
パッポン通りには怪しい商品やTシャツなどを売る屋台が埋め尽くし、通りの両脇にはナイトスポット店が並ぶ。
バンコク屈指の観光名所だ。
パッポンを最後に訪れたのは昨年3月のこと。
パンデミック直前のタイミングだった。
(昨年3月の様子)
その時は、屋台もほぼフルで出店していたし、バーもきちんと営業していた。
客は少なかったが、パッポンは健在であった。
さて、現在のパッポン通りの様子はどうか?
パッポンの現状
シーロム通り側のメインゲート
パッポン通りであることを示す看板が見当たらない。
通りには何もない。
ここは本当にパッポンなのか。
元々昼間は屋台が出ていないが、それにしても寂しいかぎりだ。
ただの一軒たりとも店は営業していない。
すべてクローズだ。
なにもかも消え去ってしまった。
ただの駐車場でしかない。
パッポン通りってこれほど広かったのか。
隣のパッポン2通りへの脇道もすべてシャッター。
有名なKing's Castleの貼り紙の日本語が悲しげだ。
Thigh Barは、惣菜売り場となっている。
が、これも営業していないようだ。
ほとんど誰も通りかからない状況はどうしようもない。
本当に何もない。
スリウォン通り側入り口
見かけるのはGrab Foodのライダーくらいなものか。
どこまでも広がる無人の荒野。
パッポン2通り
隣のパッポン2通りへ。
パッポン2にもバーが多い。
むろん、すべてクローズだ。
ピンクパンサーもシャッター。
シーロム通り側のパッポン2入り口では、カバン屋が営業していた。
パッポン1と2で営業しているのはこのカバン屋くらいだ。
パッポン2内部は廃墟感がただよっている。
元エレクトリックブルーは、XXX Loungeとなっていた。
ギャルギャルギャルの文字が気になるが、その扉は固く閉ざされている。
長らく閉店して朽ち果てていくバーたち。
パタヤのウォーキングストリートも廃墟と化しているが、パッポンもひどい。
アソークとナナの間も寂しいものだったし、タニヤもひどいありさまだが、パッポンの現状はそれ以上にひどく感じた。
まとめ
パッポンは今や壊滅した。
誰もいない、何もない。
むろんロックダウンが解除されれば営業再開する屋台があるかもしれないし、バーの再開が許されれば、いくつかのバーは営業するだろう。
でも、すべての店が再開することはない。
パタヤのウォーキングストリートと事情は同じだ。
長期滞在や在住の外国人がパッポンに遊びに行くことは稀だろう。
一般的な外国人観光客がタイに戻ってこないかぎり、元のように営業再開することはない。
パッポンが復活するのはいつになるのか。
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