タイでワクチン接種を受けると、外国人であってもモープロムという専用アプリへの登録が可能となった。
ワクチン接種履歴やデジタルでのワクチン接種証明書が表示されるようになる。
10月以降には、デジタルワクチン接種証明書がないと、ショッピングモールやレストランといった施設への入店が規制されるという話が出てきている。
実際にどこまで厳しく導入されるかはまだ不明だが、タイで生活していく上で備えておく必要がありそうだ。
このモープロムの登録方法と詳細について、在タイ日本大使館がお知らせを出している。
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ワクチン接種証明アプリ「モー・プロム(Mor Prom)」の登録方法について
以下、在タイ日本大使館からのお知らせを引用。
タイ国内において行動規制が緩和される中で、今後は様々な場面においてワクチン接種証明が求められることが想定されます。
その際に、電子的にワクチン接種を証明するものとして、タイ保健省が提供しているワクチン接種証明アプリ「モー・プロム(Mor Prom)」の導入が進んでいますので、同アプリの登録方法等について概要をお知らせします。「モー・プロム(Mor Prom)」の概要(タイ保健省による説明)
* 同アプリを利用して各人のワクチン接種情報等を一元的に管理していく方針。
* タイ在留外国人においても、1回目のワクチン接種時に病院にて発行される、2回目接種予約票に記載がある13桁のID番号を利用して登録が可能。13桁のID番号がない方は、接種を行った病院に問い合わせていただきたい。
* 既にタイ政府が9月8日に発表した国内線利用時のチェックインにおける提示に加え、今後、レストランや商業施設等の入店等、様々な場面において、いわゆる「グリーンカード」として、このアプリの活用を想定している。
* 同アプリに反映できるのはタイ国内で接種したワクチン情報のみであり、タイ国外で接種したワクチン情報は反映できない。「モー・プロム(Mor Prom)」アプリ登録方法
こちら(https://www.th.emb-japan.go.jp/files/100235999.pdf)をご参照ください。
引用元:https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20210921.html
デジタルワクチン接種証明書とデジタルヘルスパス
モープロムの登録方法は、以前にタイ政府広報が詳しく説明していた。
特に難しいことはなく、1回のワクチン接種を終えていれば、登録できる。
(ワクチン接種センターで接種した人などは2回接種を終える必要あるという話もある。)
関連記事:タイ在住外国人向けのジタルワクチン接種証明書取得方法
ただ、実際に2回接種を終えないと、デジタルワクチン接種証明書は表示されない。
今回の日本大使館のお知らせでは、そのデジタルワクチン接種証明書についても説明があった。
このような書式となるようだ。
右上にはQRコードも出ている。このQRコードを読み取れば、本当に登録済みであるのかを即座に確認できるシステムとなる。
タイで発行されるワクチンパスポートとほぼ同じ様式のようだ。
また、デジタルヘルスパスについても解説があった。
ディジタル・ヘルス・パス (Digital Health Pass)
このディジタル・ヘルス・パスをタップすると、ワクチン接種証明と RT-PCR/ ATK で の新型コロナウイルスの検査結果が表示されます。既に9月8日にタイ国内線利用時にチェックインに際して同アプリを利用する旨タイ政府からアナウンスがありま した。また、今後レストランや商業施設等に入店する際にもこのパスの提示を求められることがあります。(現在、引き続きシステムを改良中とのことです。)
名前とパスポート番号が表示され、QRコードも添えられている。
たとえば国内線搭乗ならチェックインカウンターで、デジタルヘルスパス登録情報が本当かどうかをすぐに確認できるようになっている。
店舗入店の際でも活用できるというわけか。
10月以降にレストランなどの高リスクとされる施設を利用する際は、ワクチン接種証明書や陰性証明書の提示が必須となるかはまだ正式決定していない。
一部ゴルフ場などの施設では、すでに証明書提示が求められることがあるようだ。
国内線搭乗では、目的地によっては証明書提示が必須だ。プーケット行きのフライトではワクチン接種証明書と陰性証明書がないと搭乗を拒否されることがある。
さすがにすべてのレストランや食堂でワクチン接種証明書の提示を求められることは考えにくい。
かりに義務化されても、実際には徹底されることはないだろう。
でも、状況によっては証明書の提示を厳しく求められるケースは出てくるはずだ。
これからのタイ生活ではモープロムが必要となってきそうだ。
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