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タイ国内情勢

タイ入国制限緩和、ゾーニング見直し、規制緩和、店内飲酒と娯楽施設再開について

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本日11月26日にプラユット首相を議長とするCCSA本会議が開催される。
12月1日以降の規制措置などについて話し合われることになっている。
本会議開催前に、提案内容がいくつか明らかになった。
むろんすべては提案段階であり、そのまま決定されるのかわからない。

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非常事態宣言延長について

タイの非常事態宣言は何度となく延長されているが、現在の有効期限は11月末までとなっている。
CCSA本会議にて非常事態宣言の延長が検討されることになっているが、ほぼ間違いなく延長決定となりそうだ。

ゾーニング変更、規制緩和

先だってのCCSA会見で言及されていたが、12月1日以降の県ごとのゾーニング指定が見直されることになっている。
現在のダークレッドゾーンがレッドゾーンに引き下げて、それにともない、夜間外出禁止令がすべての県において撤廃されるという案が出ている。
パタヤのあるチョンブリ県は現在レッドゾーンだが、これも引き下げられる可能性あり。
バンコクは11月より、観光パイロット(サンドボックス)県=ブルーゾーンとなっている。
パタヤはサンドボックスエリアに指定されており、12月1日からは県内エリア限定でブルーゾーンとなるかもしれない。

ゾーニング見直しとともに規制緩和も検討。
とはいえ、ダークレッドゾーン以外では、日常生活に関してはほぼ通常通りとなっている。
チョンブリ県では、レストランなどの施設の営業は午後11時までだが、コンビニは24時間営業可能。ただし、レストラン店内飲酒は不可。
もしチョンブリ県のゾーニングが引き下げられるか、パタヤがブルーゾーンとなれば、さらに規制緩和が実施されるかもしれない。

店内飲酒と娯楽施設再開

店内飲酒については、現在、バンコク、プーケット、サムイなど一部ブルーゾーン(観光パイロットエリア、サンドボックスエリア)のみで認められている。
同じくサンドボックスエリアであるパタヤでは店内飲酒が認められていない。
パタヤのレストランや娯楽施設協会からは、公平性を求める声が噴出している。
バンコクとプーケットで認められているのに、同じ観光パイロットエリアであるパタヤで認めらないのは不公正だ。
もはや限界だから、一刻も早い再開を認めてほしいと、パタヤ市あてに嘆願書がいくつも提出されている。
パタヤ市では県ならびに政府に要望を伝え続けるとしているが、政府と県の決定がないと、市独自で判断で再開を認めることができない。

本日のCCSA会議では、店内飲酒と娯楽施設再開についても、検討されるとのことだ。
まず、店内飲酒については、12月1日よりブルーゾーン内での再開可能エリアが増える可能性がある。
バンコクでは、SHA認証ならに保健省の基準を満たせばレストラン店内でのアルコール提供が認められている。
これと同じように仕組でパタヤでも認められるかもしれない。
かりにCCSAが再開を認めても、最終判断はチョンブリ県知事が下すことになる。

そして、娯楽施設の再開についてだ。

当初の再開は12月1日と言われていたが、いきなり来年1月15日まで閉鎖を継続すると発表された。
が、その後、業界からの嘆願が頻発し、国家安全保障会議から娯楽施設再開について再検討するよう指示が出た。

CCSAでは、バンコクの娯楽施設の準備状況を調査。
すると、23%の施設が再開準備できているとの結果となった。

関連記事:バンコクのナイトライフ娯楽施設の再開準備率は23%

再開準備が整っているという判断は、Thai Stop Covid 2 Plus基準に従っていることとなっている。

つまり、このThai Stop Covid 2 Plusさえクリアすれば、娯楽施設の再開が可能ともいえる。

本日のCCSA本会議では、ブルーゾーンでの娯楽施設の12月16日再開が検討されるという話が出ている。
さすがに12月1日再開はないが、16日ならば再開はありうる。
条件は、Thai Stop Covid 2 Plusを満たすことが最低条件となりそうだ。
おそらくは、全従業員のワクチン接種、定期的ATK検査、さらに客側のワクチン接種もしくはATK陰性証明書提示などが求められそう。

とはいえ、これらはあくまで検討段階というか提案するかどうかという段階だ。
現時点では何ひとつ決定していない。

入国制限緩和:PCR検査からATK検査へ

12月1日以降のタイ入国制限緩和もCCSA本会議にて提案される予定だ。

まず、タイ全国伝染病委員会にて12月1日開始の開国計画第2フェーズ承認を決議された。
これをもって、保健省がCCSA本会議にて入国制限緩和を提案するという。

現在、タイ隔離免除措置でタイに入国する場合、到着時のPCR検査が義務付けられている。
このPCR検査をより簡便な抗原検査に変更するという提案がなされる。
おそらくはATKと呼ばれる簡易検査キットを用いた検査となりそうだ。

ATKだと、ものの5分程度で、検体採取から結果判明まで可能。
現在のPCR検査方式だと、結果判明まで隔離ホテルで一晩待機する必要がある。空港到着時のATK検査が実現すれば、旅行者にとっては大幅な時間削減となる。

また、現行の空路入国以外にも、陸路と海路での入国ポイントを増やす提案も行うという。
隔離免除入国(Test&Go)での到着者の陽性率は0.08%と非常に低いため、入国経路の増加は可能としている。

タイ開国第2フェーズでは、現行のサンドボックスエリア17県から、さらに16県を追加することが予定されている。計33県となる。
また、ワクチンを接種していない旅行者への強制隔離期間をさらに短縮する案も出ている。現行では、空路入国で10日、陸路入国で14日だが、これを7日と10日に短縮する。

11月26日午前0時時点で、タイランドパスは、「12月15日以降にタイ到着予定の登録は一時停止中で12月1日より再開予定」といった旨の表示がなされている。

本日のCCSA会議でなにかしらの変更がされるという前触れなのかもしれない。正式決定というところだろう。
12月1日か、もしくは12月16日あたりに大きな変更点ありそうだ。

まとめ

すべては提案段階にすぎない。
非常事態宣言の延長はほぼ確定的だが、あとはどうなるのかまったくわからない。
特に娯楽施設の再開については、あまりにもデリケートな状況だ。
一足はやくナイトライフが実質的に再開されたプーケットのバングラ通りでは感染者が増えている。
パタヤの音楽フェスティバルでは感染防止対策を怠ったグループから多くの感染者が出ているという。
早期の娯楽施設再開が認められるのか、まったく予断を許さない状況にある。
12月1日の娯楽施設再開はありえないにしても、12月16日に限定的に再開される可能性は残されている。
本日のCCSA本会議後の会見にて決定事項が発表される。要注目だ。

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