5月17日より規制緩和第2フェイズが実行されたタイ。
ショッピングモールが再開し、街に活気が戻りつつある。
庶民の足ともいえる長距離バスは本日18日より運行再開。
鉄道も路線を増やす。
エアポートレイルリンクも時間を延長して運行。
トランスポート社の長距離バス
本日5月18日より、国営バス会社のトランスポート社が県をまたく長距離バスの運行を再開させる。
トランスポート社は、ボーコーソーと呼ばれる。
ボーコーソーだけでバスターミナルを意味するほど、タイでは完全に根付いている。
1930年に前身である会社が設立され、第2次世界対戦中に国営となり、名称を現在のThe Transport Com., LTDに変更したという長い歴史を持つ会社だ。
詳しい歴史を知りたい人はトランスポート社の公式HPでどうぞ。
⇒http://www.transport.co.th/index.php/th/history-english.html
本日より運行再開となる路線は、バンコク発北部タイ行き、イサーン方面行き、およびタイ東部行き。
北部方面行き
バンコク-チェンマイ
バンコク-チェンライ
バンコク-ウッタラディット
バンコク-スコータイのサラチット
バンコク-タークのメーソット
バンコク-ペチャブーンのロムカオ
バンコク-カンペーンペット
イサーン方面行き
バンコク-ノンブアラムプー
バンコク-サコンナコーン
バンコク-ルーイのチェンカーン
バンコク-スリン
バンコク-ブリーラム
バンコク-シーサケートのカンタララック
バンコク-サーサケート
バンコク-スリンのラタナブリー
東部方面行き
バンコク-チャンタブリー
なお、南部方面行きは6月1日から運行再開。
スラーターニーのサムイ島、プーケット、トランといった路線が予定されている。
感染防止策とソーシャルディスタンスは厳しく行われる。
すべてのスタッフは始業前にスクリーニング検査を受け、勤務帳は常にマスクを着用。バスは定期的に消毒し、運行後には毎日1,2時間の日光の下にさらしておく必要あり。
乗客へのスクリーニング検査はすべての乗り場で実施され、体温が37.5度を越えると乗車は拒否される。
バス乗車中はつねにマスクを着用。
県をまたぐ移動をする場合は、医療チェックの追跡のため、個人情報を提供する必要がある。
⇒TAT
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タイ国鉄
タイ国鉄(SRT)も本日5月18日より長距離路線を再開する。6月17日までの30日限定となる。
バンコク-チェンマイ
バンコク-ウボンラーチャターニー
バンコク-ノンカイ
バンコク-ハジャイ
ただし、ハジャイ行きは手前のナコンシータマラートまで。ハジャイのあるソンラクーとパッタルンではいまだに封鎖が続いているため。
また、近距離路線や普通列車の34路線を5月18日より再開。こちらは期限なし。
線路脇の市場で有名なメークロン路線も再開する。
バス同様に感染予防対策とソーシャルディスタンスを実施。
列車のチケットは、総座席数に対して50%までしか販売できない。再開する列車はすべてエアコンなしの扇風機のみ。
また列車内での飲食販売は禁止。3時間をこえる長距離移動する乗客は自分で飲食物を用意しておく必要がある。
県をまたいで移動する乗客は健康チェック追跡のための個人情報を提供しなくてはいけない。
⇒TAT
エアポートレイルリンク
5月17日より、エアポートレイルリンクは運行時間を延長させた。
これは夜間外出禁止時間帯の短縮を受けてのもの。(午後10時から午後4時だったものが、現在は午後11時から午前4時に)
エアポートレイルリンクの運行営業時間は、午前5時半から午後10時半までとなる。
(以前は午後9時半までだった)
なお、パヤタイからスワンナプーム空港へ向かう最終電車は午後10時発とのこと。
まとめ
すでに多くの空港は再開済み。むろん国内路線にかぎられるし、便数もまだまだ少ない。プーケット空港はいまだ閉鎖されたままだ。
それでも確実に動き出している。
本日からのバスと列車の再開によって、制限はあるものの、さらに長距離移動が可能となってきた。
パタヤのショッピングモールも再開されている。
イサーンなどの実家に身を寄せていた人たちも戻って来やすくなった。
時間はかかるが、ゆっくりと着実にタイは元の生活を生活を取り戻しつつある。
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