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日本の水際対策緩和検討、日本入国者上限を2万人へ、空港検査免除で陰性証明書継続か

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日本の水際対策緩和の検討が進んでいる。
あくまで政府内の検討レベルではあるが、いくつか案が浮上してきた。
一つには、日本入国者の1日あたりの上限数を2万人に引き上げるという。
また空検査は免除し、陰性証明書は継続する案も出ている。

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入国者上限引き上げと空港検査免除

今月5日に岸田首相が、ロンドンでの演説で「6月にはG7諸国並みに円滑な入国が可能となるよう水際対策を緩和していく」と発表した。
その後、政府内部からいろんな情報が出てきたが、まだ正式設定はしていない。
外国人観光客の受け入れは段階的に再開していくとのことだが、現状では観光鎖国は継続だ。
「円滑な入国」がとりあえずの目標のようだ。

昨日の報道では、日本政府内では、1日あたりの入国者数上限を現在の1万人から2万人へ引き上げへ調整中とのことだ。
毎日新聞の報道では6月中に実施。産経新聞では6月1日適用予定としている。

入国対象者は、現状通りとする方向のようで、やはり外国人の観光目的での入国は不可のまま。
ただ、観光客は100人単位の限定的なツアーの受け入れる案も出ている。
今さら団体ツアーで誰がやって来るのかと思うが、日本政府の方針はそうなっている。

気になるのは入国時の空港検査だ。
現行の入国者上限が1万人でも、到着便が集中する時間帯では混雑している。
特に利用者の多い成田空港はひどい。
ゴールデンウィークでは予想よりも混乱は抑えられたようだが、それでも3,4時間待ちは発生している。
これが2万人に引き上げられると、空港内の混乱は必至だ。
円滑な入国どころではない。

そこで、空港内混雑を回避するため、出国前検査やワクチン接種者の検査免除などを利用して、簡素化する案も出ているとのことだ。

出国前検査は事前のPCR検査陰性証明書ということになろう。現在でも陰性証明書は必須だが、6月以降も継続となる公算が高い。

ワクチン接種済みであれば空港検査を免除とする案については、他にいくつかの条件が考えられる。

入国者全員が一律で検査免除としないのであれば、なんらかの条件をつけることになる。

・ワクチン2回接種済みを条件とする
・ワクチンブースター接種を条件とする
・感染非指定国からの入国を条件とする
・感染非指定国からのワクチンブースター接種済みを条件とする

現行水際対策で待機免除措置は、感染非指定国からのワクチンブースター接種済み者の入国にかぎり適用されている。
もしワクチン接種を条件とするならば、やはりブースター接種が求められることになりそうだ。

むろん、まだ何も正式決定していない。
事前の陰性証明書取得も空港検査も一気にすべて廃止となる可能性もある。
ただ、現時点で表に出ている情報から推測すると、入国者上限の引き上げと空港検査の一部免除が実現しそうな雰囲気だ。

陰性証明書の継続の影響

空港検査が免除となっても、事前の陰性証明書取得義務が残ると仮定する。

たしかに、空港検査がなくなれば日本入国はスムーズになるだろう。
検疫手続きの書類チェックはあるが、ファストトラックで事前登録しておけば、多くはスルー可能。
一番時間がかかるのが、検査と結果判明までの待ち時間だ。この時間がなくなれば、入国手続きは断然早くなるだろう。
G7並みと言えるかは別にして、現行よりも円滑化するのは間違いない。

事前の陰性証明書取得は、それぞれの出発国で実施することであり、日本入国時の検疫手続きにはほとんど関係ない。
ファストトラックで陰性証明書は事前登録できる。

海外から日本へ入国希望の人にとっては、日本入国はスムーズになる。

出国前のPCR検査で陽性となったら旅行日程をずらすしかないが、実害はそこまで大きくないだろう。日を改めて日本行きを調整すればいい。
それぞれの国で検査陽性者に対する隔離措置は異なるにせよ、無症状であれば、自宅隔離で済むはずだ。
自分が住んでいる国での感染確認であり、そこまで大きな問題とならない。

が、一番困るのが、海外旅行に出ている日本人旅行者だ。
海外旅行先で日本帰国用陰性証明書取得のためにPCR検査を受けないといけない。
もし陽性結果となれば、それぞれの国で定める隔離治療措置を受ける必要がある。
タイではPCR陽性で感染確認ということで、原則10日間の隔離が必要だ。
在住者であれば自宅隔離も選択可能だが、旅行者だとホテルや病院に隔離治療することになろう。
陰性結果に転じるまでは、日本行きのフライトには搭乗できず、帰国は大きく遅れることになる。

日本人旅行者にとっては、陰性証明書を廃止して、日本到着時検査を継続してもらったほうがありがたいといえる。
日本の空港検査で陽性となってもやはり隔離治療は必要だが、そこは母国でのこと。特に不安もないだろう。
言葉が完璧に理解できるわけではない異国の地でいつ開放されるのか帰国できるのかと不安のまま隔離されるよりよほどいい。

海外渡航先で感染して隔離されてしまっては、日本で会社勤めをしている人にとっては大問題だ。
空港検査で陽性となっても、ちゃんと帰国さえできていれば、あとの手配はしやすいだろう。

岸田首相の発表した方針は、G7諸国並みに入国をスムーズにするというもの。他のG7諸国からのビジネス渡航を促すためのメッセージにも聞こえる。
外国人観光客も、さらには日本人海外旅行者のことはあまり考えていないように思える。
優先順位は、海外からのビジネス・留学目的での入国をスムーズにすることにあるようだ。

まとめ

入国者上限が2万人の引き上げられれば、販売できる座席数も増加する。
フライトによっては航空券の価格が高くなっているが、これも抑制できそうだ。
空港検査の廃止と陰性証明書の継続が6月以降実施されるならば、外国人旅行者にとってはスムーズな日本入国が可能となる。事前検査で陽性だったら日本行きの時期をずらせばほぼ解決だ。
日本人旅行者の帰国には事前の陰性証明書取得が最大のネックとなる。日本帰国時手続きはスムーズに進んでも、事前の陰性証明書取得のための検査で陽性となれば、その帰国自体ができなくなる。
陰性証明書と空港検査のどちらも廃止にならなければ、日本からの海外旅行はまだまだ厳しい。
特に休暇日数のかぎられた会社員の短期旅行者はリスクが高いままだ。
日本の水際対策緩和措置はまだ正式決定していない。あと1-2週間で最終発表するとのことだ。
もうしばらくは様子見しておこう。

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