4月1日よりタイ入国規制が緩和されることが決定した。
出発前の陰性証明書取得が不要なった。
すでに3月1日からはTest&Go要件の一部が緩和済みで、日本入国時の隔離は条件付きながら不要となっている。
日本からタイへの旅行者が増えてきている。
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タイ入国者トップ10に日本がランクイン
昨日のCCSA会見にて、海外からのタイ入国旅行者数が発表された。
2022年3月1日から3月17日のタイ入国者は、142,788人。
Test&Go利用が125,362人で圧倒的に多い
サンドボックスが14,982人、強制隔離が2,444人だ。
入国者142,788人のうち、タイ入国後の検査で陽性となったのは1,081人。陽性率は0.76%だ。
出発国トップ10も発表。
必ずしも出発国=国籍というわけではないが、多くが自国からの出発のはずだ。
1.シンガポール 10,329
2.ドイツ 10,066
3.イギリス 8,116
4.アメリカ 6,952
5.フランス 6,597
6.UAE 5,788
7.オーストラリア 5,173
8.ロシア 4,694
9.イスラエル 4.016
10.日本 3,074
ひさしぶりに日本がトップ10にランクインした。
昨年11月1日のタイ開国当初はランクインしていたが、その後脱落。今回はひさびさの返り咲きだ。
1日あたり180人が日本からタイに入国している計算となる。
3月1日からTest&Goの要件が緩和されている。昨年11月のTest&Go開始時とほぼ同じ条件に戻った。
そして、日本の水際対策が大幅に緩和された。
タイからの日本帰国では、ブースター接種済みであれば待機はゼロとなった。ブースター接種なしでも最短で自宅待機3日間でいい。また空港から公共交通機関を使っての移動もできるようになった。
やはり、日本側の待機が不要となったことが、タイ旅行する日本人が増えた最大要因だと思う。
昨年のTest&Go開始時は、仕事や家庭などでタイに戻る理由がある人や、長期滞在者がメインだったはず。この頃は、日本帰国時には14日間待機が必要だった。一般的な会社員にとってタイへの短期旅行は絶望的だった。
今回は短期旅行者が増えてきたということだろう。
3月1日以降に新しいTest&Goでタイランドパスを申請して、3月中旬から実際にタイへ旅行する人が出てきている。
短期間で帰国し、隔離ゼロで自宅に戻り、早々に職場や学校へ行くことができる。
実際、パタヤでは明らかに日本人観光客の姿を以前より多く見かけるようになった。
さらに4月1日からは日本出発前の陰性証明書取得が不要となる。
タイランドパス要件は変わらないが、日本出発72時間以内の陰性証明書は不要。
これだけでも手間はかなり減少するうえ、金銭的負担も軽くなる。
よりタイ旅行が近づく。
新たなリスク
タイ旅行のおけるリスク評価はこちらから。
関連記事:タイ旅行のリスク:PCR検査と国内感染とフライト濃厚接触
4月1日以降出発では、この内容から日本出発前PCR検査をはぶく。
ただ、事前の検査が不要となったことで、タイ到着時の検査で陽性となってしまう可能性は増すかもしれない。
無症状のままでも陽性判定はありうる。
日本の事前検査で陽性となったならば、出発前ということで、フライトキャンセルやホテルキャンセルなどの対応はできなくもない。
自宅や病院での隔離治療は必要だが、日本国内だと安心だ。
でも、タイ到着時の検査で陽性となれば、タイの病院やホスピテルで10日間の隔離治療が必須となり、短期旅行ならここですべて終了となる。帰国フライトも変更しないといけない。
リスクをへらす意味では、日本出発の2日ほど前に念の為に検査を受けておいたほうが無難かもしれない。
特に短期旅行者ならばなおさらだ。
最近は3000円以内のPCR検査場が増えているし、東京や大阪では無料検査も受けられる。
英文陰性証明書は不要で、あくまで旅行前の確認のための検査だ。
現在、日本からのタイ入国者ではほとんど感染者は確認されていない。この数日間ではゼロだ。
日本出発前のPCR検査で陽性だった人は当然入国していない。タイ入国予定で、事前検査陽性により、旅行を断念した人がどれほどいるかはわからない。
実際にはかなり少ないだろうけど、ゼロではないはずだ。
日本出発前に検査した上でタイ入国した人からはほとんど検査陽性者が出ていない。これはタイ政府発表によって裏付けられている。
4月1日以降にタイ入国予定の人で、リスクはなるべく減らしたいと考えているなら、出発前の自主的な検査をしたほうがいいかもしれない。
長期滞在者ならそれほど気にしなくともよさそうだ。
タイ到着時検査で陽性となっても、10日間の隔離(治療費は保険対応)の後で自宅に戻ればいい。
がんばれ日本のタイ好き旅行者
3月1日より、日本とタイの隔離無し短期観光旅行は実現可能となっている。
現実に日本からのタイ旅行者は国別トップ10入りした。
でもやっと10位。
戦争当事国のロシアよりも少ない。
4月1日からは、事前の陰性証明書取得が不要となる。
リスク評価は人それぞれだが、タイに行きやすくなるのは間違いない。
これまでタイ旅行を諦めていた人も、そろそろ本気で検討していもいいだろう。
まずは、タイランドパスの申請から始めよう。そのためには準備も必要となるが、それほど難しくはない。
概要と流れを理解すれば、案外簡単にできる。
タイ入国もスムーズだ。
これから旅行者が増えていけば、タイ到着時のタイランドパス手続きが混雑していくだろうけど、今はまだ大丈夫。
さくっと抜けることができるだろう。
パンデミック前まではタイへの観光客でぶっちぎり最大シェアとなっていた中国人はまだタイに戻っていない。ずっとランク外のままだ。
昨年のタイ開国以来、最大の旅行者数だったロシアは激減中で、ランクも落ちてきている。
はっきりいって、中国人をはじめ団体旅行者のいない現在のタイ、特にパタヤは快適そのものだ。
かれこれ2年以上タイ旅行を断念してきたタイ好きは多いはず。
今やお膳立ては整いつつある。
リスクはあるが、旅行自体のハードルは大きく下がった。
海外旅行にはリスクはつきものだ。
リスクと向き合いながら、タイ旅行を検討すればいいと思う。
2020年3月以来、今は最大にして絶好の機会が到来している。
がんばれ日本のタイ好き旅行者。
中国人たちは政府に制限され、ロシアは勝手に自滅した。
今の主要観光客は欧米からやって来ている。
ファランに負けるな。
ファランたちは、いいか悪いかは別にして、感染のことなんか全然気に留めていない。
ただひたすら旅行を楽しんでいる。
一部のファランのような傍若無人ぶりと無分別にならずとも、普通に旅行を楽しむことはできる。
そろそろ日本人も普通に海外を楽しむマインドに切り替えたほうかもしれないし、ルール上も隔離無し旅行ができるようになった。
あとは本人次第だ。
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