現在のタイ入国には書類が多く必要だ。
大半はタイランドパス申請時にアップロードするため、タイ入国時に記入する書類は少ない。
記入する必要があるのは機内で配られるTM6(出入国カード)くらいだ。
が、読者の方からの情報提供をいただいた。
タイ入国時の記入書類が増えたという。
簡単に紹介しておく。
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タイ入国時の書類追加
読者の方の情報では、スワンナプーム空港到着後の最初のチェックポイントで新たな書類を渡されたという。
最初のチェックポイントは、タイランドパス審査ゲートの手前にある椅子がずらりと並べられているエリアのことだ。
まずここに座って最初の書類チェックを受けるが、その際に記入しておくようにと一枚の書類を渡されたそうだ。
現物(読者さん提供)
The Order of Communicable Disease Control Officer at Port Health and Quarantine
港保健検疫における伝染病管理官の命令
検疫官からの命令書という形だ。
本来ならば検疫官が記入と署名して、入国する乗客(Passenger)がAcknowledged(承認)してサインをして完成する書類となる。
実際には乗客が必要事項を記入することになる。
内容はいたって簡単なものだが、見本を少し添えておく。
便名(TGXXX)、シート番号(32A)、入国港(Bangkok)、入国日(01/04/2022)、国籍(JAPANESE)、出発地(Tokyo/JAPAN)
「出発地は国内感染が存在しており、症例に接触している疑いがある。よって、伝染病管理法の下で上記の者に対して検疫官は以下のように検疫措置を命ずる。」
・隔離○日間
・Test&Go
・サンドボックス
(いずれかにチェックを入れる)
「Test&Goとサンドボックスでは滞在0-1日目にRT-PCR検査を受け、滞在5-6日目にATK検査を受けなければいけない。」
at(Accommodation)は、滞在初日のホテル名を記入する。
「上記の者は、滞在7-10日が完了するまでタイ国内で監視対象であり続ける。」
最後にPassenger欄にサインする。
以上。
別にわざわざ書類にしなくても、タイランドパスに登録された内容にボーディングパスの半券を加えて提示すればいいだけのもの。
いただいた情報では、パスポートコントロール時に記入済み書類を提出する必要があり、最後にはスタンプを押して返却されたということ。
出国時のこの書類を再度提出する必要があるかどうかは不明。念の為、出国時のパスポートコントロールで渡せるよう手元に置いておくか、出国カードと同じようにパスポートに挟んでおいたほうがいい。(勝手な予想ではたぶん不要だが)
ちなみに、ボーディングパスの半券は、パンデミック以前の通常時でもパスポートコントロールでは提示せよと言われることが多かった。
タイランドパスシステムになってからも同様。
特に同じフライトに感染者が出た場合の濃厚接触の特定には座席番号が使われるため、ボーディングパスが重要だ。
今回の書類も座席番号の登録がメインのような気もする。
あとは入国後に隔離検疫や監視について文句を言う人が現れた人への牽制かもしれない。命令書にサインしたのだから文句言うなと。
ちなみに、タイの濃厚接触者認定ルールでは、同じフライトの左右隣の席に感染者が座っていた場合に適用される。前後列は関係ない。すぐ隣に座っていた場合のみだ。
濃厚接触者の隔離は、自宅待機7日間+自己経過観察3日間となっている。この間に2回(5-6日目、10日目)のATK検査を実施する。
なお、今回の検疫官命令書類は、フライトによっては機内で渡されることもあるようだ。
TM6(出入国カード)と一緒に渡されるのだと思う。
どちらも機内で先に記入しておけばいい。
降機後のチェックポイントで渡されたらその場で書きましょう。
特に気にするほどの内容ではないので、さくっと書いてしまうのがいいかと。
これまた勝手な予測だが、どうせすぐに廃止されるような気がしてならない。
タイランドパス登録方法はこちらから
⇒Test&Goでのタイランドパス申請方法解説(3月1日最新版)
ワクチンパスポートについてはこちらから
⇒日本とタイを隔離なし往復するためのワクチンパスポートについて
基本的に必要書類はすべて紙に印刷しておき、日本とタイそれぞれの出入国時に素早く提示できるようにしておくのがベター。
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