3月2日夜に日本の新たな水際対策措置が発表された。
感染指定国の見直しにより、強制隔離の対象となる国が変更される。
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新たな水際対策措置
3月5日午前0時以降、ベトナムからの帰国・入国では、これまでの待機無しから、検疫所宿泊施設での3日間待機となる。
つまり、ベトナムは感染指定国となり、強制隔離3日間が適用される。
3月1日からの水際対策措置では、感染指定国からの帰国であっても、ブースター接種済みであれば、強制隔離は免除され、自宅待機が可能となる。原則7日間待機だが、3日目に自主的に検査して陰性であれば以降の待機は不要となる。
ブースター接種済みでない場合は、3日間強制隔離が必須で、3日目の検査で陰性であれば待機期間は終了となる。
強化される国もある一方的、緩和される国もある。
3月3日午前0時以降に、感染指定国から解除され、強制隔離が不要となる国が発表された。
アラブ首長国連邦、アルバニア、イスラエル、イタリア、英国、オマーン、カナダ全土、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ブラジル(サンパウロ州)、フランス、レバノン
これらの国からの帰国では、ブースター接種の有無に関わらず強制隔離は不要で、自宅待機となる。
空港から公共交通機関を使って自宅まで移動してもいいことになっている。
自宅待機は原則7日間で、3日目の自主検査で陰性であれば、以降の待機は不要。
今回の発表で、強制隔離の対象である感染指定国は、26の国と地域となった。
イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダなど主要国が指定解除されたのは大きい。
タイからの日本帰国
タイは3月1日午前0時より感染非指定国となっており、今回の新たな措置でも非指定国のまま。
つまり、タイから日本に帰国する際は、強制隔離は不要。ブースター接種済みであれば、自宅待機も不要で、空港検査で陰性であれば、空港を出て即自由行動可能だ。隔離や行動制限はない。
ブースター接種済していない場合は、原則7日間自宅待機で、3日目に自主検査をして陰性であれば以降の待機は不要となる。実質的に待機3日間だ。
関連記事:タイから日本帰国時の待機不要、日本タイの隔離無し往来可能に
今回の水際対策措置変更では、タイは感染指定国になることは免れた。
ベトナムでは感染拡大が起きており、新たに指定国となったようだ。
タイでは、1日あたりの新規感染確認例は2万人を超えた水準で推移している。
新たな感染爆発が起きれば、タイがふたたび指定国となる可能性はある。
現状では大丈夫そうだが、このさき何が起こるかは不透明だ。
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