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ビザ・タイランドパス・入国手続き

Test&Go5日目のホテルとPCR検査の返金について

投稿日:


3月1日からタイの新しい入国規則が開始された。
Test&Goやサンドボックスで入国する場合は、これまで必要とされていた滞在5日目のPCR検査が不要となる。Test&Goでは5日目ホテル滞在義務もなくなった。
このルールは3月1日以降の入国に適用される。
ルール変更にまつわる混乱について。

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承認済みTest&Goのホテル返金

新しいTest&Goでのタイランドパス登録は3月1日午前0時に開始された。
申請必要書類では、5日目のホテル予約とPCR検査が削除されている。

関連記事:Test&Goでのタイランドパス申請方法解説(3月1日最新版)

では、3月1日以前に旧Test&Goルールで承認されたタイランドパスを持っていて、3月1日以降に入国する場合はどうなるのか。
これは、新しいルールが適用となり、5日目のホテル滞在とPCR検査は免除される。
わざわざ新しいタイランドパスを申請し直す必要はなく、承認済みのQRコードを使ってそのままタイに入国することができる。

予約済みの5日目ホテルとPCR検査代については、ホテル側が返金を求められることになる。

以下、報道を元に。

2月末までにタイランドパス承認された旅行者は77,851人とのこと。実際に旅行するのは4万人程度との予測もあるが、かなりの数の旅行者が影響を受けることになる。
このうち2-3割はタイ在住者で、自宅があるわけだから、わざわざ5日目のホテルは泊まる必要もなく、PCR検査もいらない。部屋代とPCR検査代の両方の返金を求めることになる。
残りは旅行者で、ホテルの部屋自体は必要なので、検査代の返金だけを求めるかもしれない。
提携病院によりけりだが、PCR検査代はおおよそ2,000バーツ。
ホテル側は病院と交渉して、PCR検査をキャンセルし、旅行者に返金することになる。

ただし、ホテル側には法的な拘束力はなく、返金義務はないとのことだ。
多くのホテルがキャンセル不可というポリシーで予約を受けているはずだ。そのポリシーに従えば返金する義務はない。
観光スポーツ省では、滞在5日目の費用を旅行者に返金するようホテルに協力を求めている。
現金が無理ならば、他のサービスに利用できるバウチャーでの返金も検討してほしいとのことだ。

到着初日のホテル予約とPCR検査と空港送迎は引き続き必要となっている。
初日のホテルは、さらにATK検査キット(迅速抗原検査)を旅行者に提供しなくてはいけなくなった。


(昨年11月のTest&Go入国時に実際に渡されたATK)

このATKは、滞在5日目にPCR検査の代わりに旅行者がセルフ検査するもの。ATK検査結果はモープロムというアプリを通じて報告しなくてはいけない。
モープロムアプリのダウンロードや利用方法についても、初日のホテルが旅行者のサポートをすることになっている。

初日のホテルにとっては負担が増え、ATKキット代などの支出が増えることになる。
政府が頻繁かつ唐突にルールを変更することへの不満の声がホテル業界からは上がっているとのことだ。
2月1日にTest&Goが再開したと思いきや、その1ヶ月にはまたルール変更である。しかも3月1日開始なのに、法的に正式決定したのはその3日前の夜だ。
たった2日で新しい準備をして、返金対応もしなくてはいけない。

TAT(タイ国政府観光庁)では、4月にさらなる規制緩和が見込まれているが、その際には慎重に対応するとしている。
今は負担が増えるだろうけど、長く見れば、旅行業界の利益になるはずだと。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2271691/hotels-hospitals-urged-to-give-travellers-refunds

実際のキャンセル事例

というわけで、2月にタイランドパス承認済みで3月1日以降にタイに入国する場合は、5日目のホテルに連絡して、返金を求める必要がある。
対応がいいホテルならば、ホテル側から返金の連絡が来ているかもしれない。
予約すべてをキャンセル返金扱いしてくれるところもあるだろうし、PCR検査代だけを返金してくれるかもしれない。
返金方法についても確認する必要がある。

当ブログの読者の方から情報が寄せられた。
2月にタイランドパス申請して、入国は3月上旬。
新しいTest&Goルールが正式決定し、ホテルからさっそく返金の連絡が来たそうだ。
返金はPCR検査代(2600バーツ)のみ。ホテル宿泊はそのまま残るとのこと。

この場合の返金方法はおそらくホテルでそのまま返金を受ける形になりそうだ。
PCR検査代だけを返してもらい、ホテルの部屋にはそのままチェックインして普通に滞在すると。

もしも、部屋代も含めてすべてキャンセルと返金となれば、少しややこしい。
アゴダで予約していれば、アゴダ側で予約そのものをキャンセル扱いにし、クレジットカード会社を通して返金が受けられるかもしれない。
ホテルへ直接予約の場合でも、クレジットカード払いしているはずで、やはりクレジットカード会社経由となりそうだ。
旅行者がタイに銀行口座があれば、送金という形も取れるかもしれないが、ホテル側が一方的に手数料で損をすることにもなりかねない。
ホテルとしてはなにかと面倒だ。
そんな事情もありバウチャーでの返金も検討されているのだろう。

2月中に入国の場合は?

2月下旬にTest&Goでタイに入国し、3月1日以降に滞在5日目を迎える場合はどうなるのか?
新しいTest&Goルールは3月1日からの入国に適用される。
よって、2月中に入国済みの場合は、新しいルールの適用外。
つまり、3月1日以降であっても、予約したとおりの5日目ホテルに滞在し、PCR検査を受ける必要がある。そもそも、ATK検査キットは受け取っていない。

これも読者の方から情報が寄せられた。
2月25日にTest&Goでタイに入国し、3月1日が滞在5日目にあたるケースだ。ホテルに問い合わせたところ、ホテルに滞在する必要があるとの答えが返ってきたそうだ。
実際に3月1日にホテルにチェックインし、すぐにPCR検査の検体採取をされ、翌朝検査結果が出ると言われたとのこと。
やはり、5日目のホテル滞在とPCR検査はそのまま必要となっている。

ただ、ホテルによっては運用が異なるケースは考えられる。
該当する人は念の為ホテルに確認を取ったほうがよさそうだ。

(追記)
別の方から情報が寄せられた。
2月25日にTest&Go入国し、3月1日が滞在5日目にあたる。ホテルに問い合わせたところ、PCR検査もホテル待機も不要との答えが得られたそうだ。
ホテルによって対応が異なる。

まとめ

ルール変更される前後のタイミングは混乱しがちだ。
いや、しがちではなく、必ず混乱する。
現場の運用が右往左往する。
誰も正解がわかってなかったりもする。タイではお約束だ。

4月にはさらなる規制緩和が検討されることになっている。
出発前72時間以内のPCR検査陰性証明書が不要になるか、タイ到着時のPCR検査がATKに変更される可能性もある。初日のホテル滞在も不要になるかもしれない。
どのようなルール変更があるかはまだ何も決まっていない。
4月に変更があれば、また混乱するだろう。でも前向きな混乱なら歓迎しよう。

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