タイ全土でバーやパブやカラオケといった娯楽施設は閉鎖されている。
レストラン店内飲酒が認められるのは、バンコクやチョンブリやプーケットなどのブルーゾーンのみだ。
パタヤでは、レストランという名目で多くのバーやパブが営業再開を果たした。あくまでレストランだが、実態はバーだ。
閉店時間は午後9時。
これを超えて営業を続けると摘発対象となる。
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パタヤの摘発相次ぐ
ここ数日パタヤでは毎夜ごとのパトロールが強化され、逮捕者が続々と出ている。
(Pattaya City Policeより)
1月11日の深夜にはサードロードのジャッキーカラオケが摘発された。
店内には客が50人以上いた。
他にも7つのバーが摘発されている。
詳細はよくわからないが、画像から判断するとツリータウン界隈が多そうだ。
CANDYという新しいバーが映されている。ここはゴーゴーとしてオープンする予定だが、店内営業ができないため、ツリータウン側のテラス席をレストランバーとして開業した形だ。
1月13日の夜は営業を停止していた。
1月12日夜8時ころ、ツリータウンなどのバービアを警察と保健局が巡回した。
店内飲酒店舗では、スタッフは毎日始業前に必ずATK検査する必要がある。また客も入店時のATK検査もしくは72時間以内の陰性証明書の提示が求められる。
パトロールではこのATK義務についてチェックしていた。
また、バーやパブなどの娯楽施設がレストランとして店内アルコール提供営業を希望するなら、13日までに許可申請書を提出せよと告知してまわった。
これは、CCSAならびにチョンブリ県の命令に則したものだ。
パーやパブやカラオケなどのサービス提供娯楽施設は閉鎖とするが、1月16日以降に、店内アルコール提供ありのレストランとして営業したいならば、1月15日までに県の許可を得ることとなっている。
これまでバービアはあやふやな形で営業再開していたが、1月16日以降はしっかりと合法的な形で営業が認められることになる。
1月12日の夜10時頃、パタヤ各地で違反店の摘発が行われた。
バーやパブなど12軒が法定時間を超えて営業しており、経営者が逮捕された。
ソイ6のHOTMAIL SHOTSでは表のシャッターを閉じていたが、店内では営業が続けられ、多くの外国人とタイ人が酒を飲んでいた。
サードロード9クロムというパブでは、外から見えないように店の正面をシートで覆って営業を続け、警察の目をごまかすためにビールをプラスチックの大きな水差しに入れ、コップで飲むようにしていた。
他にも、ツリータウン、ソイニュープラザ、プラタムナックのバービアが摘発されている。
オーナーやスタッフや客が警察署に連行されたとの情報もあるが、実際にはオーナーに罰金が科せられただけのようだ。
あとでバー関係者に話を聞いたところ、罰金額を教えてもらった。
裏が取れているわけではないが、2万バーツとのこと。
思ったよりも高く、小さなバーにとってはかなりの痛手だ。
ちなみに、摘発されたバーのうち、翌日もしれっと営業している店もあった。
1月13日もパトロールは続く。
ビーチ沿いの店をまわり、SHA+認証を受けているかのチェックがあったようだ。
現行ルールでは、店内アルコール提供を行うレストランは、SHA+もしくはThai Stop Covid 2 Plusの認証が必須となっている。
どちらかの認証マークを店頭のわかりやすい場所に掲示しなくてはいけない。
でも、実際には認証を受けないまま営業再開したバーは多い。
1月13日の夜の摘発状況はまだ警察から発表されていない。
9時半ころにソイブッカオでは、警察車両が巡回していた。
9時には電気を消し、音楽もストップし、客は支払いを済ませるバービアがほとんだ。
バービア側もかなり警戒している。今回ばかりは本当に摘発されると。
まとめ
1月16日以降、県からの許可証がないとバーはレストランとして営業することができない。
逆に言えば、閉鎖しなければいけないはずの娯楽施設は許可さえあれば、営業再開できることになる。
SHA+認証、県からの許可証、ATK検査義務など厳しい基準のもと、どれだけの娯楽施設が営業できるかはまだ不透明。
ここ数日の動きを見ていると、想像以上に厳しい運用措置となりそうな気もする。
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