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タイ入国情報

タイランドパスのTest&Go申請はすでに停止済み、でもタイは鎖国にあらず

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昨日12月21日は、タイ入国をめぐって大いに混乱した。
首相がTest&Go(隔離免除入国)とタイランドパスの即日停止を発表したとの報道がかけめぐったからだ。
情報は錯綜し、もはやタイは隔離無し入国をすべてストップして、鎖国状態に入ったと思わせるほどだった。
が、外務省発表により、状況は少し落ち着いた。

関連記事:タイ外務省発表:タイランドパス申請停止と承認済み入国について

その後の状況と展開を考えてみる。

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タイランドパス現状

外務省の発表では、2021年12月22日午前0時でタイランドパスの新規措置が施行されるとのことだった。

日付が変わってからタイランドパス申請サイトをチェックしてみると、緊急告知が掲載されていた。

・Test&Goは、12月22日0時から一時停止
・サンドボックスは、プーケットサンドボックスのみ登録可能
・Test&Goまたはサンドボックスですでに承認済みの場合、QRコードは引き続きタイ入国に有効
・登録済みだがQRコードを受け取って以内場合、まだ承認プロセス中であり、審査結果に応じて通知される
・ただちに有効、Test&Goとサンドボックスを通じてタイに入国する場合は政府指定施設にて2回目のPCR検査を受けなくてはいけいない(費用はタイ政府が負担する)
・12月22日0時以降、AQ隔離での登録が必要。(プーケット到着の場合はプーケットサンドボックスもしくはAQでの登録ができる)

実際に、Test&Goの新規申請ができなくなっている。

また、サンドボックスの申請はプーケット到着のみを受け付けるようになった。

これは外務省の事前発表通りだ。
12月22日よりTest&Goならびにプーケット以外のサンドボックスの新規申請は停止することになっていた。

現在、新規でのタイランドパス申請が可能なのは、プーケットサンドボックスとAQ隔離有り入国の2通りのみ。

プーケットサンドボックスで入国するには、完全なワクチン接種が必要で、事前に7泊分のSHA+ホテルを予約しなくてはいけない。プーケット内で7泊し、2回目のPCR検査で陰性であれば、8日目からはタイ国内を自由に旅行できるようになる。

AQ(代替隔離施設)ホテルでの隔離入国の場合、隔離期間は条件によって異なる。
ワクチン接種済みであれば7日間、ワクチン未接種の場合は10日間、アフリカ諸国(入国禁止8ヶ国以外)からの入国では14日間。

これからタイランドパスを申請して日本からタイへの入国を希望する場合は、ワクチン接種済みであれば、プーケットサンドボックスを利用するか、AQでの7日間隔離のどちらかを選択することになる。
ワクチン接種非接種であれば10日間強制隔離の一択となるが、これは今までと変わらない。

外務省の発表では、タイランドパスの新しい措置は追って通知があるまで有効としている。
よって、いつまで続くかは現時点では決まっていない。

当初の発表では、1月4日に見直すとのことだった。
早ければ1月5日以降にまたタイランドパス申請要件は元に戻る可能性がある。

タイ渡航予定があるけれど、まだタイランドパス申請をしていない人は、年明けまで様子を見るのが賢明かもしれない。
どうしても急遽タイに行く必要があるなら、プーケットサンドボックスもしくは隔離有りでタイランドパス申請はできる。

タイ入国は引き続き可能

いろいろと情報が錯綜して混乱したが、すでにタイランドパス承認済みであれば、本日12月22日以降も承認された制度と日時でタイ入国が認められる。
Test&Goで申請して承認されていれば、引き続き、隔離無しでタイに入国できる。
当初の報道では、タイランドパス承認済みであっても、Test&Go新規入国では7日間のホテル強制隔離が必要となるとも言われたが、これは間違いであったようだ。
従来どおり、検査結果が出るまでの1泊待機でいい。また、追加措置として2回目の検査はATKからPCRに変更されるが、費用は政府が負担するとのこと。旅行者側で追加の支払いはない。
2回目のPCR検査は政府指定の施設にて実施というが、具体的な場所や運用方法は明かされていない。本日以降詳細が明らかになるはずだ。

タイは鎖国していない。
今回の措置はタイ人にも外国人にも同じように適用される。
日本のように外国人の原則入国禁止措置は出ていない。
外国人も引き続き、タイに入国できる。
日本からはノービザでタイ入国可能だ。

承認済みタイランドパスでの入国は1月10日までとする報道もあったが、日付は特に限定されていない。
1月11日以降のスケジュールでタイランドパス承認済みであれば、承認された制度と日付で入国可能となる。
ただ、1月4日に見直しが行われる予定で、この際に大きな変更があれば、より厳しい入国制限がかけられる可能性がある。
年明けの発表次第だ。詳細決定まではもうしばらく待つ必要あり。現時点では断言できない。

とりあえず、年末年始のタイ隔離無し入国は可能ということになった。
クリスマスやニューイヤーまでにタイ入国予定の人の大半はタイランドパス承認済みのはずだ。
新規申請がストップしたとはいえ、年末年始のタイ観光にはそこまで大きな影響はないのかもしれない。

タイ在住者で年末年始一時帰国者への影響は大きい。
日本人だけでなく世界各国出身者で、ひさしぶりに故郷でクリスマスと新年を過ごしてタイに隔離無しで戻る予定だった人は多いはず。
年明けにタイ入国予定で、タイランドパス未申請の人は影響甚大だ。隔離免除での入国ができず、サンドボックスか強制隔離ありでの入国となってしまう。年明けそうそうに仕事再開のつもりであっても、出勤は物理的に不可となってしまった。
タイランド承認済みならひとまず問題なし。

新規申請のタイ入国者の数を制限して最低限の時間をかせぐ方針をタイは選択したことになる。
年明けにオミクロン株蔓延が見られなければ、隔離免除入国の再開を検討するといったところか。
いきなりすぎて現場は大混乱とはいえ、妥当な判断だったのかもしれない。それなりの外国人観光客は迎え入れつつ、当面、新規入国者数は制限する。隔離無し入国自体をいきなりすべて停止してしまうと、これはこれで現場が大混乱するし、反発も大きい。
むろん、何も制限を加えず観光復興へ邁進する策もあった。
また、結局は感染拡大が進んで、隔離あり入国が継続することもありえる。
何が正解かはわからない。

カウントダウンは実施予定

年末のカウントダウンイベントは予定通りに開催可能だとしている。
入場制限や感染防止対策の見直しはあるかもしれないが、現時点ではカウントダウンイベントの中止は発表されていない。

タイ国内のロックダウンはひとまず回避された。
今年こそはカウントダウンができそうだ。
が、油断は禁物。
いきなりのロックダウンがありえるのがタイというもの。
昨年末の悪夢のロックダウンだけは忘れられない。

新規申請でのタイ隔離無し入国は一時停止となった。
プーケットはまだ新規申請での年内サンドボックス入国ができるだろうが、プーケット内7日滞在ルールがあるため、年内のバンコクやパタヤへの到着は間に合いそうにない。
隔離有り入国も同様だ。今から急いで手配しても、カウントダウンは隔離ホテルで過ごす羽目になりそうだ。

すでにタイに入国した人と、タイランド承認済みでこれから入国する人で、年末年始のタイは盛り上げていくしかない。
能天気に盛り上がっていいものかはともかく、今は残されたもので少しでも観光産業や娯楽産業の復興に寄与していこう。

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