1月16日から17日にかけてのタイ国内状況。
感染者数は先週に比べてほぼ半減している。
サムットサコーンでは一部規制緩和が実現。
パタヤでは新規感染者ゼロ。消毒作業も行っている。
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タイ全国の感染状況
1月16日発表、タイの新規感染確認者は230人
(累計11,680人)
外国からの入国:21人
国内感染:83人
積極調査:126人
死亡:1人(累計70人)
国内感染県別
サムットサコーン55
バンコク12
アントン6
チョンブリ5
など
サムットサコーンの積極調査で110人の感染が確認された。他に、チョンブリで5人、ラヨーンで4人など
亡くなったのはバンコクの67歳男性。12月29日に検査を依頼、30日に陽性が判明。今週木曜日に肺炎と急性腎不全を発症し、同日亡くなる。
クラスター発生源は、タイ東部の賭博場、バンコクの娯楽施設、アントンの闘鶏場、サムットサコーンのエビ市場。
感染新波発生後、いまだに感染者が確認されていないのは17県。
シーサケット、ヤソートン、ブンカン、カラシン、サコンナコーン、ナコンパトム、チェンライ、プレー、パヤオ、メーホンソン、ムクダハン、ウドンタニー、チュンポン、パッタルン、パンガー、ヤラー。
政府ブリーフィング概要
毎日行われている英語での政府ブリーフィングの概要。
・賭博場、サムットサコーンのエビ市場などでの感染が減少傾向にある
・タイ全国の感染者は先週が2674人、今週は1627人に減少した。これはもうすぐ発生が抑制できるという前向きな兆候といえる。
・積極調査の数を増やしていく計画を立てている
・ワークパーミットの更新に新型コロナ検査証明書の取得が必要なのはミャンマー、ラオス、カンボジアから来た労働者のみ。他の国籍者は通常の診断書のみが必要。労働省は、外国人労働者が提出しなければいけない、病気にかかっていないという証明書の病名リストに新型コロナも含めるか調整中。新しい規則は2月に発効予定。
サムットサコーンで規制緩和
今回の感染第2波で最初にクラスターが発生したサムットサコーンは、最も厳しい規制措置が実施されていた。
その規制を一部緩和する。
理髪店は午前6時から午後9時まで営業可能。
県内8区をのぞいて、レストランの店内飲食営業が可能。午前6時から午後9時まで。あとはテイクアウトのみで営業。
1月16日から2月1日まで。
規制緩和は各県の独自判断で可能となっている。
ただし政府が定める規制基準を下回る緩和は認められないことになっている。
厳重高度管理地域のチョンブリは最も厳しいレベルの規制のまま。
チョンブリ感染状況
1月16日発表、チョンブリの新規感染確認は10人
(累計644人)
新規感染地区別
バンラムン地区(パタヤ含む)0人
シラチャー地区5人
サタヒップ地区3人
ムアンチョンブリ地区2人
累計
バンラムン地区238人
シラチャー地区305人
感染経路内訳
シラチャー:感染者との接触2人、マッサージ店とゴルフコース訪問の日本人2人、ブリュワリー1人
サタヒップ:ブリュワリー3人
ムアンチョンブリ:違法賭博場で感染したものと接触2人
またシラチャーで日本人の感染者が見つかった。
とはいえ、感染は抑制傾向にあるのは確か。
早くおさまってほしいところ。
1月16日にチョンブリ県が新たな感染者タイムラインを発表している。
シラチャーばかり。
SHE日本スナック、T.S.マッサージ、Jタウンサービスアパートメントなど。
チョンブリ県保健局では無料の検査を実施すると発表。
以下に該当する人が対象。
1賭博場訪問歴がある、もしくは訪問歴のある人と濃厚接触した
2シラチャーのパブ、バー、ブリュワリー訪問歴がある
3感染者と接触した
4複数の症状が出ている
1月18日から22日まで。
午前7時半から午後4時半。
1日あたりの受け付け人数
シラチャー200人
バンラムン250人
サタヒップ100人
警察署100人
心当たりがある人は、保健当局に連絡を。
クラスターの拡大を食い止めれば、規制緩和も早くなるはず。
パタヤで消毒作業
1月15日夜に、パタヤ中心部で消毒作業が実施された。
ビーチロードとパタヤビーチ
ウォーキングストリート
画像はパタヤ市広報より
⇒https://web.facebook.com/Prpattayacity/posts/4108446089166104
ビーチ脇の遊歩道や誰もいないウォーキングストリートに消毒剤を散布したところでどれほどの効果があるかのかはともかくとして、パタヤ市としても必死に感染を食い止めようとしている。
今のところチョンブリ県での規制緩和の話は出てきていない。
パタヤの規制もずっと現状維持のままだ。
追って通知があるまで今の規制措置が続く。
規制緩和の一つの目処としては、2月1日といわれている。
バンコクでは1月2日にバンコクでバーなどの閉鎖命令が出された。
14日間規制強化状態を続けると1月16日まで。さらに2週間状況を観察する必要があるので、1月17日から1月31日までが観察期間。
ここで状況改善が確認されれば、2月1日に規制緩和が実施されるのではという見通しだ。
パタヤでは12月30日にバーが閉鎖となったが、規制緩和があるとしたら、やはり2月1日あたりとなりそう。
むろん感染が収まらければ、さらに厳しい規制が出されるかもしれないし、バーが再開できるかも不明。
もうしばらくは耐える日々が続きそうだ。
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