タイのやよい軒で初めて食べてみた。
タイで展開する日本食レストランチェーンでは、フジレストランとやよい軒が2大巨頭といえようか。フジレストランはタイ地元発で、やよい軒は日本発。
日本でもやよい軒を利用したこと覚えがない。
よって、これが人生初のやよい軒となる。
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パタヤのやよい軒
パタヤの各ショッピングモールには、やよい軒がテナント入居している。
ターミナル21、セントラルフェスティバル、セントラルマリーナ、ビッグCサウスパタヤなどなど。
いくらでも目にする機会があるが、これまで一度も利用してこなかった。
まあ別にいいかと。
新年ならびにショッピングモール再開記念ということで、センタン内にあるやよい軒に入ってみることにした。
気になったのは、なにやら豪華そうなセット。
「年末年始のお得な定食」と書いてある。
どうやら懐石料理セットらしい。
銀座サーモン懐石が259バーツ
キムチ鍋懐石189バーツ
豚チキン懐石179バーツ
とんかつかれー懐石239バーツ
店内には入ると客はゼロ。
テーブルはソーシャルディスタンス仕様になっている。
メニューはスマホで
メニューは、スマホバーコードを読み取り、メニューを表示させるシステム。
紙の通常メニューを所望すると、「ない」と言われた。
スマホがないとメニューも見られない時代か。
感染防止策の一環のはずなので、そのうち紙メニューも復活するとは思うが。
メニュー画面
字が小さいのが難点。
大きなメニューをぱらぱらめくりながら食事選びをするのが楽しいのだが。
とんかつ定食だと麺類だとかカレーだとか、ごくごく普通の日本の定食メニューが並ぶ。
確かに安定感はありそう。
字が小さく選ぶのが面倒になったので、店員におすすめを聞くと、懐石セットがいいと言われる。
やっぱりこれがよさそう。
一番安い豚チキン懐石セットにする。179バーツ。
グリルポークとスパイシー照り焼きチキン御膳と日本語で書いてある。
懐石セットは1月17日までの限定メニューのようだ。
ドリンクは緑茶で。
アイスもホットも30バーツ。
ホットは急須入りで出てきた。
カップはエスプレッソみたいに小さいが、味はいたって普通の緑茶。
あたたまる。
豚チキン懐石セット
どんと登場してきた豚チキン懐石セット。
白ごはん、味噌汁、サラダ、茶碗蒸し、海老天ぷらと長豆てんぷら。
メインのおかずは、豚焼肉、照り焼きチキン揚げ、それにかぼちゃと長豆ともやしを炒めたもの。
天ぷらには、ちゃんと大根おろしと天つゆがついてくる。
茶碗蒸しは具だくさんで、かまぼこやしいたけも入っている。
照り焼きチキンは、硬めの衣で揚げたものに照り焼きソースをかけてある。これは衣が硬すぎて、味がよくわからないほど。
あとは総じて日本の味だと感じた。
特に違和感はない。
茶碗蒸しなんて数年ぶりに食べたかも。熱々ではないけれど、これはタイではしょうがない。
なによりボリューム満点なのがうれしい。
おかずがとにかく多いんで、ご飯が足りなくなってしまう。
タイのやよい軒ではご飯のおかわりは有料だ。これでおかわり無料だと、空腹時ならごはん3杯はいけそうなくらいのおかずの量となっている。
個々の味はそれほどではない。でも決してまずくはないし、普通に食べることができる。
これが懐石料理かと問われれば答えはノーに決まっているが、品数豊富でうまければなんでもいい。
懐石セットが179バーツ。
緑茶が30バーツ。
計209バーツ。
この内容だったら、安いほうなんじゃないかと。
ちなみに、デリバリーでも同じ価格。
割引バウチャーを使えば、安く食べることができる。ただ、ちょっと冷めてしまうが。
まとめ
はじめてのやよい軒はそれなりに満足した。
日本人の間ではタイのやよい軒なんてとちょっと馬鹿されているような風潮があるような気もするが、個人的にもずっと敬遠してきたが、実際に食べてみると意外と悪くない。
フジレストランよりもやよい軒のほうが日本の味に近いようには感じた。
まあ、料理によりけりだろうし、人の好みにもよる。
価格的にはやよい軒のほうがお手軽のようだ。
じゃあこれからも積極的にやよい軒を利用するかというと、別にそれはない。
たまに気が向いたら利用することがあるかもという程度。
たまに食べるくらいがちょうどいい。
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