別に何でもいいが、日本の夏の風物詩といえば、海開き、高校野球、TUBE、冷やし中華である。
街角の中華料理屋で「冷やし中華はじめました」の暖簾や看板を見ると、ああ夏が来たと思わせてくれる。
でも、パタヤは年中海開きだし、野球はさっぱりだし、TUBEは誰も知らないし、ましてや、冷やし中華なんてあるわけないと思っていた。
広告
ハーバーパタヤのフードコード
パタヤの暑い昼下がり、わたしはハーバーパタヤへ向かった。それにしてもパタヤは毎日暑い。
ハーバーパタヤ地図
上階にあるフードコードへ立ち寄る。
ここには、日本食コーナーがある。
Edojin Shshi と Kawahfuku Ramenが一緒になっているようだ。
何気なくメニューを見てみると、そこには、はっきりと冷やし中華があるではないか。
COLD RAMEN IN CHINESE STYLE
って、冷やし中華を無理やり英語にしただけやんけ。たぶん、中国に冷やし中華はないと思うぞ。
でも、どっからどうみても冷やし中華である。
タイ文字のほうは、単純に「ラーメンヘン」とだけ書いてあるそうだ。ヘンは、乾いている(=汁なし)の意味。
うーん、気になる。
が、この時のわたしは、冷やし中華よりもカレーライスのほうが気になった。
むしろ、冷やし中華はあんまり好きじゃない。きゅうりが嫌いなもので。
カワフクラーメンのチキンカレーライス
やっぱり、日本食といえば、わたしにはカレーライスしかない。大元はインドか英国かは知らないが、日本食=カレーなのだ。
残念ながらカツカレーは見当たらない。
メニュー番号14の、GRILLED CHICKEN STEAK WITH CURRY SAUCEをオーダー。
長ったらしいので、注文の際は、番号だけを告げた。
カレールーは、鍋に作り置きしてあるようだ。
チキンは、電子レンジでチンしていた。
完成品がこちら
光量が足らないので、フラッシュを焚いてもう一枚
まずはカレールーを一口。
うーん、懐かしいバーモントカレーの味が口いっぱいに広がった。
いや、バーモントかどうかはしらないが、インスタント系ルーの風味が全開である。
それだけに安定感抜群の日本のカレーの味となっている。
辛さは、甘口から小辛の間くらいかな。
パタヤの他店で食べたカレーよりも、やや辛さを感じる。
わりといけるね。
いや、むしろ、好きかも。
具は、人参とじゃがいも。きちんと煮こまれてて、ほどよくカレールーに溶け合っている。
チキンステーキは、ただ胸肉を焼いただけって感じかな。
まずいわけはないが、とりたてて評価する点もなし。肉の量は多いです。
これで65バーツ。
とりあえず合格でしょう。
間違いなく、某FUJIレストランのカレーよりは上です。
(追記)
その後、オムライスカレーも食べてみた。
これは、けっこうアタリ。普通においしい。
(2017年7月追記)
フードコートは健在だが、エドジン寿司とカワフクラーメンは撤退した。カレーも冷やし中華も食べられません。冷やし中華終わりました。
パタヤのカツカレーシリーズは、こちらから。
⇒ローカル日本食レストラン・ラーメンチャンピオンのカツカレーは、具だくさんで79バーツ
⇒パタヤカンの新しい日本食屋台「YOUR DON」のカツカレーとカツ丼を食べてみた
やはり一押しは、パタヤカンのYOURDONかな。まだ営業していればいいけど。
(追記:その後、YOURDONは閉店。カツカレーには厳しいパタヤである。)
そんなわけで、パタヤで冷やし中華とチキンカレーを食べたくなったら、ハーバーパタヤのフードコートへどうぞ。(追記:行っても食べられません。)
まあ、日本人経営の日本食レストランに行ったら、冷やし中華もカレーライスも食べられるはずだけど、あえてローカルフードコートがいいんですよ。
でも、ハーバーパタヤのフードコート、座席が広々としていて、大きな窓からはパタヤ市内を一望できて、けっこういい雰囲気。
若干不便な場所だけど、おすすめです。
広告