規制緩和がなされて一部のレストランや食堂で店内飲食が可能となったが、まだまだ元通りにはほど遠いパタヤの飲食業界。
店内飲食ありで営業しているレストランはまだそれほど多くない。
そんなこともあり、フードデリバリーアプリを検索する日々である。
今回見つけたのは、まさかののり弁当。
パタヤで「のり弁当」なんて言葉を聞くなんて思ってもいなかった。
販売元は、時代屋本店ないし時代屋二号店。
広告
時代屋パタヤのデリバリー弁当
パタヤの日本式居酒屋といえば、時代屋となろうか。
過去何度か時代屋本店を訪れたことがある。
関連記事:時代屋本店 パタヤ TREE TOWNで食事会
関連記事:時代屋本店パタヤで食事会パート2。揚げなす最高。
関連記事:ゴールデンシーパタヤと時代屋本店と99バーツビザと
一人で行く気にはなれないが、日本から来た友人たちと宴会するにはなかなか使える。
味も雰囲気も日本そのまんま。
タイ人女性も混じえて宴会するとなおよし。
ソイ6の向かい側のセカンドロード沿いには時代屋二号店がある。こっちは未訪問。ラーメンと寿司がメインみたいだが詳細不明。
店内飲食営業不可となった時代屋でもテイクアウトとデリバリーを始めていた。
しかも昼間から営業しており、お昼ごはんとしても利用できるのがありがたい。
フードデリバリーアプリでは、時代屋本店がLINE MAN、時代屋二号店がGrab Foodで取り扱いあり。(他にもあるかもしれないが、見つけられなかった)
各種弁当があって、目を引いたのがのり弁当(Nori Bento)であった。
お値段120バーツ。
ざっくり400円くらい。
日本のほか弁に比べると少し割高だが、ここは日本食不毛の地とも呼ばれるパタヤである。
120バーツでのり弁が食べられるなら文句はない。
オーダーから30分ほどで無事に宅配された。
のり弁当
時代屋スリーブ付きの弁当箱。タルタルソースと醤油もセット。
蓋をオープン。
なかなかの迫力だ。具がぎっしり。
白身魚のフライ、ちくわ磯辺揚げ、きんぴらごぼう、漬物2種、のり。
のりの下にはびっしりと塩昆布と鰹節。
正統派中の正統派のり弁当である。
日本のほか弁系列でも、のり弁当が一番好きだ。できれば、唐揚げが付いたりしているのりスペシャルがベターだが、安いのり弁当もいい。白身魚とちくわの磯辺揚げが大事なのだ。
時代屋ののり弁当はタルタルソース付きなのががうれしい。ただのマヨネーズではないところがわかってるねえと言いたい。
ただ、肝心の白身魚フライの衣がちょっと固すぎた。揚げすぎか。
さくさくというより、がちがちばきばきといった食感となっていた。
ちくわの揚げ加減は大丈夫だった。
あとはもう日本の味。
きんぴらごぼうと塩昆布が懐かしい味だ。
沢庵も懐かしい。
インスタントの味噌汁もつけてのり弁当定食の出来上がり。
ご飯の量も多めで、きっちり満腹になれる。
195バーツだせば、おかずの増えたのり弁当もある。
Menchees(メンチカツ?)やKoroge(コロッケ?)など。
焼鮭入りもあるそうだ。
さすがに195バーツは高く感じるが、120バーツのタマダーのり弁当ならオッケー。
また食べたいと思う。しつこいようだが、白身魚の衣だけは改善してほしい。揚げすぎです。あとは文句ないです。
パタヤで正統派のり弁当が食べられるだけでも御の字ってもの。
はたして、この出前サービスがいつまで続くは不明。
店内飲食が可能となり通常通りの営業形態に戻ってからも、弁当宅配を続けてほしいところではあるが、どこの店も宅配業務はあまり利益率が高くなさそうだし、とりわけ夜の営業がメインのこういった居酒屋系は昼間から店を開けて宅配メインで営業するのはきついと思われる。
店内メニューで、のり弁当を味噌汁とお茶付きで120バーツで出してくれたら、間違いなく通ってしまうだろうけど、それもまた厳しそう。
パタヤの昼間にのり弁当目当てに店に行く日本人がどれだけいるんだって話になるし、もしいたとしても利益率は極端に悪くなる。
なんだか、店の経営者の愚痴みたいになってしまったが、要するに時代屋さんにはがんばってほしい。
別によいしょはしないし宣伝もしないけど、一利用者として素直に思う。
120バーツのり弁当継続希望。
広告