かつてはツリータウンにあった時代屋本店。
パンデミック初期のロックダウン中にはデリバリーのみで営業していた。
実店舗のほうはずっと営業しておらず、昨年末あたりにパタヤカンへ移転して営業再開となった。
パンデミック中には時代屋本店ののり弁当デリバリーには大変お世話になった。ロックダウンされて苦しい状況の中で食べたのり弁当には助けられた。
あの味よ、今一度。
実店舗再開、そしてついにのり弁当も復活した。
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時代屋本店ののり弁当
パタヤカンに移転した時代屋本店。
デリバリーはオーダーはLINEMANにて可能。(Shopeeでもできるらしい)
デリバリーメニューは2種類、のり弁当とスペシャルのり弁当スペシャルのみ。
実に潔い。
価格はかなり上昇。
のり弁当が255バーツ、のり弁当スペシャルが295バーツ。
宅配料は無料。
ちなみに、2020年に宅配をスタートさせた時は、LINEMANでのり弁当が120バーツ。
おかずが多いスペシャルのり弁当は195バーツだった。
関連記事:パタヤでのり弁当 時代屋
えげつない値上げ幅だが、無理もないところ。
デリバリーアプリを運営している会社への手数料とドライバーへの手数料が高くなったのだろう。
これは、他のレストランでも同様。
以前は100バーツ程度で提供していた料理が今では170バーツくらいまで上昇して、さらに宅配料も値上がりしている。
最終支払いが2倍になることも珍しくない。
パンデミック初期はフードデリバリーバブルだった。Grab、Foodpanda、LINEMANなど各社入り乱れての価格競争とシェア争奪戦が激しかった。
今は落ち着いた、というか物価上昇と相まっての値上げラッシュだ。
当時が安すぎたともいえる。
とはいえ、スペシャルのり弁当295バーツは日本円にすると約1200円。さすがにきつい。
通常ののり弁当がちょうど1000円。
日本のほか弁なら350円くらいか。
LINEMANでは割引クーポンが利用できる。70バーツ引き。
のり弁当255バーツが185バーツとなった。
まあこれなら許容範囲とオーダー。
なによりのり弁当が恋しくてたまらない。
営業開始は16時から。
オーダーから30分ほどかかったものの、ついにのり弁当がデリバリーされてきた。
本当にひさしぶりの再会だ。
たっぷりのタルタルソースと醤油付き。
蓋を開けると、これでもかという盛り具合。
きんぴらごぼう、ちくわの磯辺揚げ、白身魚のフライ、漬物。
ご飯には大量のおかかとのりが載せられている。
これぞ日本ののり弁当だ。
変わっていない。
ロックダウンに耐えた日々ののり弁当が蘇った。
思わず部屋の中で一人ガッツポーズを決めた。
これだよ、これ。
これを待っていた。
涙が出そうになった。
まあ白身魚のフライはちょっと小さくなったようも気もするが、味は文句なし。
自家製らしきタルタルソースがたまらない。
すべてが日本の味。
一気に完食。
のり弁当に255バーツ(1000円)ははっきり言って高い。いや、無茶苦茶高いと思う。
これまた涙が出そうな価格だ。
でもパタヤでこの味は他では得難い。いや、のり弁当なんてパタヤで売っているのは時代屋本店だけのような気がする。
値下げしてほしいところだが、そこはぐっと我慢。
のり弁当販売は継続してほしい。
これからもたまに利用していきたい。
ちょっとオーバーだけど、のり弁当があればパタヤで生きていける。
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