どこまでも続くのか、この自宅引きこもり生活。
食べることに関しては大きな不自由はない。スーパーや営業しているしデリバリーも選びたい放題。
極力外出は控えている。
コーヒーが大好きで、部屋にいる時間が長くなると、そのぶんコーヒーの消費量も増えてくる。
だいたいいつも同じ缶コーヒーとインスタントコーヒーばかり飲む。
さすがに飽きてきた。
夜、突然我慢の限界を迎えた。
もっとおいしいコーヒーが飲みたい。
時刻は夜の9時前である。
外出禁止令発動まであと1時間ある。
我慢できなくなり家を飛び出した。
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夜のパタヤでコーヒーを探して
まっさきに思い浮かんだのがアラビカ種のおいしいコーヒーが飲めるPangPondである。
サードロード沿いの1号店はテイクアウトのみで営業。
ただし午後7時まで。とっくに閉店している。
ちなみにLINE MANでデリバリーも可能。こちらは18時半までの受付。
とにかくコーヒーが飲みたいんや。
夜のパタヤを走る。
パタヤタイとセカンドロードの交差点は不気味に暗い。
交番近くに設置された交通安全用大型モニターがまぶしい。
ウォーキングストリート方面からは、軍人をのせてトラックだけが走ってきた。
10時まではまだ時間があるが、あまり出歩いていい雰囲気ではない。特に危険があるわけではないが、気を引き締めないといけないと思わせるには充分。
この緊張感、日本では味わえない。
セカンドロードはほぼ完全に終了。何もやっていない。
ビーチロードも壊滅なのはわかりきっているのでスルー。警察と軍隊の見張りも怖いところ。
我らのソイブッカオを走る。
ソイブッカオ北側はほぼ何も営業していない。明かりが見えるのはコンビニ。もちろん、Pangpond2号店も閉まっている。
ソイブッカオ南側も壊滅状態。真っ暗。
LKメトロ近辺も死んでいる。
コーヒー屋どころではない。
にぎやかなのは、TREE TOWNからブッカオ常設市場にかけてのゾーン。
屋台がずらり。
屋台の飯を求めて集まるタイ人たち。
そしてそのタイ人を求めてどこからともなく集まってくるファランたち。
屋台脇は急造出会いスポットと化していた。
あとレディボーイたちがぽつぽつと客引き。
ブッカオ常設市場脇にあるAmazonカフェはすでに閉店。
店前には行き場をなくしたファランたちが10人くらいたむろしていた。ソーシャルディスタンスも何もない。
ここ最近のパタヤではさすがにマスクを着用しているファランがほとんどだが、顎までマスクをおろしたり、鼻は外に出したりと、ほぼ無意味な着用方法のファランもまだまだ目立つ。
パタヤ中心部では、唯一このエリアだけがにぎやかといえる。
集会を禁じた非常事態宣言令に反していると思うが、ビーチと遊歩道を禁じられた今、ソイブッカオの市場付近がファランたちの最後の拠り所なのかもしれない。
が、この調子では警察の指導がいつ入ってもおかしくない。
ファラン10人の濃厚接触はまずいだろうに。
つい先日も、ホテルのプールサイドで宴会をしているファランたちが逮捕されたばかりだ。
せっかく外出したが、営業しているコーヒー屋は見つからず。
結局、セブンイレブン店内のカフェコーナーでアイスカプチーノのビッグサイズをオーダー。40バーツ。
これだったら部屋から歩いて行けたのに。
そんなわけで、夜9時のパタヤでコーヒー屋を探すのは難しいとわかった。
せめて8時までは出かけないとだめだ。PangPondなら7時まで。
行動はお早めに。
ソイブッカオのファランたまり場にはちょっとだけ注意を。
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