以前は小さな屋台で営業していたモーファイ屋が移転して、大きく拡張した店舗となった。
モーファイとは、火鍋のこと。
中国式の火鍋ではなくて、トムヤムスープにインスタント麺をぶちこんだものだ。
もろにジャンキーなB級グルメだが、なかなかうまい。
移転後にどうなったのか、メニューの種類が増えてこともあって、いろいろ食べ比べてみた。
移転前の記事
⇒サードロードにあるワンタンスープと火鍋(モーファイ)の屋台
⇒タイ料理のモーファイ(火鍋)は、大盛りの激辛トムヤムラーメンだった
⇒サードロードの巨大モーファイと日本食屋台のラーメン
(2024年追記)
再移転してしまい、現在はソイカオノイにて店を出している。
目次
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Nai Poom Tom-Yum Pork Noodle
英語での店名は、ナイプームトムヤムポークヌードル。
以前の屋台時代もそんな名称だったかもしれないが、ここはもうモーファイ屋でいいでしょう。
とにかく広い店になった。
びっくりするほどの広さ。
片隅に置かれたままの屋台がいかにもちっぽけに見える。
テーブルはいくらでもある。
壁にはなぜかコカコーラが大量展示。
厨房
屋台時代は片隅で小さく座り込んでモーファイを作っていたものだが、今ではこんなに立派に。
24時間営業と書いてある。
メニュー
壁に料理写真がずらり。
メニューも分厚くなった。
格段に種類が増えている。
どこから手を付けていいのか悩むほど。
基本は、モーファイとクイティアオとスープとご飯物。
それぞれの派生メニューが多くて選ぶのが大変だ。
メインはやはりモーファイ。英語ではトムヤムホットポット。
トムヤム味のほか、スキヤキ味もある。
他にもメニュー多数。
クイティアオだけで4ページもある。
茹で物系
スープ
ワンプレートご飯もの
カオトム(雑炊)
他にも新メニューや手羽先唐揚げなどあり。
順次食べたものを列挙していく。
メニューには英語とタイ語とタイ語のアルファベット表記あり。わかりやすい。
以下、タイ語のカタカナ読みと英語も併記しておくので注文の際はご活用のほど。
なお、テーブルに着くと氷入りのコップが出される。
ペットボトルの水は10バーツ。
コーラ15バーツ。
ママートムヤムモーファイムー
まずは看板メニューのモーファイから。
メニュー名は、ママートムヤムモーファイムー。
ママーがインスタント麺のこと。トムヤムはスープ。モーファイは火鍋。ムーが豚肉。
英語では、Spicy Noodles Pork in Tom-Yum Hot Pot
89バーツ
これは屋台時代にもちろん食べている。
記憶の中にあるモーファイと同じものだった。変わりなし。
激辛かつ量が多い。
インスタント麺を二袋は使っている。へたすると3袋かも。
熱々かつ激辛。お椀に移してから食べるのがいい。
具材は、豚肉、ソーセージ、きのこ、肉団子、生卵など。
肉団子がとにかくうまかった。
食べたても食べても麺がなくならない。
終わりのないママー&激辛地獄。
でも、うまい。
このジャンク感がたまらない。
吹き出す汗と膨れる胃袋と格闘しつつ、なんとか完食。
89バーツはやや高めの料金設定だが、二人で食べてもいいくらいの量。
巨大モーファイも健在。
これは屋台時代に食べたもの。
これでMサイズ。299バーツ。とにかく量がえげつない。
他にもチーズ入りとかバリエーション豊富。
スキヤキ味のモーファイもちょっと気になるところ。
クイティアオムートムヤム
クイティアオの種類が多すぎて、もう何がなんだか。
とりあえず、バミートムヤムらしきものをオーダーしてみた。
メニュー名は、クイティアオムートムヤム。
Pork Noodles in Tom Yum soup
50バーツ
麺の種類を聞かれたのでバミーと答える。
つまりは、バミートムヤムとなる。
具材は一般的なもの。豚肉、肝臓、ルークチン、練り物、ゆでたまご、ワンタンの皮を揚げたもの、もやし。
具は特筆すべきものはないが、スープがうまい。そして辛い。とにかく辛い。
舌と唇がびりびり痛いほど。
食べ終わりはこのありさま。
どうりで辛いはずだ。
でも、味は文句なし。おいしい。
せっかくなので具材は、ムーデーン(焼豚)とムークロップ(揚げ豚)を選んだほうがいいと思う。
クイティアオムーデーンムークロップトムヤムで60バーツ。
クイティアオムーデーンムークロップナムサイ
続いては、Red Pork Crispy Pork Noodles in Clear soup
いわゆる普通のクイティアオだ。焼豚と揚げ豚入り。
55バーツ
麺はバミーにしておく。
バミーナムですな。
すっきりしたスープがうまい。どこか上品な味。
具材のムーデーンとムークロップもうまい。
55バーツと通常のクイティアオ屋台に比べると割高だけど、この味なら満足。
クイティアオガイヤーンヘン
Wide rice Grilled Chicken Noodles
50バーツ。
英語名のワイドライスがよくわからないが、とにかく汁なしのヘンのことらしい。
麺はバミーでオーダーしたので、実質的にバミーヘン。それにガイヤーンを乗せたものだ。
付け合せのスープはクイティアオ用のもの。辛くはない。
汁なし麺につき、ナンプラーや唐辛子で味を整える。
あとはスープもちょっと加えてから、ぐちゃぐちゃにかき混ぜると完成。
ガイヤーンは肉が柔らかく、皮にはしっかり味もついていて、なかなかのもの。
バミーヘンとガイヤーンの組み合わせは初めて食べたが、なかなかいける。
バミーヘン自体はいたって普通。
ガイヤーンの量は多め。これで50バーツなら問題なし。
汁ありのバミーナムにしたほうがよかったかも。
辛いのが好きな人は、トムヤムにしてみましょう。
このようにクイティアオの種類はいくらでもあって、とにかく選ぶのが大変。
スープが、ナムサイとトムヤムとイエンターフォー。
具材は、ノーマルの豚肉、ムーデーン、ムークロップ、ガイヤーン。
他にもあり。
これらをうまく組み合わせてオーダーしましょう。
追加トッピングも可能。
ゆで卵半玉5バーツと良心的な価格設定。
カオムーデーンムークロップ
続いては、ご飯物へ。
Rice with Crispy Pork Red Pork Sauce
60バーツ
焼豚と揚げ豚と白ごはん。
要はカオムーデーンとカオムークロップが一つになったもの。
カオムーデーンのソースといえば甘ったるいのが通例。
たしかにここのソースも甘いが、そこまでひどい甘さではない。
今まで食べたカオムーデーンでは一番うまいかも。ムークロップもついていて、これまたおいしい。
あと、カオムーデーンでお約束の黒いソーセージも入っている。これは正直おいしくない。
付属のタレは黒醤油みたいなやつで、ソースの甘さがちょっと和らぐ。
付け合せのスープはかなりの辛口。
ここまで辛いスープは珍しい。
でもこのスープが意外と癖になる味。
辛いのに何度も口に運んでしまう。
ムークロップもムークロップも量はまずまず多い。
60バーツとやはり屋台に比べると割高だけど、食べて損はなし。
カオガイテリヤキ
Rice with Chicken Teriyaki sauce
鶏肉の照り焼きご飯
50バーツ
照り焼きチキンとご飯とゆで卵とスープがセットになっている。
この照り焼きチキンはうまい。
そのまま食べても味はついている。とくに皮がうまい。
さらに付属のタレ(ナムチム)をつけると、さらにうまくなる。ただし、このナムチムは激辛仕様。
とにかく辛い。でも不思議と照り焼きとよく合うのだ。
照り焼きと激辛ナムチムのコンビネーションは、ちょっとした中毒性のある味。
これはおいしい。
鶏肉は骨付き。
フォークとスプーンでは非常に食べにくいのが難点。また量も少ない。
ご飯にも照り焼きのタレがかかっているが、これはそれほどしつこい味ではなくて、むしろ香ばしい。
付け合せのスープもカオムーデーンと同じもので、辛かったように覚えているが、それ以上に照り焼きとナムチムの辛さが圧倒的で、スープの印象はほとんど残っていない。
鶏肉の量が少ないこと以外は、文句なしにおすすめ。
(追記)照り焼きチキン値上げ
2019年6月に再訪問してみると、照り焼きチキンご飯が値上げしていた。
50バーツが60バーツに。
アルファベット表記の料理名がカオガイヤーンテリヤキに変わっている。
中身は一緒。
骨なしの肉になっていて、量はちょっと増えたかも。
味はばっちり。うまい。
60バーツでもおすすめのまま。
地図と営業時間
地図
営業時間:24時間営業
が、昼間は意外と閉まっていたりする。よくわからないが、夜は営業している。
ソイブッカオから徒歩圏内。
サードロード(チャロームプラキアット)ソイ21、いわゆるソイP.P.を越えて、道路を渡ったところ。
北隣には、イサーン料理食堂とステーキ屋。
関連記事:サードロードの安くてうまいイサーンレストラン、ティーラーブセーブ。おすすめはトムセーブ。
関連記事:ローカルだけど本格派!サードロードのステーキ屋ガオライサイサーム。おすすめはポークチョップ。
南隣には、シーフード食べ放題のムーガタ屋も新しくできた。
(通常のムーガタが169バーツ、シーフードも加えると379バーツ。)
安くてうまいものが集中するサードロードのB級グルメゾーンだ。
まとめ
とりあえず今回はここまで。
外れ料理は無し。
他にも食べたいものはたくさんある。
何回通っても飽きない店だ。
今のところおすすめは、やはり定番のモーファイ。これは一度は味わっておくべし。
あと、鶏肉の照り焼きご飯セットが個人的には一番お気に入り。
(再訪して新たな料理を食べたら追記していく予定)
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