ラオス旅行記14
(13「ビエンチャンでガイヤーンと山盛りカオニャオ」からの続き)
ビエンチャン滞在4泊目は、満を持してラオンダオホテルに泊まることにした。
ラオンダオホテルは1と2があるが、今回は1のほうに。
ここからタイ大使館ビザ発給セクションまでは徒歩圏内。
翌朝、ビザを受け取りに行って、そのままラオス出国という流れだ。
(記事後半には大人向けの描写があります。健全旅行記だけを読みたいは人は、この回はすっ飛ばしてください。)
目次
タラートサオからラオンダオホテル1まで
ナンプ広場近くのホテルからラオンダオ1へ向かう。
まずは、明日の国際バスの時刻表をチェックするため、タラートサオバスターミナルまで徒歩移動。
午後2時半のノンカイ行きバスが良さそうだ。
さらに歩いてラオンダオ1まで行くには、あまりにも暑い。涼しければ歩いて行けない距離ではないが、この炎天下では無理。
トゥクトゥクと交渉する。タラートサオ周辺のトゥクトゥクはぼったくり気味なんで要注意。
言い値は200バーツだった。
こちらからは120バーツと言い切る。当然、最初は断られるので、無言で立ち去る。すると、5歩くらい進んだところで後ろから呼び止められる。交渉成立。
面倒くさいビエンチャンのトゥクトゥクである。
ホテルへ向かう道中、歩いているラオス人親子に声をかけるトゥクトゥクドライバー。
チャーターのはずが、少しでもカネを稼ぐつもりのようだ。
目的地は聞き取れなかったが、ラオス人が歩いているくらいだから、たぶんすぐ近所なのだろう。
トゥクトゥクの言い値は、一人5000キープ。約20バーツ。親子が断ると、4000キープに下げていた。結局、それでも高いようで親子は乗ってこなかった。
ラ オン ダオ ホテル 1 (La Ong Dao Hotel 1)
ラオンダオホテル1に到着。
有名な置屋併設のホテルだ。
置屋には何度も訪れているが、実際に宿泊するのはこれが初めて。
あらかじめアゴダを通して予約しておいた。
正面玄関
レセプション
担当者が数人いたが、外国人宿泊者には英語の話せる人がチェックインを担当していた。
チェックインは簡単。パスポートをタイ大使館に預けていたため、コピーを提示するだけでオッケーだった。
デポジットなし。
カードキーを渡されて、自力で部屋まで。
エレベーター付きだが、アサインされたのは1階奥の部屋。
部屋内部
いろいろと悪評は聞いていたので、どれだけひどい部屋なんだろうかと懸念していた。
狭くてぼろぼろで虫だらけのひどい部屋という先入観があった。
が、ドアを開けてみて、拍子抜け。
意外と広い。
ライティングデスクは広いし、壁掛けの液晶テレビもついている。しかも日本製。
テレビの下にはドライヤーがぶら下がっている。
もちろん冷蔵庫もある。電気ポットもある。
冷蔵庫内は有料のドリンクバー。
無料の水は2本。
机の上のインスタント麺は有料だろう。これには手を付けないでおこう。
ベッドのスプリングはちょっとへたり気味だけど、ちゃんとしたダブルベッド。シーツとタオルは少々薄っぺらいが普通。
丸テーブルと椅子も2脚ある。
クローゼット内にはハンガーとスリッパ。さすがにセーフティボックスはない。
セキュリティ強化のため、外出時やゲストを呼び込む際は、クローゼットをワイヤーでロックするようにした。
本気の泥棒にかかればひとたまりもないだろうが、ちょっとした出来心での盗難は防止できそう。
エアコンもちゃんと作動する。
いたって普通のホテルの部屋。
これまで泊まってきたラオスの安ホテルでは一番広くてしっかりした部屋だ。
まあ、清潔感あふれる雰囲気ではないし、決して綺麗そのものとは言えないけれど、ラオスの安ホテルだと思えば、余裕の許容範囲だ。
浴室はちょっとぼろいかな。
そもそも、翌室のドアが馬鹿になっていて、きちんと閉まらない。ずっと開きっぱなし。別にいいけど。
洗面台そのものはリノベーションしたのか、わりと綺麗。
が、シャワーブースと天井と壁がかなり傷んでいる。
シャワーブースは個室タイプ。ドアで仕切れるようになっている。
お湯はきちんと出た。温度調整がやや難しいが、水圧もしっかりしていて、特に問題なし。
天井は穴が空いていたり、壁のタイルが崩れかけ。
アメニティは意外と揃っている。
石鹸、シャンプー、シャワーキャップ、櫛、それに歯ブラシまで。
一番残念だったのが、浴室の外に置いてあるバスマット。
まるでボロ雑巾状態。
床に接着剤でくっつけてある。いや、腐ってしまい床と同化してしまったのかもしれない。癒着してしまい剥がすことができない状態。
一度も洗濯していないのが丸わかり。
このバスマットを素足で踏む気にはなれず、結局、室内もスリッパで歩くことにした。
1階の部屋だけに虫は気になるところ。
実は夜に1匹だけ茶色くて小さなGを見かけた。あとはセーフ。蚊も出なかった。
が、天井裏でごそごそとする音が2,3回聞こえた。たぶん、ねずみの運動会。まあ、夜中は静かだったんで、別に気にしない。
部屋内部でもWi-Fi利用可能。
これまた意外と早くて安定していた。ま、ユーチューブがたまに止まりながらも、きちんと見られるレベルだけど。
(ただ翌朝は利用者が多いのか、回線そのものが途切れがちだったけれど。)
あと、室内禁煙の表示なし。
でも喫煙可能とも書いていない。
まあ、アバウトなホテルだし、多少臭くなってもいいようなら、アバウトに対処しましょう。細かいことはボーペンニャンで。
目の前が置屋
部屋内部についてはここまで。
この1階の部屋のすごいところは、窓をあけると、目の前が置屋だという点につきる。
奥に見える建物が置屋である。
声をかけたら、デリバリーも可能なくらいの距離。
逆に言えば、外から部屋が丸見えとなる。
日中も夜も、ずっとカーテンは閉めっぱなしにしておいた。
夜はうるさいかと思ったが、特段騒ぐ人もおらず、問題なし。
ちなみに、実際に置屋へ出向く方法は簡単。
1階にはホテル裏口があって、そこから出入りすればいいだけ。
部屋からはレセプションを通ることなく、置屋へ直行できる。これは、上階の部屋に宿泊していても同じ。エレベーターを降りて、レセプションとは反対方向に進んだところに裏口があるんで。
正面に見えるのが置屋だ。
笑ってしまうほど近い。
置屋側から見たホテル裏口
夕方以降は、この裏口前の椅子にもお姉さんたちがたむろしている。
部屋から置屋まで徒歩1分ってところですかね。窓を乗り越えていけば15秒。
わたしの勝手な想像では、日本人男性が一人でチェックインすると、どうせ置屋目的だろうと、1階置屋前のホテルへアサインされるのではないかと。
まあ、確かにその通りなんですが、こうも露骨だとねえ。
ホテル周辺
ホテル周辺はかなり寂しいです。
まず、ホテル内のレストランとは別に、すぐ横に食堂がある。
ここは遅くまで営業。
カオパットが2万キープ(80バーツ)と割高。
この食堂とホテルの間の路地を通ると、外部から置屋へ行けるようになっている。
向かい側にフルーツシェイク屋兼ソムタム屋。
あとレストランが1,2軒。
どちらも夜9時くらいには閉まってしまう。
タイ大使館方面に少し進むと、カフェやスーパーもある。
スーパーといっても、一昔前の共産圏の百貨店を彷彿とさせるような品揃えで、一般的な旅行者は使えないレベル。巨大な洗剤とか調味料とかそんなのばっかり。
ホテルを出て右手に進むと信号。
この近くに1軒だけ雑貨屋がある。
道路沿いには、酒楼と書かれた中国人向けレストランがあるが詳細不明。
あとは、何もない。
びっくりするほど何もない。
たまたまラオンダオ1に泊まっているファランがわたしと同じように周辺を散策しており、話しかけられた。
「近くにセンタンがあるって聞いたんだけど」とファラン。
たぶん、普段はタイに住んでいるか旅行しているんだろうね、センタンという単語を使うからには。
もちろん、ラオスにセントラルフェスティバル(セントラルプラザ)なんかない。
大きなショッピングモールといえば、タラートサオのことだろう。
徒歩15分か20分くらいかかるよと教えてあげると、ファランは途方に暮れていた。
ファランも呆れるくらい何もないのである、このあたりには。
結局、ホテル前のソムタム屋で、アイスコーヒー休憩。
ママーがあったので、お湯を入れてもらう。
なんとママーが7000キープ。28バーツだよ。びっくり。タイのコンビニでは13バーツで売っているのになあ。
アイスコーヒーが12000キープ。48バーツ。
コーヒーとママーで合計19000キープ。76バーツ相当か。きついなあ、ビエンチャン。
実は、手持ちのキープがちょうどなくなりかけている。
バーツはまだまだ持っているが、1000バーツ札がほとんで、小額紙幣が残り少ない。
タイへ戻ると紙くず同然となるラオスキープには両替したくない。
置屋もビザ代の支払いも乗り物代もタイバーツで支払えるんで、なんとかこのままの手持ちのキープと小額紙幣のバーツで乗り切りたい。
夕方から置屋見物
ホテル併設置屋は夕方6時くらいから、ぽつぽつと出勤してくる。
まずは、開店当初のラインナップをチェックしに行く。
なにせ部屋から徒歩1分なもんで、いつでも見に行けるのだ。
置屋に近づくと、やりて親父が寄ってきて、顔見せ部屋へ案内してくれる。
数日前に見に来た時よりは、まだ人数少なめ。10人ほど。
やりて親父が、女性陣の年齢を教えてくれるが、どうにも胡散臭い。まあ、確かに見た目は若いけれど。
第一、選びたくなるようなルックスの女性がいない。
ここはひとまず退散。
あとで出直そう。
夜10時。再び出撃。
もう一度だけチェックしてダメなら、他をあたろう。
ラオンダオ2のほうが人数は少ないがレベルは高い。
あと、サオクサイフォンの置屋も見に行きたい。
あまり期待せずに、徒歩1分で置屋へ。
やりて親父が今度こそ選べよという顔で煽ってくる。癖のある親父だ。
おっと、人数が増えている。全部で15人ほどか。
しかもレベルもアップ。
というか、一人だけ飛び抜けたルックスがいた。
ごくごく一般的な日本人成人男性が10人いたら、9人はこの女性を指名するだろうなというレベル。
顔はピカイチだ。大所帯のアイドルグループの中堅どころとして在籍していてもおかしくない顔。
直接声をかけてみると、愛想も悪くない。笑顔がとてつもなくかわいい。
やられました。
やりて親父は、「ボリカーンディー(サービスいいよ)」と言うが、信じることはできない。
価格を確認すると、ショート30万キープ(1200バーツ)、ロング50万キープ(2000B)とのこと。数日前は女性によって高かったが、今回は統一プライスになっていた。この親父、やっぱり信用できん。
それでもにっこり微笑むルックスぴかいち嬢。
たぶんサービスは良くないだろうとわかりつつも、我慢できなかった。
親父に2000バーツ払って、ロングでお持ち帰り決定。
親父いわく、ロングは朝6時までとのこと。
もしショートの場合は、ラオンダオ1の自分の部屋を使えば部屋代無料。置屋の部屋を利用するなら別途200バーツとのこと。
ホテル裏口を通って、瞬殺で部屋に到着。
ジョイナーフィーとかIDチェックってなにそれ?の世界だ。
ラオス、実はゆるゆるなんじゃねえの。
ロングで朝まで
あとは夜のお楽しみの時間。
まずは軽くトーク。
ルアンパバーン出身でビエンチャンで働いて2ヶ月とのこと。
タイ語は普通に通じる。
間近で見てもかわいい。
ん?
よくみると、鼻が整いすぎている。
なんと、シリコン入りでした。
どうりで美人に見えるわけだ。
シリコン手術代2万バーツという。
こいつ、金持ちだな。
このルックスだもの、さては客が多いに違いない。
さらに話を聞くと、日本人と韓国人の客がたくさんだと言う。
まあ、でしょうな。
そりゃあ、彼女を選ぶよな。
顔はピカイチだけど、脱がせてみると体の線は残念だった。
油断しまくりの肉付き。それに黒ずみや皺も多い。
まだ若いはずなのに、なぜこうも劣化するのか。
そして、これまた予想通り、ボリカーンはマイディーだった。サービス悪し。
ジューブとオムは当然のようにメダイ。
でも顔はとにかく素晴らしいんで、ひたすら顔を見ながら抜き差しする作業に没頭。
ま、それなりに気持ち良かったかなと。
事後、1時には帰りたいという。
いやいや、ロングだからダメでしょ、明日の朝6時までは一緒にいなさい。
そういうと、おとなしくなり、ベッドに潜り込む。聞き分けはいい。
タイのテレビ番組を見つつ、しばらくタイ語でトーク。
ルアンパバーン出身だけど、タイ語の会話はすべてわかるし、タイ文字も読めるそうだ。
ラオスよ、独自の文化はどこへいった。
そのうち寝入ってしまった。
で、6時ぴったりに起こされた。
時計を見ると、本当に6時ジャスト。
寝起きのブンブンは敢然かつ冷徹な眼差しで拒否された。
これならショートで充分だった。
良かったのは顔だけだったかな。
ラオスでアタリを引くのはなかなか難しいようです。
でもこの若さとルックスは、タイでは滅多にお目にかかれない。
あまりサービスを求めない人にはいいかもね、ラオスの夜遊びは。
ラオンダオホテルの朝食
宿泊者は自由に朝食会場への出入り可能。
部屋番号のチェックも何もない。
朝食時間は6時半から9時までと書いてあるが、実際は10時や11時でも普通にやっていた。
レセプションのすぐ脇が朝食会場のレストラン。
店内は広くて、ビュッフェスタイル。
パン、ソーセージ、白ご飯、焼き飯、焼きそば、目玉焼き、カオトム(雑炊)、野菜炒め、フルーツ、コーヒー、オレンジジュースなどなど。
まあ、何かしら食べるものはありますね。
わたしは、ひたすらポテトフライを食べてました。
最後はカオトムで締めて、おなかいっぱい。
味には期待しないこと。
周囲にレストランがないも同然なんで、このビュッフェ朝食付きなのは単純にありがたい。
ラオンダオホテル1宿泊の感想
1泊2200円ほどだった。
部屋の広さや朝食付きということを考えると、ラオスにしては、わりとコスパはいいほうかと。
ましてや、置屋が目の前という夜遊び派には最高の立地。
ラオンダオ1の置屋がダメでも、ホテル前に待機しているトゥクトゥクに頼んで、ラオンダオ2やソクサイフォンに連れて行ってもらえばいい。もしくは、郊外のハンノイでもいい。
あとは連れ込み完全ノーチェックで部屋まで連れ帰ればいいだけ。
連れ込み遊びがしづらいと思われがちだけど、意外とラオスでも連れ込みは簡単。
トゥクトゥクはやはり吹っかけてくるんで、しっかり交渉すべし。最初の言い値は、5万キープ(200バーツ)が多い。へたすると300バーツと言われるかも。
ラオンダオ2とソクサイフォンをまわって、ホテルまで戻ってくるなら、150バーツで充分。ドライバーと仲良くなれば、往復120バーツでも行ってもらえる。
タイ大使館ビザ発給セクションまで徒歩圏内。
ビザ取りのついでに夜遊びしようと考えている不埒な夜遊び好きには、これ以上のホテルは望めないでしょう。
ただし、観光旅行という観点では、立地条件が悪すぎる。
ホテルの部屋も最高とはとてもいえない。
ごく普通の観光旅行者にはまったく向きません。やめましょう。
リバーサイドやナンプ広場周辺のホテルに泊まりましょう。
夜遊び派は一度は泊まって損なし。
特にラオスの夜遊びに慣れていない人は、入門編としてまずは泊まってみるべし。
慣れてくると、レンタルバイクを借りて、あちこち移動してもいいかなと。
ビエンチャン夜遊びマップと夜遊びホテル
簡単なビエンチャン夜遊びマップです。
ラオンダオホテル1は、地図記号「D」の場所となる。
参考までに。
夜遊び向けホテルの予約先は、以下の通り。
系列のラオンダオホテル2も置屋併設。
置屋の人数はラオンダオ1より少ないが、平均レベルは上だと思う。
ホテル宿泊可能。もちろん連れ込み可能。ショート遊びでも部屋代がかからず都合がいい。
1よりも部屋代は安くなるが、場所はさらに不便となる。
同じく夜遊び向けのホテルで有名なのがSNKホテル。
すぐ隣がソクサイフォン置屋となっていて、ホテルへの持ち帰りが可能。現在はほぼ営業していないようだが、かつては勇名を誇った帝豪(ティアウ)酒店も近くにある。
ラオンダオ2よりさらに不便な立地となるが、部屋自体はラオンダオより綺麗のようだ。
この3つが、ビエンチャン夜遊びの大定番ホテル。
レンタルバイクがあれば他にも選択肢はありそうだが、徒歩とトゥクトゥクで移動する予定ならば、ラオンダオ1にしておくのがベターですね。
(追記)
2018年10月再訪問時レポートはこちらから。
⇒【ビエンチャンの夜遊び2018年10月】ラオンダオホテル1併設置屋ショート1000バーツ