イサーン遠征編4
コラートは2泊で切り上げ、次なる土地を目指す。
イサーンを東へ進むことにした。コラートの東隣はブリラムだ。
ブリラムは初訪問となる。
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コラートからブリラムへの行き方
大きく分けて2つ。
・バス
・鉄道
鉄道のほうが風情がありそうだが、列車本数が限られているようで、わたしはバスを選択した。
宿泊しているチャオプラヤーインホテルのレセプションのお姉さんに聞いたところ、コラートからブリラムへのバスは、新バスターミナルから出発しているという。
隣の県だから、てっきり旧バスターミナルからも出ていると思っていた。
ひょっとしてレセプションの人の間違いかもしれない。念のため、まずは旧バスターミナルへ。
コラートの新旧バスターミナル2つ
地図
このように、コラートのバスターミナルは新旧2つに分かれている。
市街地にあるのが旧バスターミナルだ。タイ語で、ボーコーソーガオという。もしくは、ボーコーソーヌン。
ボーコーソーが、バスターミナルの総称。ガオは古い、ヌンは数字の1だ。
よって、新バスターミナルは、ボーコーソーマイ、あるいはボーコーソーソーンとなる。
マイが新しい、ソーンが数字の2だ。
新バスターミナルは、市街地の北側にある。こちらはかなり巨大なバスターミナルとなっていて、ほぼすべてのバスは新バスターミナルから発着する。
旧バスターミナルは、近隣の町や、バンコク行き長距離路線を扱っているようだ。
以前、隣町のピマーイからコラートまで移動した際は、この旧バスターミナルに立ち寄っていた。
あと、ロットゥも出ているみたい。
旧バスターミナルの様子
チャオプラヤーインから旧バスターミナルまでは、徒歩10分ちょっと。
普通に歩ける距離だ。
窓口がいくつかあって、ブリラム行きのバスの有無を確認してみた。
やっぱり、旧ではなくて新バスターミナルから発着するという。うう、チャオプラヤーインのお姉さん、疑ってごめんなさい。
新バスターミナルへは、旧バスターミナル内から出発するソンテウに乗れるようだ。
乗り場は、旧バスターミナルの一番奥あたり。
何台もソンテウがたむろしている。
バス乗り場付近まで出てきているソンテウのドライバーに、「パイ ボーコーソーマイ?(新バスターミナルへ行く?)」と確認を取る。この語尾のマイは、新しいのマイ。
厳密には語尾に疑問形であるマイを付けたほうがいいだろうけど、そうすると、マイマイとマイが連続することになって、声調をきちんと区別させないと、余計ややこしいことになる。
ボーコーソーソーンのほうが通じやすいかも。
英語なら、ニューバスステーションか、バスステーション2とどうぞ。バスターミナルでは、たぶん通じません。
ソンテウはしばらく客待ちしてから出発。
コラートのソンテウのルートは、さっぱりわからない。
最終目的地は決まっているようなのだが、途中のルートは理解不能だ。
大通りを思っきり直進したかと思うと、急にUターンかまして逆戻りして、さらに右折左折を繰り返したりする。
地元の人に教えてもらって何度か乗ったことがあるが、毎回意味不明のルートを通っていた。
今回の新バスターミナル行きも、最初はまるで反対方向へ進んでいった。
市場あたりで客待ちして、国道に入ったと思いきや、さらに細い路地に乗り込んで行き、客待ちしてから、裏道を通って、最後にようやく新バスターミナルへ到着した。
とりあえず一安心。
これが今回実際に乗車したソンテウ
ヤーモー像向かい側の市場周辺がソンテウの溜まり場となっているので、片っ端から新バスターミナルへ行くかを聞いてまわれば、わざわざ旧バスターミナルまで行かずとも移動できるはずだ。
コラートのソンテウ料金は、8バーツです。
なお、チャオプラヤーイン周辺から新バスターミナルまでは、バイクタクシーで50バーツ、トゥクトゥクで60バーツあたりが相場だろう。が、ホテル前で客待ちしているタクシーは吹っかけてくることが多い。その際は少し歩いてから、別のタクシーを捕まえよう。
コラート新バスターミナルからブリラムへ
次は、ブリラム行きのバス乗り場を探さねば。
バスターミナル左側に、近距離路線がたくさん並んでいる。
ここはタイ語オンリー表記が多くて、わかりづらい。
が、ふらふら歩いていると、係のおじさんやおばさんが、「トゥンナイ?(どこまで?)」と声をかけてくる。
「ブリラム」と目的地を告げると、バス乗り場まで案内してくれる。ブリラムというより、「ブリーラム」、ないし「ブリーラーム」と少し延ばし気味に発音したほうが通じやすいかな。いろいろ発音して試してください。
長距離路線の場合は、自分でしっかりバス会社と時間などを確認したほうがいいが、近郊路線の場合はあまり気にしなくていいだろう。
一番早い時間帯の2等エアコンバスを案内してくれるはずだ。
ブリラム行きバスは、8番乗り場だった。
バス車体に、BURIRAMと書かれてある。
どうやら563系列のバスのようだ。
コラート発ブリラム行きバス時刻表
日中は25分に1便の割合で運行されているみたい。
まあ、適当な時間に行けば大丈夫でしょう。
チケットは、乗り場付近にブースがあって、先に購入する。
コラートからブリラムまでの運賃は100バーツ。
チケット現物
あれ? よく見ると、200バーツと書いてあるなあ。でも実際は100バーツ。
もちろん途中下車する場合は、車内でも購入可能だ。
バス車内
エアコンと扇風機付き。
まあ、至って普通のバスですね。
自由席なのでお好きな席へどうぞ。
ブリラムへの道
出発後、コラート市内で少し客を拾ってから、郊外へ。
すると、あっという間に田舎になる。
もう何もない。
田んぼとか草原とかばっかり。
イサーンはどこへいっても同じ景色だ。とにかく田舎。
途中、わりと大きな町に立ち寄った。
クメール遺跡風のモニュメントがお出迎え。
たぶん、CHAKKARATという町だろう。
このクメール遺跡っぽいやつをを見ると、カンボジアが近いんだなと実感させてくれる。
あとは、また田舎道を疾走。
バスは約3時間かかって、ブリラムのバスターミナルに無事到着した。
Google Mapによるルートがこちら。果たして、このルート通りに走ったかどうかは不明。
最短2時間とのことだが、途上で客の乗り降りがあったため、やはり3時間くらいはかかるようだ。
このバスは、ブリラムが終点となるので、降りるタイミングを逃す心配はない。
(もちろんウボンラーチャターニー行きなどのバスに乗った場合は、車掌の掛け声に注意しておきましょう。)
ブリラムのバスターミナルはここだけ。
周囲には屋台や食堂が多数並ぶ。
翌日のバス移動を考えているなら、バスターミナル付近のホテルに宿泊するのがベター。
鉄道で移動するなら鉄道駅のほうへどうぞ。
コラートのホテルからここまでかかった費用108バーツ。約324円。うーん安上がりでいいなあ。
鉄道の3等車を利用すれば、もっと安上がりだけど。
さあ、ブリラム初訪問。
地球の歩き方にも掲載されていない。
はたして、どんな田舎町なんでしょうか。
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