イサーン遠征編6
ブリラーム嬢を求めて
サービス満点、性格良し、人懐っこい、明るい、と何かと評判の高いパタヤのブリラム出身嬢たち。
わたしも過去のお相手遍歴では、ブリラム出身者に大きくお世話になってきた。
ブリラム嬢の大当たり率は非常に高い。
もちろん中にはサービス的に少々ハズレもいたが、性格的にハズレはいなかった。
そんな彼女たちの出身地、ブリラムには何があるのか。
源流を求めて、わたしはブリラムへと旅立ったのだった。
ローカルな遊び場には、原石のように光り輝く若きブリラム乙女たちがいるに違いない。
いや、そんな幻想を抱くほど、タイの地方都市に魅惑を感じてはいないが、それなりに楽しいはずだ。
さあ、ブリラムには何があるのか?
まあ、実のところ、ネットで事前調査していた。
ローカルカラオケ屋少々と、ローカルディスコがあるだけという話。
また、ブリラム訪問歴のある友人二人にも話を聞いていた。
どちらも女連れだったのでほとんど遊ばなかったそうだが、基本的に何もないと言っていた。
昼間の下調べ
昼間のブリラムの歩き方は、前回の記事を参考にどうぞ。
⇒地球の歩き方に載っていないブリラムの歩き方。おすすめホテルも。
昼間のうちに予備調査はしてある。
駅前から南へ下っていく大通り(Rom Buri)を5分も歩かないところに、巨大なナイトスポットがある。
ディスコ、パブ、カラオケなどが密集している。
看板によれば、Victoriaという名のKARAOKE店がある。
おそらく、これがビクトリアか。
どうやら、ここはMPにもなっているようだ。
夜に再調査の必要があるなあ。
その巨大歓楽街の南側の交差点に、バービアも発見していた。
BAMBOO BARだ。
はっきりと、BAR BEERと書いてある。
昼間はファランの客が一人だけ。バービア嬢は見当たらない。
が、夜はわからない。
ブリラムの夜はキケンがいっぱい
そんな現地下調べを済ませ、ようやく夜を迎えた。
時刻は夜8時半過ぎ。出かけるにはいい時間だ。
宿泊しているのは、THE S HOTEL。
バスターミナル至近にあって、とてもいいホテルだ。
ここから、徒歩で夜のブリラムを捜索すべく、一躍躍り出た。
バスターミナル北側の大通り、Thani Alleyを東へ、つまり巨大歓楽街方面へ向けて歩く。
道は暗いが、治安は大丈夫そうだ。
ところどころに食堂やレストランがあって、灯りもついている。
が、店以外の場所は暗い。
そして、出た。
タイ地方都市名物の野犬どもが。
予想はしていたが、やはり現れやがった。
突然、暗がりから犬が吠えてくるのだ。
昼間は寝ているだけだが、夜になると急に凶暴化する犬たち。
1匹だけならまだしも、2匹3匹と徒党を組んで吠えてくる。
まったくタチが悪い。
幸い、追いかけては来ない。道路の反対側へ渡って、犬を避ける。
ようやく、In Jandara Naronという通りとの交差点にやって来た。
ここを左折して進むと、サイアムブティックホテルがある。
このホテル近くにローカルカラオケ置屋があるという情報だった。
が、サイアムブティックホテルにたどり着くまでに、またしても犬が通せんぼ。
何とか犬を避けて、ようやくホテルの灯りが見えてきた。
おっと、情報通り、ホテル手前にカラオケ屋を発見。
たぶん、3軒くらい。
サイアムブティックホテル側から撮影。ちょっとわかりづらいが、左側にカラオケ屋がある。
店頭のイスに、女性たちが座っている。
が、これはもうひどいラインナップ。
おばさんの巣窟。一軒あたり3人ほどのトドが、死んだ魚の目でじろりと一瞥してくるだけ。
野犬よりもおそろしい光景だった。
原石どころか、錆びきったボロ石のかけらである。
行く価値なし。
またしても犬、そして象
よし、やっぱり、駅前の巨大ナイトスポットだな。
カラオケもあるし、MPも見ておきたい。
1軒しかないとはいえ、バービアもある。夜のバービアはどうなっているのか。
カラオケ屋のトドと路上の野犬を避けつつ、元の道を戻る。
また、Thani Alleyを東へ。
通りを歩いているローカルタイ人はいない。
イサーンの夜の街を歩くのは、欲望丸出しなくせにタクシー代をケチって徒歩で済まそうとするアホな日本人だけである。
タイ人は、みんなバイクか車で移動している。
そして、やっぱり野犬がいる。
歩いているのは、アホな日本人のわたしと犬だけの状況だ。
おっと、道路の反対側に、何やら巨大なものがのっそりと動いているではないか。
象だった。
写真の光度を上げてみる。
うん、たしかに象だ。
野良犬ならぬ、野良象。
いや、野良じゃない。さすがに象使いが引っ張っていた。
まだ、町中に象が歩いているのだ、ブリラムでは。
ちなみに、バンコクでも昔は普通に象がいましたよ、都会の真ん中で。
象はいい。大丈夫だ。
でも、犬はアブナイ。本当に怖い。
オーバーな表現ではなくて、リアルに恐怖を感じる。
夜間は、きけん。
野犬は、あかん。
痴漢も、あかん。
無理。
徒歩は無理。
周囲を見渡せど、バイタクなんか一台も止まっていない。
そもそも人がいないのだ。
危険を犯してまで、ローカルディスコやカラオケへ行くつもりはない。
一軒だけあるバービアも期待はできそうにない。
MPは気になるが、コラートでもレベルが低いんだから、ブリラムはさらにひどいだろう。
無理。
ブリラム無理無理。
ここでブリラムの捜索を断念。
犬をかわしつつ、何とかバスターミナルまで戻って来られた。
ここまで来て、やっと、人の気配を感じた。
が、ここにも犬がいるじゃないか。
しかも、絶賛、夜の営み中。
ヘタに邪魔すると、噛み殺されそうだ。
バスターミナルにはバイタクが待機しているけれど、もう一度出かける気力は残っていない。
コンビニに立ち寄って、お菓子とコーヒーを購入。
コンビニ前には、若いブリラム女性や野郎たちがたむろしていた。
たぶん、10代後半くらいだろう。遊びに行くところがなくて、コンビニ前でうだうだやっている、そんな雰囲気だ。
色黒ながら、スレンダーで、目がきりっとしている。
おお、若いブリラム嬢、いいねえ。
声をかけたいところだが、そんなことをすれば連れの野郎たちにぶん殴られそうだ。
ちなみに、昼間に見かけた大人の一般女性たちも、なかなか綺麗な人が多かった。スタイルもいいんだよねえ。
まあ、基本的にみんな色黒だけど。
ホテルの部屋に戻ったのが、夜10時前。
短いブリラムの夜だった。
が、広くて快適な部屋のベッドに寝転んでいると、急に寂しくなってきた。
パタヤでバービアを経営するブリラム出身のママさんに連絡してみた。
「今ブリラム。若い女の友達がいたら紹介してほしい」と厚かましい依頼。
返事は、「おらん。知らん」とツレナイものだった。「あんた、なんでブリラムなんかにいるのよ。何もないわよ。さっさとパタヤへ戻ってこい」と逆に営業を受けてしまった。
とほほ。
結論
ブリラムでは遊べない。
ブリラム嬢と遊びたければ、パタヤにとどまっておくべし。
源流探しなど無駄骨でしか無い。
いや、じっくり腰を据えて、出会いを重ねていけば、いい思いができるかもしれない。
が、ふらっと旅行に出かけて、一日二日で原石に出会うことなど至難の業だろう。
とりあえず、ブリラムで遊ぼうと考えている人は、最初からバイタクのおやじに頼むのがベターです。
たぶん、もっとローカルな遊び場へも連れて行ってくれるでしょう。
もしくは、レンタルバイクを借りるべし。バスターミナルにレンタルバイクがあって、言い値は1日300バーツ。
とにかく、野犬に注意だ。
いやもう本当に怖かった。
ブリラム夜遊びマップ
まあ、大して役に立ちませんが、いちおう夜遊びマップを載せておきましょう。
どうしても、徒歩で遊びたいなら、駅前のホテルに宿泊すれば何とかなるかも。
詳しいブリラムの歩き方とホテル情報は、以下の記事でどうぞ。
⇒地球の歩き方に載っていないブリラムの歩き方。おすすめホテルも。