なぜかは知らないが、ブリラムにはルークチン屋が多い。
ルークチンとは、魚や豚肉をミンチにして丸めたもの。
日本で言うところの、つみれや肉団子のこと。
このルークチンを油で素揚げにしたものが、ルークチントートとなる。
パタヤの屋台なんかでは、串に刺した状態で陳列して、実際に揚げる際は串から外すことが多い。
ブリラムに多くあるルークチン屋は、串のまま油で揚げている。
まさに串揚げだ。
広告
ブリラム駅前の立ち食いルークチン屋
そんな串揚げ屋が多く集まるのは、タイ鉄道のブリラム駅前広場。
ブリラム駅
駅前広場ロータリー
ロータリーの片側に5,6軒の串揚げ屋が固まっている。
仕事帰りや学校帰りの人たちが立ち寄って、ふうふうやってます。
これが、串揚げルークチン屋台。
屋台としては堂々たる品揃えの串揚げどもだ。
魚肉や豚肉のつみれが多い。ワンタンの皮もある。あとは、小さなソーセージとか。
これが一串3バーツだ。日本円で約9円。
7本買ったら20バーツにサービスしちゃうぞ。
(大きなソーセージだけは1本10バーツ)
購入方法は簡単。並んでいる串を、店員に手渡すだけ。もしくは、トレイをもらって、好きなだけ入れればいい。
揚げたてがよければ、フライの横で待機しておこう。
あとは、野菜とタレをセットにして袋に入れてくれる。
立ち食いもできまっせ。
日本の串カツ屋と同じで、容器に入ったタレが置いてある。
片っ端から好きな串揚げを取って、タレに投入。
さらに、付け合せの野菜は食べ放題。キャベツもあるぞ。
ほんと、日本の串カツ屋みたい。
ソース二度漬け禁止とは書かれていない。
おそらく、タイ人は平気で二度漬けしてますね。
わたしは7本購入。支払いは20バーツ。
「ここで食べるよ。このナムチム(タレ、ソースのこと)使うね」と屋台のおばさんに一言かける。
おばさんは、「そのナムチムはあんまり綺麗じゃないから」と、屋台裏で仕込んでいた新しいソースを袋に入れてくれた。
まあ、たしかに、車と人の往来が激しくて空気の悪い中、蓋もせずにソースを野ざらしにしているので、衛生的にはちょっとどうかと。
たぶん、外国人だからと気を使ってくれたのでしょう。
あ、串揚げは美味しいですが、さすがに1本3バーツだけあって、量はかなり少なめ。
1本10バーツが基本の屋台のルークチンの半分くらいのボリューム。
まあ、こんなものは、おやつがわりにちょっとだけ食べて、あとは雰囲気を味わうもんです。
B級グルメなんで。
ブリラムへお越しの際は、是非とも、駅前の立ち食い串揚げをどうぞ。
バスターミナル近くにも同じような屋台がありますよ。
そういえば、マレーシアのペナン島でも似たような串揚げ屋を見かけたなあ。
LOKLOKという名前だった。漢字で、楽楽と書いてあったっけ。ロクロクか。
タイ南部のダンノックでも同じものがあった。
アジア各地で生き残る立ち食い串揚げ文化。
衛生面を考えると排除されていく傾向にあるだろうけど、どうかもうしばらくは頑張ってほしい。
とりあえず、ソース二度漬けはやめましょう。
広告