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タイ陸路国境

タイ・カンボジア国境付近における注意喚起、国際バス運行停止

投稿日:

タイとカンボジアの国境をめぐる対立が緊張を高めている。
6月7日には、主要陸路国境であるアランヤプラテート=ポイペト国境検問所が一時閉鎖され、双方の国に多くの人が取り残される事態になった。
国境付近は余談を許さない状況だ。
こんな中、在タイおよび在カンボジアの日本大使館から注意喚起が発信された。
タイ政府からは国境制限についても公式発表あり。
トランスポート社による国際バスは運行停止する事態となっている。

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タイ-カンボジア国境付近における軍事衝突に伴う注意喚起

6月8日夜に在タイ日本国大使館より注意喚起。

カンボジア国境付近における軍事衝突に伴う注意喚起について
在タイ日本国大使館

1 当地報道によれば、5月28日、ウボンラチャタニー県のカンボジア国境付近において、タイ軍とカンボジア軍による軍事衝突があり、複数の死傷者が出たほか、現在も緊張状態が続いています。

2 これを受け、タイ政府はカンボジアとの国境地域の警戒を指示しており、一部国境の閉鎖、タイ人及びカンボジア人旅行者の往来を禁止するなどの措置を取っています。

3 つきましては、タイ・カンボジア国境付近では今後も不測の事態が発生する可能性が否定できないことから、報道などから最新の治安情報の入手に努め、上記地域へは当面の間、不用意に近寄らないよう十分ご注意ください。

同じく、6月8日に在カンボジア日本国大使館より注意喚起。

カンボジア-タイ国境付近における緊張の高まりを受けた注意喚起について
在カンボジア日本国大使館

●本年5月28日にプレアビヒア州モムバイ地域でカンボジア軍とタイ軍による軍事衝突が発生し、カンボジア軍側に死者が出て以降、両国国境地帯での緊張が高まっております。
●これを受け、6月7日にタイ政府は国境地域の警戒を指示しており、国境検問所の開門時間短縮や閉鎖にかかる措置が執られました。
●つきましては、カンボジア-タイ国境付近では今後も不測の事態が発生する可能性が否定できないことから、報道やインターネットなどから最新の安全情報の入手に努め、上記地域へは当面の間、不用意に近寄らないよう十分御注意ください。

本文
1 カンボジア・タイ両国においては、これまでそれぞれが主張する国境線の違いを巡って両国軍の間で発砲を伴う衝突が発生しています。2008年から2009年にかけてプレアビヒア州プレアビヒア寺院周辺で砲撃を伴う大規模な銃撃戦があったほか、2010年から2011年にかけて同寺院に加え、ウドーミエンチェイ州ターモアン・トム寺院及びタークロバイ寺院周辺でも大規模な銃撃戦が発生し、両国軍双方に死傷者が出ました。その後、両国政府間の努力により情勢は長らく落ち着いておりましたが、本年5月28日にプレアビヒア州モムバイ地域で両軍間の衝突が発生し、カンボジア人兵士1名が死亡しました。

2 衝突後、両国間で事態沈静化に向けたやりとりが続けられましたが、6月7日になってタイ側により国境検問所の開門時間短縮や閉鎖の措置が執られました。両国間の主要国境であるバンティアイミエンチェイ州のポイペトとタイ側のアランヤプラテート国境ではこれまでの午前6時から午後10時までの開門時間が午前8時から午後3時までに短縮されています。カンボジア側の発表によれば、タイ側によるこれらの措置導入の理由として、カンボジア側が国境地域の4地点(モムバイ地域、ターモアン・トム寺院、ターモアン・トーイ寺院、タークロバイ寺院)について国際司法裁判所への付託を理由に6月14日に予定される両国共同国境委員会の場での討議に応じないことが挙げられています。今後も両国間交渉の推移によっては流動的な状況
が続く可能性があります。

3 つきましては、カンボジア-タイ国境の検問所を利用、もしくは国境地帯を訪問・滞在される場合には、更なる状況の変化や不測の事態の発生も排除されませんので、危険な状況に巻き込まれないよう御自身の行動予定を慎重に検討し、報道やインターネットなどから最新の治安情報を入手いただき、十分な安全対策を講じてください。現時点では、ターモアン・トム寺院及びタークロバイ寺院への訪問は必要のない限り見合わせるとともに、仮に訪問する場合でも、信頼のできる旅行会社やガイドを選ぶ、情勢の推移によっては訪問を取りやめるなどの対応をお取りくださるようお願いします。

在カンボジア日本大使館のほうが詳しい状況を伝えている。
でも、注意喚起内容は同じ。
タイ・カンボジア国境付近では不測の事態が発生する可能性があるため、最新の治安情報入手に努め、上記地域へは不用意に近寄らないようすること。

国境検問所

6月7日に一時閉鎖されたアランヤプラテート=ポイペト国境検問所だが、新しい規制のもと、6月8日は国境が開いている。新しい国境開門時間は午前8時から午後3時までだ。
ただ、初日となった6月8日は、カンボジア側が開門時間を1時間遅らせたとのこと。

アランヤプラテート以外のタイとカンボジアの陸路国境検問所のオープン時間やルールについて、タイ政府から正式発表があった。
ウボンラチャタニ、ブリラム、シーサケット、スリンにある4箇所の国境検問所だ。

検問所自体はオープンしているが、開門時間は大きく制限されている。
車両通行が禁止となる検問所もある。
これらの国境検問所を通る第三国の外国人旅行者はほとんどいないだろうが、要注意。

現時点では、タイとカンボジアの陸路国境検問所が完全閉鎖されたという話はタイ政府側からは出ていない。
一番気をつけないといけないのは、やはりアランヤプラテート=ポイペト検問所だ。
タイ人が賭博ないし観光目的でポイペトへ出国することは禁止されている。第三国の外国人については特に規制措置が出されているわけではないようだが、現状では避けたほうがよさそう。

タイ=カンボジア国際バス運行停止

タイのトランスポート社(ボーコーソー)が運行しているタイ=カンボジアの国際バス路線が、6月9日より一時停止すると発表された。
旅客車両の国境通過が禁止とされたことによるもの。

運行停止となるのは、2路線。
・バンコク=シェムリアップ
・バンコク=プノンペン

バンコク=シェムリアップ路線は、運賃750バーツ、運行距離419km、1日1往復。バンコク発午前9時、シェムリアップ発午前9時。

バンコク=プノンペン路線は、運賃900バーツ、運行距離719km、1日1往復。バンコク発午前8時、プノンペン発午前8時。

再開時期は不明で、進捗状況が明らかになれば、トランスポート社より通知があるそうだ。

他の旅行代理店が運行しているツーリストバスがどうなっているかは不明。
ともかく現状ではタイ=カンボジアの陸路国境は避けたほうがいい。

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