ウドンタニーに来るとラーメンの口になる。
日本でもラーメンを食べに行くことはめったにない。というかここ10年くらい日本のラーメン屋に入っていないような気がする。
バンコクやパタヤではたまにラーメンを食べる。でも頻繁ではない。
が、ウドンタニーではラーメンを求めてしまうのだ。
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ウドンタニーの日本ラーメン屋台
ウドンタニーの日本ラーメンといえば、Nutty Park前にある赤のれんと赤ちょうちんのザ・日本ラーメン屋台だ。
関連記事:ウドンでラーメン。ウドンターニーの日本ラーメン屋台の赤のれんが郷愁を誘うのだ。
ここ10年ほど通いつめている。
パンデミックがまだ明けきらぬ2022年6月にひさしぶりにウドンタニーを訪問した際にラーメン屋台が生き残っているを目にした時は本当にほっとしたものだ。
関連記事:ウドンタニーの日本ラーメン屋台は健在
このたびのウドンタニー訪問でもラーメン屋台は健在だった。
健康状態もよくなったようで、おばさんは元気にラーメン屋台に立っている。安心した。
が、今回向かうラーメン屋は、別の赤ちょうちんと赤のれんの店だ。
タラートロットファイのラーメン屋
ウドンタニー鉄道マーケット(タラートロットファイ)内に、ラーメン屋がある。以前何度か通りかかっているが、いつも閉店後だったりして、まだ食べられずにいた。
タラートロットファイは、その名のとおり鉄道駅前にある市場だ。
地図
この市場はかなり広い。
いくつかのブースに分かれている。
駅から行くと手前側には昔ながらのレストランと屋台群だ。
奥に進むと、大きな広場のような屋台村になっている。中央にイートインスペースがあり、周囲を屋台が囲む。
ラーメン屋があるのは、持ち帰り屋台が多いエリアの隅っこあたり。
ラーメン屋の前にはイートイン用のテーブルがあるので座って食べることができる。
赤ちょうちんと赤のれんのラーメン屋台。
やっと営業している時間帯に訪れることができた。
赤ちょうちんにラーメンの文字。いい感じ。
ラーメンは種類豊富で基本59バーツ。ざっくり240円ってところ。
豚骨、味噌、醤油、だいし、トムヤム、麻辣。
Daishiがなにかはよくわからない。
焼きそば69バーツ、豚骨麻辣69バーツ、ざるラーメン55バーツ。
から揚げ55バーツ、餃子50バーツ、たこ焼き、エビ天ぷら69バーツ
緑茶15バーツ
店主のおじさんに話しかけると、「日本人ですか?」と日本語で返された。
日本語がちょっと話せるそうだ。
豚骨ラーメン
まずは豚骨ラーメンにしてみよう。
餃子も追加した。
59バーツ+50バーツで109バーツ。おじさんは、ヒャクキュウバーツと日本語で教えてくれる。
豚骨ラーメンがこちら。
白濁スープはいかにも豚骨。
クリーミーな風味だけど、豚骨スープとしてはちょっと薄い。
濃厚豚骨スープを期待すると肩透かしを食らうだろうけど、この独特のクリーミーさが癖になりそう。
パンチ力不足なので薬味を加えたくなる。
唐辛子、辣油、醤油、酢が置いてある。胡椒はないとのこと。
唐辛子を少し足すと一気にスープの輪郭が際立った。
麺は標準的な中太麺で、コシは弱め。
チャーシューは薄切りながらも、柔らかくておいしい。
ゆで卵は丸々1個分。
この豚骨ラーメンは気に入った。癖になる味だ。
Nutty Park前の豚骨ラーメンより好きかも。
Nutty Park前はラーメン80バーツ。
ここは59バーツ。
でも、量は少ない。
餃子は、よくあるレトルトの餃子を揚げたもの。
醤油ベースのタレに酢と辣油を加えてやると、日本の餃子の味になる。
豚骨ラーメンと餃子でほどほどに腹が膨らむ程度の量かな。
合計109バーツ、約440円で満足度はけっこう高め。
醤油ラーメン
他のラーメンも食べたくなり、後日再訪。
次は醤油にしてみる。から揚げも追加。
スープ以外の内容は豚骨ラーメンとまったく同じ。
醤油スープは、もろに醤油の味。作っているところを見ていたら、大きな容器から醤油をそのまま注いでいた。
この醤油スープはいまいち。胡椒もないので風味アップができない。
醤油ラーメンなら、Nutty Park前ラーメン屋台の勝ち。
豚骨ラーメンは鉄道市場のほうが好き。
から揚げは、やはり市販の冷凍ものを揚げ直しているだけ。
でもそれだけにちゃんと下味がついている日本のから揚げの味になっている。
揚げたてで衣はさくさく、中はアツアツ。
醤油ラーメンとから揚げのセットで114バーツ。約450円。
まあ安いほうかと。
まとめ
ウドンタニーはラーメン天国だ。赤のれんと赤ちょうちんのラーメン屋台が普通に営業している。
醤油ラーメンなら有名なほうの赤のれんラーメン屋台、豚骨ラーメンなら鉄道市場がいい。餃子やから揚げも同時食べるなら、鉄道市場がいい。
ウドンタニーのラーメンめぐりはまだ終わらない。このあと、最高の博多ラーメンに出会うことになるのだった。
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