タイ南部・マレーシア国境旅行シリーズ第3回目。
6年ぶりに訪れたハジャイの夕方の様子を見てきた。
ホテルに戻り、ハジャイフライドチキンを食べると、旅の疲れで軽く寝てしまう。
目が覚めると夜10時過ぎ。
タイの地方都市は夜が早い。
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ハジャイの夜
宿泊しているサクラホテルの窓からは明るいネオンサインが見える。音楽も流れてくる。
Forteという店。ここは6年前にもあった。
いわゆるパブだ。若いタイ人が集まっているらしく、深夜2時くらいまで営業しているようだ。
そういえば、ハジャイのホテルに男だけで宿泊していると、ホテルのボーイがマッサージを斡旋してくるのが定番であった。部屋にいるとドアをノックされて、顔見せが始まるという流れだ。
でも今回のサクラホテルではそういった斡旋はなかった。
サクラホテルの1階にカフェーあり。
カフェといってもコーヒー屋ではない。タイ独特の歌謡ショーみたいなところ。前方のステージで若い女性シンガーが歌っていて、客の野郎たちは目当てのシンガーに花の首飾りを送るという遊び方、らしい。
昭和を感じさせる代物で、今ではほとんど絶滅寸前だがタイ南部ではまだ残っている。
Forteのある通りを南下すると派手なネオンサインの店。
左側の店はネオンサイン販売の店らしいが、その隣にはカラオケ屋あり。
たぶんローカル向けのパブだろう。
リーガーデンプラザホテル前のナイトマーケットへ行ってみる。
24時前だが、まだ観光客は多い。
屋台はそろそろ終わりかけ。
客はちょっとインド系が目立つ印象。あとは若いマレーシア人かシンガポール人のグループ。
やはりマレー語と中国語が飛び交っている。
パブとバービア
リーガーデンホテルの周囲にあるソイを回ってみる。
ぽつんとパブっぽい店。
店頭には若いホステスが待機している。
パタヤのサードロード沿いにもこういったパブがあるけれど、タイ人や中国人向けってところか。
近くにはヨーロッパ風のパブがあった。
さらに、欧米人向けのバーがいくつか並んでいる。
これもパブといえる、イギリス式のパブのほう。
ビールやヨーロッパ料理、それにスポーツ中継が流れる。
ファランたちが酒を飲んでいる。
昼間はまったく見かけなかったが、ハジャイにもファランがいたのね。
まあ観光目的でハジャイを訪れるファランはほとんどいないだろうから、在住者や仕事目的での滞在だろうけど。
健全なパブだけでなく、バービアっぽい店もあった。
ファランの遊び場はこのあたりのみっぽい。
ハジャイは、ローカルタイ人とマレーシアからの中華系とマレー系の人たち向けの遊び場がほとんどだ。
日本人向けの遊び場は特になさそうだが、街中には日本語が散見される。
メイメロソ?
マイメロンにしたいのかな。
パブの前に屋台が出ていて、炙りしめ鯖が食べられるそうだ。
ハジャイでも日本料理は人気らしい。
ロティ
いろいろ歩き回ったが、夜のお誘いの声を全然かけられない。
ハジャイの夜ってこんなもんだっけかなあ。
おやつのロティを買って、ホテルに戻ろう。
ロティは、パンケーキのこと。
タイではどこでも見かけるが、ハジャイでは特に屋台が多い。
チョコレートバナナロティが40バーツ。
練乳たっぷりでカロリー満載。
ホテルの部屋に持ち帰る。
クイティアオマラ(苦瓜麺)
と、ホテル近くまで戻ると、漢字の看板が目に入った。
苦瓜麺と書いてある。
ちょっと珍しいクイティアオマラ屋のようだ。
タイ語でゴーヤはマラという。
せっかくなので食べみよう。
ロティはあとまわしだ。
店員に確認したら、たしかに苦瓜入りのクイティアオとのこと。
調理台には肉詰めされた苦瓜。
ルークチン(つみれ)も苦瓜を練り込んであるという。
クイティアオマラ
スープはクリアスープのナムサイだ。
すっきりして飲みやすい。しかも熱々。
麺はバミー(中華麺)で。
肉詰めの苦瓜は味が染み込んでいるが、かなり苦い。臭みやエグみはないものの、あとから苦味が全速力で追いかけてくる感じだ。
でもおいしい。スープとよく合う。
店の人いわく、苦瓜は朝に仕込むから夜になると苦味が増すという話だ。
苦瓜を練り込んだルークチンは苦さもなくて食べやすい。
苦瓜麺、いいねえ。
飲んだあとに食べるとさらにいいかも。
ハジャイの夜は苦瓜麺でしめるのがいい。
ホテルに戻り、ちょっとだけロティを食べる。あとは冷蔵庫に。
さすがにこの時間帯にロティを全部食べると太る。
夜遅くなっても、ホテルのボーイがドアを叩いてマッサージの斡旋をしてくることはなかった。
街中でも声はまったくかけられなかった。
あれまあ、ハジャイの夜はどうなったんだろうか。
パブやカフェがあるだけの健全な街に変わっちゃったのかなあ。
ちょっとほろ苦いハジャイ初日となった。
ハジャイの夜の捜索は明日に持ち越しだ。
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