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日本帰国情報

11月でMySOSは終了か、ファストトラック登録はVisit Japan Webで

投稿日:2022年10月14日 更新日:

2022年10月11日より、日本の水際対策は大幅に緩和された。
外国人のビザ免除措置が再開され、観光目的でのビザなし入国ができるようになった。
色分け規制措置も撤廃され、すべての国からの日本入国で空港検査と自宅待機が不要となった。
が、日本入国のためには、MySOSとファストトラックの登録が原則必要だ。
11月からは、ファストトラックの登録はMySOSではなくて、Visit Japan Webを通じて行うことになる。どうやら、MySOSは終了となりそうな気配となってきた。

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ファストトラック登録はVisit Japan Webで

10月11日の水際対策緩和に関する内容と疑問点についてはすでに詳しく取り上げた。

関連記事:陰性証明書不要で日本タイ往復のためのワクチン接種条件について(2022年10月11日最新版)
関連記事:本日からの新しい日本入国検疫措置とMySOSの必要性について

ファストトラックに登録することで日本入国時の検疫はスムーズとなる。
厚生労働省では、ファストトラックを必ず利用するよう推奨している。
ファストトラックの登録にはMySOSが必須だ。MySOSアプリもしくはMySOS Webを通じて、ファストトラックを登録していく。
MySOSの登録は義務でも必須項目でもない。ルール上はMySOSアプリをインストールしなくても日本入国はできる。
が、実質的には必須な状態だ。

厚生労働省による「日本へ入国・帰国する皆様へ」というサイトがある。
ファストトラックの利用方法を説明しているものだ。

https://www.hco.mhlw.go.jp/#news

このベージを開くと、以下のようなポップアップが表示されるようになった。

入国日が11/14以降の方はVisit Japan Web(11/1から利用可)を使用してください。⇒https://www.digital.go.jp/policies/visit_japan_web/

リンク先は、デジタル庁のサイトになっている。
Visit Japan Webサービスに関する説明だ。

Visit Japan Webサービスは、海外からの入国者(海外から帰国する日本人も含む)が、入国時に「検疫」・「入国審査」・「税関申告」の入国手続を行うことができるウェブサービスです。

利用可能空港:成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、新千歳空港

Visit Japan Webサービス自体は、以前から実施されていた。とはいえ、主に外国人旅行者のためのもので、日本人はほぼ関係なかった。たぶん日本人利用者はほとんどいないと思う。
検疫と入国審査と税関申告の3つができるそうだが、どうせ検疫はMySOSとファストトラックで行えるし、入国審査は自動ゲートを通過するだけでいいし、税関申告は対面ないし税関申告アプリを使えばいい。特に入国審査と無縁の日本人にはVisit Japan Webを使う意味がなかった。

さて、肝心なのは「お知らせ」にある記述だ。

・旧バージョンは停止しました。(2022年10月11日)

・10月3日に検疫(ファストトラック)との連携は停止しましたが、11月に新バージョンで検疫(ファストトラック)の情報登録が可能となる予定です。(2022年10月3日)

11月からは新バージョンでファストトラックの登録が可能となるとのこと。
厚生労働省のMySOSとファストトラックの説明ページでは、「入国日が11/14以降の方はVisit Japan Web(11/1から利用可)を使用してください。」となっている。

この2つの発表から推察すると、11月14日以降に日本に入国する場合は、MySOSではなくてVisit Japan Webでファストトラックを登録することになるはずだ。
MySOSでのファストトラック登録がなくなるということは、MySOS自体がなくなるということになるだろう。

10月11日の水際対策緩和以前には、一部の入国者は空港検査と自宅待機が必要だった。たとえば、ベトナムからのワクチン接種証明書がない入国者は空港検査と自宅待機が求められていた。
自宅待機中対象者は、MySOSアプリのインストールが必須で、自宅待機中にMySOSを通じて健康フォローアップが実施されていた。
が、自宅待機が一律廃止となったため、MySOSでの健康フォローアップもなくなった。
よって、MySOSの存在意味は、ファストトラックを登録するためのツールでしかなくなった。
もはやMySOSの意味がない。

こういった流れを受けて、MySOSではなくて、Visit Japan Webでのファストトラック登録に一本化していくつもりのようだ。

たとえMySOSが廃止となっても、ファストトラックは継続するつもりでいるのは間違いなさそう。

もうなにがなんだかややこしくて、本当にうんざりする。
情報チェックするたびにシステムがころころ変わる。

これから日本入国予定がある人はどうすればいい?

現時点ではこれ以上の詳細は不明。
とりあえず、これからの入国日ごとの違いについてまとめておく。

・10月末までの日本入国
現行どおり。MySOSを通じてファストトラックを登録して、MySOSの画面が青色表示なれば、日本入国時の検疫がスムーズとなる。実質的にMySOSは必須。
(注:日本政府が定めたルール上はMySOSのインストールもファストトラックの利用もあくまでも任意であり推奨事項であり、強制でも必須でもない。でも実質的に必要という状態)

・11月1日から13日に日本入国
これも現行どおり。MySOSでファストトラック登録する。
11月1日に新バージョンのVisit Japan Webが始まるが、スルーしても大丈夫。
すでにMySOSでファストトラック登録済みの人はそのまま利用できるはずだ。
(追記:その後情報が更新された。10月中はMySOSでファストトラック登録可能だが、11月1日からはVisit Japan Webのみ。10月中にMySOSでファストトラック登録済ませておくことを推奨)

・11月14日以降に日本入国
Visit Japan Webを利用してファストトラックを登録して、日本に入国する。新バージョンのVisit Japan Webが利用可能となるのは11月1日。よって、11月14日以降入国予定の人は、11月1日まで待ってからファストトラックを登録することになるだろう。

ただし、11月1日以前にMySOSを通じてファストトラック登録済みの場合にどうなるかは不明。
確定していない事項が多いので、11月14日以降に日本入国予定がある人は、今はなにもしないほうが得策。
また、11月14日以降にMySOSが全面的に廃止となるかは不明。詳細の正式発表待ちだ。

まとめ

一言、ややこしや。
これまでの日本の検疫手続きの動きをつぶさに追っていれば、新たな変更点についても理解しやすいが、初見ではもうなにがなんだとわからないだろう。
しかもころころと変更していく。
それだけ流動的な事態なのはわかるが、外務省と厚生労働省とデジタル庁と3つの官庁がからんでおり、事態をさらにややこしくしている。
たとえMySOSが廃止となっても、ファストトラックは継続ということになりそうだ。
ファストトラックが継続ということは、面倒な検疫手続きも水際対策も続くということ。
完全開国したタイのように、パンデミック前の状態には日本はまだまだ戻らないということだ。

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