4月28日をもって水際措置を終了する方向で政府が検討中との報道が突如流れた。
4月29日午前0時以降の日本到着では、ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書は不要とする、と。
関連記事：日本の水際対策終了は4月28日へ前倒し、ゴールデンウィーク帰国は証明書不要に
日本政府からの正式発表はいまだにない。
正式発表を待たずに海外へ向けて出発せざるを得ない人も多いはず。
とりあえず、現時点での注意事項をあげておく。
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GW前倒し出発でもワクチン接種証明書は忘れずに
今年のゴールデンウィークの海外出発のピークが4月29日、帰国のピークが5月6日だと各航空会社から発表されている。
もともとの水際措置撤廃予定が5月8日。つまりはゴールデンウィーク明けの水際対策終了だ。
ゴールデンウィーク海外旅行組の大半は水際対策期間内の帰国となる。
5月7日までの帰国では、水際対策が継続しており、ワクチン接種証明書ないし陰性証明書がないと入国不可。
と、なるはずだった。
が、いきなりの前倒しだ。
4月28日いっぱいで水際対策終了となれば、ゴールデンウィーク中の帰国であっても水際対策にはあたらない。
フリーで帰国できる。
帰国ラッシュの混雑や混乱を避けるために前倒しするという話だ。
で、このゴールデンウィークにひさびさに海外旅行をする人は多い。
なにがなにやらわからず混乱するのも当然のことだ。
これまでの水際対策ありの中で帰国を経験した人なら、だいたいの事情はわかっていると思う。
基本はワクチン接種証明書があればいいだけのこと。接種証明書がない人は海外現地でPCR検査を受けて陰性証明書を取得しないと日本帰国できない。
が、水際対策が終了するとなると、事情は変わる。
ワクチン接種証明書も陰性証明書も不要で帰国できる。
4月28日午前0時時点では、日本政府からの正式発表はまだない。
結局、本当に前倒しを実施するのかは断言できない状況だ。
また、Visit Japan Webの運用についてはもはっきりしない。
ゴールデンウィークの前倒しで4月28日に出国する人も多いと思う。
28日中には日本政府からの正式発表があり、水際措置撤廃とVisit Japan Webの運用などの詳細が明らかになるはずだ。
でも、28日午前便の出発では、政府発表に間に合わないだろう。
不安なまま出発することになる。
とりあえず、ワクチン接種3回済みの人は、必ずワクチン接種証明書（ワクチンパスポート）を持参して、海外へ向けて出発すること。
マイナンバーカードがあればアプリ版がすぐに利用可能だし、コンビニで発行することもできる。
ワクチンパスポートが手に入らない場合は、ワクチン接種済証だけでも携行しておくこと。
ほぼ間違いなく水際対策は4月28日いっぱいで廃止されるはずだが、まだ断言はできない。
もともとの予定どおりに5月7日までは水際対策が継続する可能性がゼロではない。
海外空港のチェックイン時トラブル
また、水際対策が4月28日で前倒し終了するとしても、海外から日本帰国する際の空港でのチェックイン時のトラブルも予想される。
いきなりのルール変更なので、各航空会社の地上スタッフ全員に周知徹底されるとはかぎらない。
不要のはずのワクチン接種証明書を見せろと要求し、提示がないと搭乗拒否することもありうる。
タイから日本への直行便のように日本人旅行者が多い路線はまず問題ない。とりわけ日系航空会社なら大丈夫だ。日本人スタッフがいるカウンターではなおさらである。
ただし、経由便には要注意。あまり日本人旅行者のいない地方空港から大きな空港へ乗り継ぐ場合だ。日本の水際対策をよく理解していない地上スタッフに出くわすと大きなトラブルとなる。
トラブル回避のためにも、ワクチン接種証明書は持参しておくのがベター。
もともと現地で陰性証明書を取得してから帰国しようと考えていた人は、さらに不安な状況だ。
水際対策前倒し終了となれば、現地でわざわざPCR検査を受けなくともよくなる。
ただ、現地空港でのチェックイン時にトラブルに巻き込まれると厄介だ。いきなり陰性証明書を出せと言われても、どうしようもない。
そんなときは、日本の水際措置終了に関する、外務省や厚労省の英文文書を提示して、説得を試みるしかない。
Visit Japan Webは後回しでOK
Visit Japan Webについては、今後の運用方法がはっきりしない。
現状でも絶対必須なわけではない。Visit Japan Webの登録がなくても、日本帰国は認められる。
28日中にはVisit Japan Webの運用方法が明らかになるはずだ。
はっきりしてから、Visit Japan Webを登録するかどうか決めても遅くない。
とりあえず後回しでもなんとかなる。
ただ、これまた海外空港でのトラブルの可能性がゼロではないので、Visit Japan Webの登録はしておいたほうが無難ではあるが。
まとめ
いきなりの変更は混乱のもと。
前倒しはおおいに結構だが、現地での空港でのトラブルが心配される。
日本行き直行便は問題ないだろうけど、念のため、ワクチン接種証明書は必ず持参して海外へ出発しましょう。
まあ、ぶっちゃけ、99.9%は大丈夫ですな。
これから出国する人は、特に何も考えずに、パスポート一つで海外へ出て、パスポート一つで帰国できる。
状況が状況だけに絶対とは言えないけれど、まあ大丈夫。
あまり気にせずに、ひさびさの海外旅行を楽しんでほしい。ではいい旅を。
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