5月1日にタイは17県での陸路国境検問所を開放した。
隣国から陸路国境を通って、隔離と検査なしでタイに入国できる。
とはいえ、すべての陸路国境がオープンになったわけではない。
チェンライでは国境開放が遅れているが、ようやくラオスとの4つの国境検問所がオープンされることが決まった。
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チェンライの4つのラオス国境がオープン
チェンライにあるラオスとの国境検問所が開放されることになった。
5月18日にチェンライ県知事とラオス当局が国境検問所の再開について話し合った。
4つの国境を開放することに同意したという。
開放予定の国境チェックポイントは4つ。
・チェンコンのバク埠頭
・タイ・ラオス第4友好橋
・バーンソップルアック国境チェックポイント
・チェンセン地区オフィス近くの国境チェックポイント
ラオスからタイへの入国規則は、タイ政府が定めた規則に従う。
ワクチン接種済みであれば検査も隔離も不要。
ワクチン接種を終えていないならば、PCR検査陰性証明書が必要となる。
実際の国境開放日ははっきりしていない。
参照:https://tna.mcot.net/english-news-943834
注:上掲報道には、タイ入国にはワクチン接種3回と記載してあるが、実際には2回でいいはずだ。(ジョンソンアンドジョンソンは1回)
外国人のタイ陸路入国にはタイランドパスの事前登録が必要となっている。要件は空路と同じ。
チェンライの陸路国境
今回発表になった4つの国境検問所だが、すべてを外国人が利用できるとはかぎらない。
確実に利用できるのは、チェンコンにあるタイ・ラオス第4友好橋だ。
タイ側のチェンコンから、ラオス側のボーケーオ県フアイサーイを結ぶ橋で、2013年に開通した。
地図
この橋ができるまでは、渡し船を使って川を渡り、チェンコンとフアイサーイを行き来していた。
タイ側の船着き場のことをバク埠頭と呼ぶらしい。
グーグルマップでは、バク国際港と記載あり。
国際港には違いないが、本当に単なるローカルな船着き場にすぎない。
パスポートコントロールを土手を上がったところにある。
この渡し船は2回実際に乗ったことがある。
最後にチェンコンからフアイサーイに渡ったのが2012年のこと。
小さな渡し船で国境を越えるには風情があって好きだった。
タイ・ラオス友好橋開通後は、外国人は渡し船の利用ができなくなったとのこと。
今回の国境開放でも、チェンコン・フアイサーイの往来には友好橋を利用する必要がある。
バーンソップルアック検問所は聞き慣れない。
調べてみると、ゴールデントライアングル付近の国境チェックポイントらしい。
タイランドパスの陸路入国申請項目をチェックしてみる。
すると、入国地点には、チェコンコンの第4友好橋が登録済み。
さらに、ゴールデントライアングル国境ポイントも載ってある。このゴールデントライアングルがバーンソップルアックにあたるようだ。
ということは、ゴールデントライアングルを通ってラオスとタイの往来ができるのか。知らなかった。
ただし実際の運用がどうなっているのかは不明。
バク埠頭についてはタイランドパスに掲載なし。やはりチェンコンの渡し船の利用は不可のようだ。
あと一つ開放となるチェンセン地区オフィス近くの国境チェックポイントについてもタイランドパスには出て来ない。ここも外国人は利用不可のようだ。
確実なのは第4友好橋の利用となる。
陸路でタイ入国を考えている人はタイランドパスの登録状況をチェックしておくこと。
タイランドパス陸路申請⇒https://land.tp.consular.go.th/home
また、チェンライにはラオスだけでなくミャンマーとの国境もある。
メーサイ・タチレク国境が有名。
こちらはまだオープンになっていない。
ラオス入国
ラオスは5月9日に完全開国したばかり。
外国人観光客でもワクチン接種済みであれば検査も隔離も不要でラオス入国が可能だ。
日本人はビザ免除措置が受けられる。
今回の国境開放決定により、チェンコン・フアイサーイの友好橋を通ってタイからラオスへの入国は可能となるはずだが、現場での運用はやはり未知数。
あまりにも情報が少ない。
フアイサーイでラオスに入国すると、ボートで川を下って、ルアンパバーンへ行くのが旅行定番ルートだ。
スローボートだと1泊2日の旅程となる。
これまた風情があってのんぶり旅行好きにはおすすめだ。
とはいえ、開国したばかりのラオスで観光客向けのスローボートが運航されているかはこころもとない。
これまた情報収集が必要だ。
またラオスではラオスキープの急落と石油不足が発生しており、なにかとややこしい情勢にある。
ラオス旅行の道はどんどん広がっているが、事前の情報収取ならびに現地での臨機応変な対応が必要。
でも東南アジアは着実に開国へ向かう。陸路での国境越えもどんどん進んでいくだろう。
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