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プラユット首相が120日以内のタイ開国を宣言

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6月16日にプラユット首相による全国民向けテレビ演説が放映された。
プラユット首相は120日以内のタイ開国を宣言し、国内すべての企業が通常通りに再開し、ワクチン接種済み外国人観光客をタイ国内を自由に旅行できるようになると発表した。

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120日以内のタイ開国へ

以下、プラユット首相の演説の要約。

ワクチン接種プログラムが進展しており、回復へ向けたロードマップを発表したい。

新しいワクチン供給業者との交渉を迅速に進めている。現在、ファイザー、ジョンソンエンドジョンソン、モデルナ、アストラゼネカ、シノバック、シノファームの6社と提携している。
より多くの供給を確保できた。今年中に1億550万回分のワクチンを予約し、契約を締結した。
来年も追加でワクチン供給をを求める。
現在の計画では、7月からは毎月平均1000万回分のワクチン接種を実施し、10月上旬までに少なくとも5000万人が初回のワクチン接種を受けることになる。

タイの開放は、収入源を失った人たちの苦しみを減らすための鍵である。国を完全に開放して、旅行者を受け入れる日を設定するときが来た。
タイは本日より120日以内に完全に開放することを宣言し、すでに開放に向けて準備ができている観光地を目標に設定する。

完全にワクチン接種を受けた外国人は、隔離検疫やその他の制限なしにタイに入国することができる。また、ワクチン接種を受けた海外にいるタイ人も強制隔離なしに帰国できるようになる。
企業や職場は制限なしに通常運営できる必要があり、国内旅行も制限なしに許可される必要ある。
唯一の例外は、非常に深刻な状況が発生した場合、もしくは発生する可能性が高いと想定される場合だが、これらの状況はケースバイケースで見極める。

120日以内に開国するという目標達成のために、プーケットにおいて「サンドボックス」モデルを利用して、観光客を受け入れることから始める。来週の閣議でこの議題を検討し決定することを推進してきた。
この期間中に、他の国々でも旅行制限を緩和し、タイに来ることができる充分な数の観光客がいるだろうと信じる。

国を開けば、どれほど予防対策が優れていようとも、感染は増加する。この決定にリスクが伴うことはわかっている。けれども、人々の経済的必要性を考慮すると、計算済みのリスクを取るべき時が来た。

国の優先事項は今、次のレベルに進まねばならない。

最初にパンデミックに見舞われた時、主たる使命はタイでの大規模な人命損失を防ぐことだった。
これまで、われわれは一丸となって、我が国を世界で最も安全な国の一つとすることに成功した。

もうひとつの大きな問題は、感染病患者で病院が混雑し、他に病気において通常の治療が受けられずに亡くなってしまう人を防ぐことだった。

ワクチン接種プログラムの進展に伴い、次なる使命は、タイを迅速に正常な状態に戻すことにある。

国の政策は進化しなければならない。
すでに世界にある他の多くの病気と同じように、このウイルスに目を向けなければならない。
このウイルスはすぐに消えないことがわかった。世界中で、そしてタイにおいても、しばらくの間は存在し続けるという事実を受け入れるべきである。すべての者が2回のワクチン接種を終える、もしくは世界がウイルスから解き放たれるまで、待つことはできない。
われわれは、いくつかのリスクとともに生きる準備をすべきであり、それを管理できるレベルに保つべく努力しなければならない。そうすれば、人々はまた生活費を得ることができるであろう。

120日以内に国を開放するためには、ワクチンがスケジュール通りに供給されるようにできる限りのことをする必要がある。
さしあたっての最優先事項は、すべての者が少なくとも初回のワクチン接種をできるだけ速やかに実施することだ。初回接種により、感染に対処する体の機能を大幅に向上させ、命を救うことができるからである。

長期的な解決策は、独自のワクチン製造施設の建設の決定にある。これにより、必要なかぎり、幾年にもわたり人々にワクチンを供給し続けることができる。

シンガポールと台湾では、海外からの企業からワクチンを購入することが感染状況管理上の最大の課題となっている。これらの国でもタイと同じように自国内でワクチンを製造することを決定した。
自国でのワクチン製造は最良の長期的解決策であり、タイでは一年以上前に決定した解決策であり、これは正しい決断であった。

国を外国人旅行者に開放するとき、新しい状況に直面するであろう。
リスクがあることは承知しているが、これがタイにとって進むべき正しい方向である。
このような大規模な全国的ワクチン接種プログラムを数ヶ月以内で確実に実行することは、前例のない歴史的な使命である。
変化する状況の中で調整が必要となる可能性がある。間違いや不便が発生するかもしれない。どうか理解していただきたい。

ワクチン接種の現場で、公衆衛生スタッフや医療ボランティアがどのように仕事に心血を注いでいるかを見るにつれ、彼らの態度、言葉、行動は単なる仕事の域をはるかに越えていることがわかる。彼らの仕事は、市民が自分自身を守ることを助けたいという誠実な願いに基づいている。

以上、一部省略したが、概ねこのような内容となっている。

参照:https://www.nationthailand.com/in-focus/40002107

タイ開国計画

あらためて首相がタイ開国について宣言したことになる。

今年3月末には政府によるタイ開国計画は発表されていた。

第1フェイズ(4月1日):プーケット、クラビ、パンガー、チェンマイ、パタヤに旅行するワクチン接種証明書を持つ外国人旅行者の隔離期間を7日とする
第2フェイズ(7月1日):プーケットに旅行するワクチン接種証明書を持つ外国人旅行者の隔離を撤廃する。クラビ、パンガー、チェンマイ、パタヤでは引き続き7日間の隔離期間とする。
第3フェイズ(10月1日):プーケットに加え、クラビ、パンガー、チェンマイ、パタヤに旅行するワクチン接種証明書を持つ外国人旅行者の隔離を撤廃する。
第4フェイズ(来年1月1日):ワクチンを接種し、ワクチンパスポートを所持している外国人観光客はタイ国内すべてのエリアにおいて隔離無しで入国することができる

4月1日からは、ワクチン接種証明書があれば7日間に隔離短縮、一般は10日間に短縮が実現した。が、タイ国内感染第3波によって元の14日間強制隔離に戻ってしまった。

7月1日のプーケットでの隔離無し入国はサンドボックスモデルのもとで実現しそうな状況だ。←いまここ

10月1日の各観光都市の開放も原則同意済み。
そして、2022年1月にタイ全面開国という計画であった。

条件は人口の70%が2回のワクチン接種を終えること。
タイ全面開国のためには、全人口の7割にあたる5000万人、1億回分のワクチンが必要とされた。
この計画に沿ってタイ全国大規模ワクチン接種も進められてきたが、ここに来て一気に話が早まったことになる。

2回のワクチン接種ではなくて、1回のワクチン接種70%に条件が変わったのだ。
これにより10月中旬には初回ワクチン接種率70%を達成して、国全体を開放するという計画となった。

つまり、10月中旬までに初回ワクチン接種人数が5000万人となればいい。必要なワクチンも5000万回分だ。

6月15日時点のタイ国内のワクチン接種状況。

1回目接種:4,948,227回
2回目接種:1,832,589回
総合計:6,780,816回

タイ総人口に対する1回目ワクチン接種率は、1.8%。
目標の5000万人に対する接種率は、3.7%。

あと120日で、約4500万回のワクチン接種が必要となる
一日あたり37万5000回となる。

6月15日のワクチン接種回数は、1回目接種が186,164回、2回目接種が83,468回となっている。
両方足しても、269,932回。

大幅にペースを上げて、かつその状態を120日間維持する必要がある。
それでもやらなければいけない。

6月16日から数えて120日目は、10月14日となる。
今回のタイ開国宣言がそのまま実現すれば、10月14日にはワクチン接種済みの外国人観光客はこれまで通りに入国して、タイ国内においても自由に行動できることになる。また、タイ国内の施設も通常営業を再開する。
つまり、ワクチン接種済みであればパンデミック以前の状態で観光旅行ができるということになる。
ただし、細かい規則などはまったく不明。
まずは開国の方針を示したという段階だ。

まとめ(意訳要約)

首相の長い演説はこういう別の言い方もできる。
口語体で思いっきり意訳してみよう。

予定どおりにワクチン調達がうまくいかないんや。昨日謝ったやろ。いろんな理由があって難しいんや。1億回分は無理や。
でもなるべく多くのワクチンを調達する。5000万回接種ならなんとかなりそうや。
だから、みんなさっさとワクチン接種を受けてくれ。
さもないと開国できないんやで。
これまでがんばってきたやないか。
そろそろリスクをとってくれ。ゼロコロナなんて不可能や。もうあきらめた。方針転換や。
病院のベットは確保しておく。通常の病気になっても治療は受けられるようにしておく。
もう経済的に限界なんや。わかってくれ。
現場の人はみんながんばってくれとる。頭が下がるっちゅうもんや。
だから、みなも文句言うな。
ほんとさっさとワクチン受けてくれ。
ついでに、外国の人たちもワクチン受けてくれ。
外国政府は、自国民への渡航制限を解除してくれ。
で、またタイにやってきて、金をたっぷり落としてくれ。
もう限界なんじゃ。
わかってくれ。

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