6月23日発表のチョンブリ県の感染状況。
クラスター発生により新規感染者が連日過去最多を更新していたが、ようやく減少に転じた。
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チョンブリ県感染状況
6月23日、チョンブリ県発表による新規感染者は142人(前日335人)。
死者累計37人(+0)
新規感染者内訳
ムアンチョンブリ地区56人
シラチャー地区21人
バンラムン地区(パタヤ)23人
他
累計
4月新波での累計は県全体で6,770人(回復済み5,039人、治療中1,694人)。
ムアンチョンブリ地区が2,172人、シラチャーが1,237人、バンラムン(パタヤ)が2,006人となっている。
6月23日発表のタイ全国での新規感染者は3,174人。国内新規感染は3,112人。
タイ各県の新規感染者上位10県
チョンブリ県は5番目の多さとなった。
新規感染者の感染経路内訳
・ムアンチョンブリ地区の新市場クラスターでの積極調査 27人
・サタヒップの朝市場のクラスターでの積極調査 7人
・シラチャーにあるSPC社の建設現場労働者キャンプ 4人
・シラチャーにあるJWS社の建設現場労働者キャンプ 4人
・サムットプラカンのリスクエリアからの旅行 1人
・不特定多数の人と接する高リスク職業 1人
・SPC社の感染者と接触 14人
・カンチャナブリの感染者と接触 1人
・家庭で感染者と接触 18人
・職場で感染者と接触 22人
・感染者(調査中)と接触 22人
・調査中 21人
他に、531人の接触者と2,694人の積極調査による検査の結果を待っている。
チョンブリでは検査件数を発表している。
6月22日の検査件数は4,467件で、うち陽性確認が335件。単純計算による陽性率は7.5%。
チョンブリ県リスクスポット
チョンブリ保健局では、感染者タイムラインを元にした感染リスクスポットを発表。
ムアンチョンブリの新市場にあるCafe Amazon
など、ローカル市場に関連したものが大半だ。
パタヤは掲載なし。
チョンブリ県伝染病対策会議
昨日、チョンブリ県伝染病対策委員会の会合が開かれた。チョンブリ県知事やパタ市長も参加した。
ここ5日間でチョンブリ県内では多くの新しい感染が発生した。至急に対策をしないと、さらなる感染拡大を招く可能性がある。医療ソースの限界を越えないように状況を管理しなくてはいけない。
クラスターが発生している地域やクラスターを封鎖する前に、まずは積極調査を行い、感染者を隔離して治療する必要がある。いきなり閉鎖してしまうと、巣箱を壊したときの蜂のように一気に感染者が外に出てしまい、他のエリアに感染が拡大するおそれがある。
感染拡大エリアの高リスクの人々を優先してワクチン接種を進めていく。
通常の状況に戻れば、これまで通りのワクチン接種計画に戻す。
市場や現場労働者キャンプでの感染防止措置を定めて、感染拡大を防いでいく。
おおまかにこのような内容となっており、規制緩和にはまったく触れていない。
現状では、規制緩和どころではないといった感じだろうか。
クラスターの封じ込めが最優先事項。
クラスターが発生している市場や工場やコミュニティに対する閉鎖命令は出ており、現在は大規模な積極調査で感染者の洗い出しを行っている。
2週間の隔離中、1度目の検査では陰性でも、2度目の検査で陽性となっているケースが多いとのことだ。
タイ全国でのゾーニング見直しと規制内容の変更があり、バンコクやプーケットやチェンマイでは規制緩和が実現した。
が、チョンブリ県では今回の規制緩和は見送りとなりそうだ。
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