昨日の政府発表の規制緩和を受けて、各地で実際に規制緩和の動きが加速している。
これまでのロックダウン措置の中で、県をまたぐ移動が大きく制限されていた。
移動そのもは禁止されないが、各地にチェックポイントが設置され、チョンブリなど5県からの出入りには移動必要性証明書の提示が求められていた。
規制緩和により、チェックポイントそのものが撤去されることになった。
また、県によっては入境者に対して14日隔離を求めるところもあったが、これも廃止されていく。
広告
バンコクチェックポイント撤去
まずはバンコクでチェックポイントが撤去された。
昨日1月29日午後4時より、バンコク都への出入りを監視するためのチェックポイントが撤去になったと、バンコク都が発表。
ただし各地区の当局者は、感染リスクが高い場所とされる施設への監視を継続する必要がある。感染予防措置に従わない企業に対しては法的措置を講じる。
また、2月12日からはじまる中国正月期間中の感染予防措置の徹底を各地区に求める。
参照:https://www.nationthailand.com/news/30402028
バンコクは、2月1日よりの実施の新ゾーニングでレッドゾーン指定が継続される。
厳重高度管理地域(ディープレッド)ではないが、バーの再開不可など厳しい規制は続く。
でも県をまたぐ移動については特に制限はないようだ。
チョンブリ県チェックポイント撤去
本日1月30日、チョンブリ県の命令書第14号が公布された。
2月1日をもって、県内17箇所に設置されているチェックポイントを撤去するという内容だ。
移動必要性証明書も不要となる。
これでチョンブリへの出入りは自由となる。
ただし、隣接する3ヶ国からの移民労働者への移動制限は続く。
タイ人やその他外国人の移動は自由。
また、他県からチョンブリ県に入る際の14日間隔離措置も撤廃。
チョンブリ県は、2月1日の新ゾーニングでディープレッドからオレンジゾーンへと2段階引き下げられることが決まっている。
1月31日まではディープレッドゾーンとなっているので、チェックポイントの設置が必要なまま。
実際にはあまり機能していないかもしれないが。
チョンブリ県では、2月1日にバーの再開が認められることになった。
パタヤではバーも再開、レストランの店内飲食でもできる。
関連記事:2月1日よりチョンブリ(パタヤ、シラチャー)のナイトライフ再開決定
バンコクとパタヤの往来自由化
2月1日から、バンコクからパタヤへ遊びに行くことはルール上問題なし。
パタヤからバンコクへも自由に行ける。
まだ詳細は不明だが、バンコクとパタヤを結ぶバスの運行本数は増えていくと思われる。
今回のロックダウン措置開始時には、パタヤ・エカマイ間のバスは1日3本で運行されていた。
パタヤとスワンナプーム空港を結ぶエアポートバスは、1月31日まで運行停止となっている。
これもおそらくは再開するものと見られる。
1月頭に始まったロックダウン規制措置におけるチェックポイントは撤去されるが、引き続きが監視は行われる。
通常時でもチェックポイントが設置されることはままある。
場合によっては、チェックポイントに遭遇するかもしれない。
なお、チョンブリでは県によりホテル閉鎖が命じられているが、これは社会保障を受けるための措置で、強制的に閉鎖されるものではない。
関連記事:チョンブリ・パタヤのホテルに閉鎖命令。学校は2月1日再開へ。
実際に閉鎖となっているホテルもあるが、まだ営業を続けているホテルはたくさん残っている。
むろん新規チェックインも可能だ。
2月1日以降、バンコクからパタヤに遊びに来て、そのまま宿泊することはルール上、何の問題もない。
ただ、規制の強いエリアから規制の緩い他県へ、規制緩和を享受するため(たとえば飲み屋に行くとか)に移動することは極力避けるようお願いは出されている。
あとは各自の判断となる。
広告