非常事態宣言ならびに夜間外出禁止令の出されているタイ。
パタヤはロックダウンされて、パタヤ市外に出ることもままならない。
食事は基本自炊でまかなっているが、面倒になるとコンビニ弁当のお世話になる。
最近セブンイレブンで見かけた2種類の冷凍弁当をご紹介。
ポークハンバーグ
まず最初に目についたのがこれ。
鉄板の上で今にも湯気が立ち上ってきそうなハンバーグではないか。
数字を7からご唱和したくなる。8、9、ジュー。
ここまで日本のハンバーグに似たような出で立ちのメニューは実は海外では珍しいかも。
ハンバーグって実は日本的な食べ物だ。
パタヤに腐るほどあるファラン飯屋でも、ハンバーグという名称のメニューはまずない。リソールとかフリカデレとかミートローフとか、見た目も味もほぼハンバーグなのだが、別の名称となっている。というか、フリカデレやリソールがハンバーグの元祖であって、それがアメリカに渡ってハンバーグステーキとなり、パンに挟んだものがハンバーガーと言われる。
よって、ハンバーグという名称の単体料理ってなかなかなくて、実は日本的。
せいぜいミンチステーキというメニューで、ステーキ屋で売っていることがあるくらい。
本場仕様のリソールやフリカデレは大好きだけど、日本的ハンバーグも大好き。
そこでこの冷凍弁当である。
袋には、はっきりと、ポークハンバーグステーキと書いてある。うれしいじゃないか。
69バーツとややお高い価格接待だが、我慢できずに購入した。
セブンイレブンの自社開発品ではないみたいたが、セブンの冷凍食品コーナーで売っている。
Boston Market Brandだそうな。
レンジ強めでだいたい6分くらいチンすれば完成。
ふたをめくると肉とソースとペッパーの匂いが漂ってくる。
さすがにハンバーグは見本写真に比べると、しょぼさは否めない。
だが、付け合せのミックスベジタブルを見るような目で見てはいけない。
ちなみに、本当の付け合せはブロッコリと人参だ。あとプレーン味のスパゲッティ。
ハンバーグは冷凍食だけにしょうがないが、やや固めの仕上がり。ふんわり感はほとんどない。
焼き加減はウエルダン。
でもしっかりハンバーグしている。
ソースは、ハンバーグによく合うペッパーソース系。でもちょっとブラックペッパーが効きすぎか。
スパゲッティと一緒に食べるとちょうどいい。
ブラックペッパーを少しどけてやるとマイルドな味になり、白ごはんとも合いそう。ハンバーグ定食にしてみたい。
もうちょっとハンバーグの肉の量を増やしてくれたら嬉しいが贅沢な望みか。
とりあえず日本的なハンバーグを思い出させてくれた。
この街も変わらないな、いやパタヤは非常事態宣言もろもろで激変してしまったが、まあハンバーグは変わらない。
忘れちまったなんて言わせない。
この冷凍ハンバーグを食べて、日本のハンバーグを思い出してほしい。
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豚醤油焼きと餃子弁当
次に気になったのは、まさに日本の弁当。
日本語で大きく、「豚醤油焼きと餃子弁当」と書いてある。
タイ語よりも文字がでかい。
これはセブンイレブンのロゴマーク入りで、セブンイレブン限定商品のようだ。
59バーツ。
豚肉の醤油焼きと餃子がセットになっている。付け合せはここでもブロッコリと人参。
ご飯は、長粒種ではなくて日本米だと思う。
豚肉の醤油焼きは、そこまで和風でもないが、でもしっかり日本の味付け。肉の量は多くないものの、醤油味はやっぱりご飯が進む。
餃子はいたって普通。タレがかかっていないので、やや物足りない。部屋に買い置きしてあったポン酢を足して食べたら、俄然うまくなった。
ついでに、日本から持ち込んだインスタント味噌汁をつけて定食にしてみた。
これですっかり日本気分。セブンイレブンの冷凍弁当でいい気分。
たまにはこういう内容の食事のいいもんだ。
59バーツは、コンビニの通常弁当に比べると割高だが、冷凍弁当としてはそれほど高くないかと。量もそれなりにある。
まとめ
今回食べてみた2つの冷凍弁当。
味はどちらもそこそこいけます。
完成度の高さは醤油焼きと餃子弁当に軍配。
ハンバーグはペッパーが強すぎるのがちょっと難点だが、ハンバーグを食べているという満足感は得られる。
非常事態宣言と夜間外出禁止令の出ているタイ。
冷凍庫においしい冷凍弁当を常備しておくと、なにかと安心かも。
和食好きなら豚醤油焼き餃子弁当、洋食好きならハンバーグで。
冷蔵庫にストックしておけば、いざという時、役に立つ。
購入の際はセブンイレブンの普通の弁当コーナーじゃなくて、冷蔵庫の中にあるのでお間違えなく。
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