速報でお伝えしたように、3月18日からはチョンブリ県内の娯楽施設は2週間閉鎖となる。
パタヤも含まれるため、バーやクラブはすべて営業できなくなる。
関連記事:パタヤも娯楽施設全面閉鎖へ。月末までバーはすべてクローズ。
その一報を聞いたのが昨日17日の夜のこと。
事態は急速に変わっている。
はっきりしないことが多い。
とりあえず18日からのクローズは間違いないようだが、いちおう現地に確認しにいってみよう。
そこで、パタヤのナイトスポットの総本店であるウォーキングストリートへ足を運んだ。
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昨晩のウォーキングストリート
3月17日の夜。
全面閉鎖が発表されたとはいえ、まだ適用される前だ。営業はできる。
客足は普段より少ないとはいえ、ファランを中心にそれなりに通りは賑わっているように見えた。
ネオンサインはいつもどおりのギラギラぶり。
生バンド演奏バーからは爆音が聞こえる。
呼込みの黄色い声が響く。
ランウェイやインフィニティなどいくつかのバーが閉店していたが、ほとんどのバーはオープンしていた。
客が減っている以外はいつものウォーキングストリートである。
明らかに東アジア系の客は激減している。
ほんのちょっとだけ日本人らしき客を見かけた程度。
インド・アラブ系も減ったように思う。
現在ではアジアよりも欧米のほうが危機的状況にあるはずだが、パタヤではファランが目立つ。
さて、18日からバーが本当に閉店するのか、いくつかの店で聞き込み調査してみた。
「当局からの命令書が届いておらず、閉鎖となるかは断言できない」という答えが多かった。
なかには「ハーシップハーシップ(50/50)」と言う人もいた。
なんとか抗おうという意気は少し感じられたが、全体的にはもう無理だろうという雰囲気がしめていた。
マネージャーやママさんクラスだけでなく、ダンサーやウエイトレスたちも2週間の閉鎖はすでに知っており、覚悟しているようだった。
これだけ客が減っている現状では、むしろ閉店したほうがマシという経営筋の人もいた。
営業すると人件費がかさむ。客が来なくとも給料は払わないといけない。
電気代もかかる。
経費だけ膨らんでいき、利益は全然上がらない。
これではやっていけないと。
インフィニティは、2週間閉鎖を待たずして、自主的に休業を決めたようだ。
閉鎖中の家賃の問題はあるが、営業を続けることによる赤字増大に比べると休んだほうが傷は浅いという判断なのかもしれない。
できれば店を売っぱらってしまうのがいいが、こんな状況ではなかなか買い手も見つからない。
むろんこれは経営者側の思惑である。
被雇用者にとって、事態はもっと深刻だ。
彼らには何の保障のない。
バーが休みとなれば給料はゼロだ。
収入の道が途絶えてしまう。
外国からの観光客もタイに来ない。
もはやお手上げ状態。
2,3日様子を見てから田舎へ帰るというダンサーもいた。
パタヤにいてもすることがないと。
ソイブッカオとLKメトロ
ウォーキングストリートを離れて、ソイブッカオとLKメトロの様子も見てきた。
こちらも客は少ないが、いつもどおりだ。
LKメトロ内も普通に営業していた。
やはりファランが目立つ。アジア系は本当に少ない。
知り合いのバービアに行くと、開口一番「Bye Bye 2 weeks」と言われた。
当局からの正式命令書がおりてきたかは不明だが、ここではもう2週間の閉鎖は確定事項となっているようだ。
みんな当たり前のように2週間閉鎖を受け入れていた。もうしょうがないといった雰囲気だ。
明日からの収入が絶たれるわけだが、意外と悲壮感はない。
いつもの明るいバービアであった。
まとめ
というわけで、絶対100%という確証は得られなかったが、パタヤの娯楽施設の2週間閉鎖は決定的と考えていい。
むろん、今晩になって、いきなり方針転換という可能性がゼロというわけではない。
何が起こるのかわからないのがタイ・パタヤというもの。
その時にならないとはっきりしないのが常だ。
ただ全体的に閉鎖という雰囲気になっているのは確か。
また、娯楽施設といっても業種は様々だ。
レストランの営業は問題ない。
では、レストランとバーを兼ねている店はどうなるのか、
ゲストハウスの1階をバー・レストランにしているような店は多い。
MPは営業できないにしても古式マッサージはどうなのか。はたまた、古式マッサージを装った特殊マッサージ屋はどうなるのか。
個々の業種や店については不明な点が多い。
これからのパタヤがどうなっていくのか、引き続きレポートしていく。
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