17日午後の閣議でバンコクの娯楽施設閉鎖が決定した。
バー、パブ、MPなどのナイトライフ施設が3月31日まで閉鎖となる。
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ただ、バンコクならびにバンコク首都圏以外の地方都市に関しては、各県知事の裁量に委ねられていた。
パタヤのあるチョンブリ県も同様で、知事の判断によるものとされた。
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パタヤも全面閉鎖へ
その後、チョンブリとバンラムン当局は娯楽施設の閉鎖を決定した。
当然、パタヤも含まれることになる。
バンコクに追随した形となる。
措置は3月18日から3月31日までの2週間だ。
娯楽施設とは、すべてのバー、カラオケ、ナイトクラブ、ゴーゴー、MP、ジェントルマンズクラブなどが含まれる。
店舗の規模とは無関係に適用される。
レストランやショッピングモールは営業可能だが、適切な衛生管理が必要とされ、人と人との距離は最低1メートルは確保する必要がある。
バンコク同様に、この措置はロックダウンではなく、個人の行動は制限されない。
感想
チョンブリ県の反応が早かったのは予想外。
いずれ閉鎖に追い込まれる流れだろうとは思っていた。
でもこんなに早く決断するとは思っていなかった。
パタヤこそが最後の砦だと思っていた。
クーデーターが起ころうが洪水となろうが不幸があろうともパタヤはずっと営業を続けていた。
パタヤだけはまるで世界から隔絶されたかのような不思議の国であった。
が、ついに最低でも2週間は夜の街としての役割を果たせなくなる。
これはパタヤ市誕生以来初めての事件だろう。
最低でも2週間である。
4月1日から営業を再開できる見通しはない。
たとえ2週間で済んだとしても、観光とナイトライフが経済の大半をしめているこの街にとっては壊滅的なダメージとなるに違いない。
資金に乏しい経営者もそうだが、とりわけ何の保障もない夜の店で働く人たちにとってはリアルに死活問題である。
本日17日はまだ営業ができていた。
でも18日にはパタヤの夜の街からは明かりが消える。
むろん、拡大感染を防ぐことは何よりも大事なことだ。人命と安全が最優先である。
が、そんなことは百も承知で、パタヤは世間の常識を超越した異次元の街であったはずだ。
まずは2週間。
やっぱり営業再開なんて逆転ウルトラCがないとはいえない。
パタヤがどうなっていくか、様子を見守ることにしよう。
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