ソイユメのビッグCエクストラの裏辺りに、SEALLY KITCHENというレストランがある。
タイ料理がメインだが、なぜか日本式カレーがメニューに混ざっている。
看板にはっきりと、Rice Japanese curry & Deep Fried Porkと書かれてある。
これはどう見ても、日本式カツカレー。
ずっと前に見つけて気にはなっていたが、このたびようやく実食となった。
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Seally Kitchen
シーリーキッチンと読むのか。
店内の様子
レストランというより、大きな邸宅の広いリビングルームといった風情。
道路に面したテラス席では喫煙可能。ちょっとうるさいが。
メニューは、タイ料理がメインに洋食もあり。
タイ料理は、ガパオと目玉焼きとご飯で85バーツなど。
ローカル食堂としては高いが、レストランしてはそこまで高いわけではない。
ソムタムなどイサーン料理も揃っている。
ブレックファーストには、カイガタのセットもある。
ペットボトルの水は10バーツとローカル価格。氷入りグラスは別途2バーツ必要。
本格的コーヒーもあって、コーヒーだけをオーダーしているファランもちらほら。
日本式カツカレー
カイガタも気になるが、今回の目的はカツカレーである。
メニューは、このとおり。
トンカツ、チキンカツ、エビフライと揃っている。カツカレーが130バーツ、エビフライカレーだと150バーツ。
日本式カレー以外にも、普通にご飯とのセットにもできる。
ちなみに、ざっと見たところ、メニュー内に日本料理はカレーのみ。
もちろん、カツカレーをオーダー。
わりと早く到着。
どんと盛られた、じゃがいもとにんじん。
トンカツが全然見えない。
ルーもあまり見えない。
じゃがいもとにんじんを脇にのけてみた。
がっつりとトンカツ。かなりでかい。
ほぼ日本式トンカツだけど、衣がかりかりになるまで揚げてある。
豚肉はやや薄め。
まあ、でも普通にトンカツ。
さて、ルーだ。
辛さは充分。
タイのローカル日本食屋のカレーはとにかく甘い。
が、ここはしっかり辛い。水なしでは食べられないほど。
味もいちおう日本のカレー。少なくともタイカレーでもなければインドカレーでもない。
が、ルーというよりスープのようだ。
とろみがない。
しゃばしゃばしている。
また、うまみとコクがあまり感じられない。
たしかに日本式の辛いカレーなのだが、どうにも奥行きがない。
風味が足らない。
ルーの量は少なめ。
ご飯の量と合致してない。
じゃがいもとにんじんはよく煮込まれていてオッケー。
いやこれはこれで普通においしいけれど、なんとも微妙。
日本のしっかりしたカツカレーを求めていると、ちょっとがっかりするだろう。
まあ、タイのローカルレストランで食べる日本式カツカレーとしては、こんなもんじゃないですかね。
地図
ビッグCエクストラの駐車場入口の向かい側あたり。
隣には、日本人も多く住むというApusコンドミニアム。
このあたりはローカルな雰囲気がありつつも、外国人でも生活に便利なエリア。
営業時間は、午前9時から午後9時半まで。
午前9時から11時までは、ブレックファーストとコーヒーのみの提供。
カツカレーが食べたいなら午前11時以降にどうぞ。
まとめ
特に無理して食べるほどのカツカレーではない。
日本の味に近いには、サードロードにあるラーメンチャンピオンのほう。でもすごく甘口。
関連記事:ローカル日本食レストラン・ラーメンチャンピオンのカツカレーは、具だくさんで79バーツ
シーリーキッチンはがっつり辛口だ。でも日本式カレー風味は少ない。
日本のカレーって、けっこう難しいものだと海外にいると思い知らされる。
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