2017年11月にペナン島を訪問して、夜遊び状況を追加調査してみた。
ペナン島を訪れるのは、2010年、2016年に続き、これが3回目。
はたしてどう変わったのか?
実はあまり気合は入っておりませんが、いくつか新情報があったので、さらりとレポートします。
台湾健身中心
まずは、シティテルホテル近くにある謎のフィットネスセンター、台灣健身中心に入ってみた。
平日の夜9時くらいのこと。
右側にある建物が台湾健身中心となる。
普通にドアを開けて中へ。
奥のソファーがあって、MPでいうところのひな壇っぽくなっている。
手前側のソファーが客用。
タイでいうところのコンチアのおじさんが対応してくれた。
ちょっとだけ日本語が話せるおじさんで、ちゃんとお茶まで出してくれる親切ぶり。
さらには、客として待っていたおじさんも日本語がちょっと話せた。
ペナン島まで来て、こんなに日本語を聞くなんて思ってもいなかった。どちらもカタコトだけど。
おじさんいわく、30分でマッサージとジキジキのオールインサービスだそうな。
料金は150リンギット。
約4000円。タイバーツなら1200バーツちょっと。
うん、けっこう安いね。
が、現在フリーのマッサージ嬢は3人のみ。
近くで見学したが、これがもうおばさんだらけ。しかも太い。
コンチアのおじさんは、若くて細くて美人と言っているが、どこがやねん。
客がついているレディがもうすぐ出てくるからと、待ってみることに。
客は、ちょっと日本語を話すおじさんと、若いマレーシア男の二人ほど。
お茶をすすり、タバコを吸いながら、レディが現れるのを待つ。
なんだか、日本の風俗待合室を大きくしたような雰囲気だなあ。やさぐれ感は半端ないけれど。
たしかに、レディは2人ほど出てきたが、やっぱりどれもおばさんばかり。
それでも若いマレー男は、そのおばさんマッサージ嬢と個室へ向かっていった。
この若いマレー男は、普通にイケメンふうでオシャレもしている。
なんでこんなところで遊ばないといけないのだろう。
いや、ペナン島には若い男が気軽に遊べる場所がないのだろうね、たぶん。
おじさんいわく、日曜日はペナンにある日本の工場の駐在員や出張者が多く遊びに来るそうだ。やっぱり、他に遊び場はないようだ。あと、まったく後腐れなく手軽に遊べる点では駐在員向けか。紳士の社交場かね。
最後に、これは若くてスレンダーだとおじさんが力説するマッサージ嬢が出てきた。が、体型はマシだったものの、顔は完全におばちゃん。老けて見えるが、おそらく30代半ばくらいかなあ。
無理無理。これは無理。
あえなく撤退。
おじさんは文句言わず一つ送り出してくれた。
土日のほうが出勤数は多いらしく、また来てねと言われた。残念ながら週末にはパタヤへ戻るのだった。
営業時間は、昼12時から夜12時まで。
30分150リンギットのコミコミ価格は悪くないと思う。
でも、一般的な旅行者はまったく行く必要がなさそう。
とりわけタイをメインに遊んでいるならなおさらだ。
1200バーツと考えると、パタヤのソイ6やジェントラルマンズクラブ、ソイハニーのスペシャルマッサージ屋とほぼ同じ価格。
が、店の数も規模も比べるべくもない。これからパタヤへ行く人間が遊ぶような場所じゃない。
まあ、奇跡的に若いマッサージ嬢が潜んでいないともかぎらない。旅行で訪れたついでに、暇つぶしでのぞいてもいいかも。
まったくおすすめしませんけどね。
どうしてもペナン島で安くやりたい人向け。
ホテル置屋
以前はオリエンタルホテル前をうろうろしていると、必ずと言っていいほど、客引きに声をかけられたものだ。
そのままオリエンタルホテル内の一室に案内されて、顔見せ。
主にベドナム人と中国人。
あと、ロシア人は別のアパートに待機しているそうだ。(どうせロシアではなくて、東欧のどこかの国だろうけど。)
これがペナン島の鉄板の遊び方だった。
今回、2日間に渡ってオリエンタルホテル前を通ったけれど、誰にも声をかけられなかった。
あの福建省のおじさんはどこへ行ったのだろうか。
が、すぐ近くにあるマーチャントホテル前には、別の客引きがいた。というか、タクシードライバーだね。
車に乗って、ベトナムもしくはロシア置屋へ案内するという。
ベトナム人がショートで300リンギットだそうな。
オリエンタルホテル内でやってないのかと聞くと、今はいないと言う。でも、マーチャントホテル内には顔見せ部屋があるとか。
最初から言ってくれよ。
20歳前後のベトナム女性がいっぱいいると煽ってくるが、どうにも信憑性は低い。
渋っていると、すぐに250リンギットに値下げしてきた。
やはり、このあたりが相場のようだ。
ロシアは不明。中国人については言及がなかった。
まあ、以前とあまり変わりはないけれど、中国からの出稼ぎが減っているのかね。
ホテル内よりも待機アパートへしきりに連れて行きたがる客引きドライバー。危険はなさそうだが、なんとなく連行されるのは気分がよくない。しかもどうせ見るだけ無駄だろうと思い、そのまま退散。
SOHO
台湾健身中心の近くにあるSOHOバー。
窓が全開になっており、いかにも健全なバーの風情。
表のテラス席に女性同士の客がいたが、客引きをしているようには見えなかった。
やはり出会い系には使えそうにない。
レディボーイたちんぼ
海南鶏飯の柏幅茶店のすぐ横の交差点に、夜になるとたちんぼが出現する。
夜
つねに2,3人は立っているようだ。
いかにもな雰囲気につき、すぐにわかるはずだ。
が、同時にレディボーイであることもすぐに看破できるはず。
近づくと「ハロー」と猫なで声で話しかけられる。
それ以上は調査しておらず不明。
ファランやアラブ系らしき男は真剣に交渉していたようだが。
ORANGE
そのレディボーイたちんぼコーナーから少し路地を進むと、いかにもな飲み屋がある。
店名は、ORANGE。漢字で大吉とも書いてある。
看板によれば、Motel+CAFE。
よし、大吉カフェと名付けよう。
建物はぼろぼろだが、看板は比較的新しい。なかなか味のある外観である。
夜になると、店頭に女性たちが座って待機している。
中はやさぐれた飲み屋風。
女性は全部で4,5人。
近づいてみたが、化け物揃いのためあえなく退散。詳細は不明のまま。
おそらくは、同楽旅社(ゴールデンアップル)と似たようなシステムだと思われる。
関連記事:沢木耕太郎「深夜特急」に登場するペナン島の同楽旅社は、うらぶれた娼館のまま健在だった。
あと、インド人街(リトルインディア)に何かないかと夜遅くに捜索してみた。
が、特に怪しい店は見つからず。
それっぽい客引きにもたちんぼにも出会わなかった。
インド人街にしろ、チュアリ通り周辺にしろ、特に危ない雰囲気は感じない。
一人歩きでも問題なさそうだが、気は引き締めておきましょう。
ペナン島夜遊び地図
前回までの調査分とあわせて、地図を記載しておいた。
地図
まとめ
これにて2017年のペナン島夜遊び調査終了。いかにもやる気のない調査結果で申し訳ない。
わかってはいたが、やはりペナン島は夜遊びを主目的として訪れる街ではない。
タイのビザ取りや、世界遺産見学やグルメ食べ歩きなど普通の観光旅行のついでにナイトスポットを冷やかす程度なら、多少は楽しめるかなと。
マレーシアの男たちが、こぞって国境を越えてタイのダンノックやハジャイに遊びにいくほどである。マレーシア国内でがっつり遊べるなら、多くはマレーシア国内にとどまるはずだ。
つまりはそういうこと。ペナン島の夜遊びに期待してはいけません。
この調査を経て、過去記事を更新しておきました。
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