ソイブッカオのど真ん中にどんと構える大きなホテル、サワディーサイアム(Sawasdee Siam Hotel)。
2008年に泊まり、2011年頃再度泊まったことがある。
どんどんと劣化していき、もう泊まることはないだろうと思っていた。
が、どうやらリノベーションしたらしく、外壁も塗り替えてある。
部屋も綺麗になったようだ。
1泊500バーツ程度で予約できたのでさっそく泊まってみた。
約7年ぶりの宿泊だ。
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目次
サイアム サワディー ホテル (Sawasdee Siam Hotel)
アゴダでのホテル名は、サイアムサワディー。
現地ではサワディーサイアム。他の予約サイトでもサワディーサイアムという名称を使っていることが多い。
昔はサイアムサワディーという名称だったような気がする。
2008年、まだパタヤのド素人だったころに宿泊した。
なぜここにしたかというと、『地球の歩き方』に載っていたからであって、それほど深い意味はない。他に知識がなかっただけだ。当時はパタヤのホテル情報は乏しかった。
また地球の歩き方に載っているほど有名なホテルだけに、日本人宿泊者も多かった。これは今も昔も一緒。
今回も日本人宿泊者に出くわしたが、昔との違いはインド人とロシア人が増えたことくらい。
紫だった外壁は青色へ。見た目は少しよくなった。
駐車場あり。
駐輪場は玄関脇にあって便利。屋根もついている。
レセプション
ロビーにはパソコン数台。
アゴダで予約していき、さくっとチェックイン。
バウチャー印刷していなかったが問題なし。
デポジットは500バーツ。
鍵だけ渡されて、自力で部屋へ向かう。
ベルボーイはいるんで荷物が多い人は手伝ってくれるはず。
エレベーターは2機あり。混み合う時間帯でも、あまり待たずにすみそう。
客室は8階まであり。Gと書かれたのが地上階。日本風にいうなら9階建てとなる。
廊下
部屋は4階の角部屋だった。
【新部屋】スーペリア(New Superior)
予約したのは、ニュースーペリア。
アゴダでは、【新部屋】スーペリア(New Superior)という表記。
スーペリアグレードの部屋はすべてリノベーションしたようだ。
7年前に宿泊した時はスーペリアルームだったはず。
かなりぼろくて落胆した覚えがある。
さて、どう変わったか。
まず、床はフローリングに変わっている。
壁も塗り変えている。
以前の面影がないほど変わっている。綺麗になった。
特にベッド周りが激変。
一段高くなったスペースにマットレスが置いてある。
おもしろい造りだなあ。
マットレスはやや小さめ。クイーンサイズくらい。
寝心地は悪くない。
一段高くなった床は安っぽい板作りの上に安っぽいカーペットを敷いてある。
さてはフローリング代を浮かせるための措置か。
ベッド上の照明スイッチは近くにある。
が、ベッドわまりにコンセントが見当たらなかった。
寝ながらスマホなどの充電をしたいなら延長コードが必要。
ベッド脇にサイドテーブルとセーフティボックス。
セーフティボックスはちゃんと使える。
なお、レセプションにもセーフティボックスはある。
クローゼットにハンガーと棚。
タオル掛けも常備。
冷蔵庫の上に、電子ケトルとインスタントコーヒー。グラスもある。
冷蔵庫内は無料の水が2本。ミニバーなし。
テレビは液晶タイプ。昔はもちろんブラウン管だった。
チャンネルはありきたりのケーブルテレビ。確かめていないが、おそらく日本関係のチャンネルはNHKワールドのみだろう。
化粧台とイス。
そばにコンセントがあってPC作業は問題ない。
机の上には、ドライヤーと灰皿。
室内喫煙可能。たぶん、昔と一緒。
エアコンは旧式のものがそのまま置いてあった。
年季の入った代物で、ちょっとうるさい。効き目はまずまず。リモコンなし。低中高と大雑把に調節するだけ。
古いせいだろうけど、エアコンをつけていると、ちょっとカビっぽい匂いがする。
バルコニーなし。
今回の部屋はソイブッカオ側だ。
窓からはスイミングプールが見える。
外に乗り出せばソイブッカオの喧騒を見下ろせる。
昼間の様子
夜の様子
窓を開けていると、ソイブッカオを走る車とバイクの音がよく聞こえてくる。
夜は2時過ぎまで近所のバーが流す音楽も聞こえる。
ただ、窓とカーテンを締め切ると、そこまでうるさくなかった。
また深夜2時過ぎには音楽もかなり控えめになったと思う。
神経質な人は無理かもしれないけれど、普通に眠れるはず。
リノベーションしてからさほど時間がたっておらず、部屋の清潔度は問題ないと思う。
旧式のエアコンだけがいただけない。
浴室
大幅なリノベーションはなさそう。
ちょっとタイルを張り替えただけっぽい。
いかにも安っぽいホテルの浴室って感じだ。
バスタオルが2枚。ハンドタオルなし。
シャワーブースにはカーテンあり。
シャワーは電気式。水圧は並、温度も特に問題なし。
普通にホットシャワーが浴びられた。
アメニティは貧弱。備え付けのボディジェルとシャンプー、それと固形石鹸が2個。これだけ。
歯ブラシや綿棒やシャワーキャップもない。
デラックスルーム
ちなみに、掃除中の別の部屋をのぞかせてもらった。
たぶん、これがもう一つ上のグレードであるデラックスルームだと思う。
床はタイル張り。窓際にソファーあり。
大きめのダブルベッド。部屋も広め。
やはりバルコニーはないが、まったり過ごすにはこっちの部屋のほうが良さそう。
ニュースーペリアは一人でいるなら問題ないけれど、二人で過ごす雰囲気ではないんで。
ちょっと古くさい感じは否めないけれど。
スイミングプール
ソイブッカオ沿いという立地ながら、地上にスイミングプールがある。これは珍しい。
4階から見下ろす。
ひょうたん型のプール。バカでかいわけではないが、これでも充分な広さ。
ヤシの木に囲われて、雰囲気は出ている。
サマーベッドもずらり。
利用者は少々年老いたファランがほとんど。
いかにもリタイア組のファランに好まれそうだ。
喧騒渦巻くソイブッカオのど真ん中で昼間からのんびりまったり過ごせる。
時間帯によってはインド人が集団でさわがしいかもしれないが。
ちなみにすぐ隣はソイハニーインのマッサージ屋。
ベッドに寝転びながら、マッサージ屋の様子がうかがえたりもする。
レストランの朝食
朝食付きプランにしたので、きっちりいただくことに。2名まで食べられる。
午前7時から午前10時半まで。
レセプションで部屋番号を告げると、朝食クーポンがもらえる。
レストランの係員にクーポンを渡せばオッケー。
レストラン
ビュッフェスタイルだ。
品数は、はっきり言って、しょぼい。
食パン、フルーツ、サラダ、雑炊、野菜スープ、ハム、目玉焼き、フレンチトースト、豚肉炒め、焼きそば。
せいぜいこんなもの。
あとはコーヒー、紅茶、ミルク、フルーツジュース。
まあ、安ホテルのビュッフェだし、こんなもんでしょう。
とにかく味は二の次でがっつり腹一杯になりたい人なら大丈夫かなあというレベル。
テラス席もあって、喫煙可能。
食後にコーヒーを持ち出して、ゆっくり一服できる。
なお、ブレックファーストだけ食べる場合は、120バーツ。
いくらビュッフェでも120バーツの価値はないと思う。
また、日中でもレストランは営業。
お得なプロモーションセットあり。
ステーキとシンハーのセットが159バーツ。
ハンバーガーやカルボナーラスパゲッティとコーラのセットが99バーツ
クイティアオとフルーツシェイクのセットが69バーツ。
けっこうお得な価格設定。意外と使えるかも。
Wi-Fi無料
Wi-Fiは当然無料で使える。
が、実際に使用しておらず、通信状態は不明。
ジョイナーフィー無料
JF無料。
原則、IDカード預けあり。
が、さも当然のような顔をして、するりとエレベーターへ向かえばノーチェックも可能。
そこまでチェックが厳しいわけではない。
地図と周辺施設
地図
まさにソイブッカオのど真ん中。
とにかく便利な立地。
すぐ隣がソイハニー。反対側がTREE TOWN。
LKメトロも至近距離。
遊ぶところはいくらでもある。
ウォーキングストリートまではソンテウで1本。帰りはセカンドロードのソイハニー入り口で下車して歩いて5分ほど。
ブッカオ名無し食堂をはじめ、食事どころはいくらでも。
この界隈に多いのは西洋料理レストランだが、TREE TOWN内には日本食もある。
さらに、セントラルフェスティバルも余裕の徒歩圏内だ。
少しだけパタヤの土地勘がある人には最高の立地ともいえる。
むろん、ビーチリゾートを目的とした人は泊まってはいけない。このホテルにかぎらず、ソイブッカオというところは、健全とかリゾートとか高潔とかそんな概念が通じる場所ではないんで。
宿泊料金と予約先
アゴダで直前予約したところ、この価格で出ていた。
朝食なしで470バーツ、朝食ありで517バーツ。
うーん、安い。
雨季ならでは特別割引か。
この価格なら文句なし。しかもリノベーションされた部屋だし。
12月のハイシーズンの料金をチェックしてみた。
朝食無しで1666バーツ。実に3倍以上。
いや、さすがにこれは高すぎるでしょう。
ハイシーズンでも1000バーツが限界だと思う。
このホテルの部屋に1666バーツも出すなら、他に選択肢はいくらでもある。
ちなみに、9月現在のウォークイン価格は750バーツのもよう。おそらく朝食付き。
これでもちょっと高く感じてしまう。
他のホテルが高騰しすぎて、どうしても宿泊代を安く抑えたい時に、リノベーションした部屋が安く出ているなら検討してもいいかなというレベル。
まとめ
約7年ぶりとなったサイアムサワディー宿泊。
前回泊まった時は部屋が古臭いしバルコニーはないしで二度と泊まることはないと思っていた。
が、リノベーションされた部屋はそれほど悪くない。旧式エアコンをのぞけば、普通に清潔。マットレス配置が微妙なところだが。
プールも記憶の中にあったものより広く感じた。
立地条件は最高。素晴らしすぎる。
決して悪いホテルではない。
あとは価格次第。
正直言って、ウォークイン価格の750バーツでも高いと思う。
ローシーズンならせいぜい600バーツ程度でしょう。
ハイシーズンでも1000バーツが限界。
このあたりを基準にして宿泊するかどうかを決めればいいかと。
と、ここまで詳細に書いておいてなんだが、いまさらおすすめする気にはなれない。
立地とスイミングプールを最優先したい人にはギリギリありかなあと。
ソイブッカオ界隈なら、
⇒ソイブッカオのバスタブ付きホテル、ゴールデンシーパタヤ (Golden Sea Pattaya)宿泊レポート
⇒ソイブッカオおすすめホテル、ドゥアンナミン(ドゥアンナムイン)は居心地良好のままだった
⇒LK メトロポール(ジュニア ウィング)宿泊レポート。立地至便、コスパ良し。
⇒屋上プール付きでコスパ上々、立地良し。Dアパートメントパタヤ (D Apartment Pattaya)宿泊レポート。
いずれもスイミングプール付き。ゴールデンシーはバスタブ付きだ。
ソイハニーなら、
⇒バスタブ付きの格安ホテル。ベイブリーズホテルパタヤ (Bay Breeze Hotel Pattaya)宿泊レポート@ソイハニー
⇒ソイハニーの隠れ家的ホテル、ザ ムーンライト プレイス (The Moonlight Place)宿泊レポート
ベイブリーズはバスタブ付き。ムーンライトは安いけどプールはない。
このあたりのホテルと比較すればいいかと。
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