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タイ入国情報

タイノービザ入国の滞在日数が60日間に延長、5年有効ビザも開始、6月1日より

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タイの内閣は5月28日の閣議にて、新たな観光客誘致のための施策を承認した。
ビザに関する大幅な緩和措置だ。
6月1日から実施予定の新しいビザ制度では、ノービザ入国の滞在日数が60日へと延長されることになった。

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タイのノービザ入国滞在が60日間へ延長

タイ内閣の承認事項は政府報道官より発表されている。とはいえ、まだ完全な最終決定ではないし、政府からの公式文書も出ていない状況だ。
報道ベースで新しいビザ制度について、わかっていることを挙げていく。

参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2800891/new-visa-promotions-retiree-insurance-reduced

まず、ビザ免除措置でのタイ入国が認められる国籍の数を現在の57カ国から93カ国へ増加する。
一気に36カ国も増えることになる。
アルバニア、カンボジア、中国、ジャマイカ、メキシコ、ルーマニアなどなど。
日本はすでにビザ免除措置対象国となっている。

今回の白眉は、このビザ免除制度でのタイ滞在期間が60日間に延長されるということだ。
現行制度では、ノービザ入国でのタイ滞在期間は30日間となっている。
6月1日以降の入国では、滞在日数が60日間となる。一気に2倍である。

現時点では、これ以上の詳細な情報はない。
空路入国と陸路入国でともに60日間に延長となるのかは不明。陸路でも60日間滞在が認められれば、中長期滞在がさらにしやすくなるだろう。

また、滞在期間延長の手続きがどうなるかも不明だ。現行措置では、ノービザ入国の滞在期間延長は30日間となっている。つまり、ノービザ入国滞在30日間+滞在延長30日間で合計60日間だ。
もしも6月1日からは滞在期間延長が60日間認められるとしよう。すると、ノービザ入国滞在期間60日間+滞在延長60日間で合計120日間滞在できることになる。
かりに滞在延長は30日間のままだとしても、合計90日間滞在できるようになる。

あと、観光ビザの扱いがどうなるかのも不明だ。
現行措置では、観光ビザ入国では滞在日数が60日間となっている。新しいノービザ制度と同じ滞在日数だ。
これでは観光ビザの意味がなくなってくる。
観光ビザの滞在期間の延長があるかもしれない。

ディスティネーション・タイランド・ビザ

閣議決定では、さらに新しい長期ビザ制度も承認された。
仕事とともに観光地へ訪問したい旅行者は、5年間有効のビザが取得できるようになる。1回あたり最大180日滞在可能で、さらに180日の滞在延長が認められる。以前は、それぞれ30日間ずつしか認められていなかったと政府報道官。
この長期ビザは、デジタルノマドやリモートワーカーやフリーランスを対象としている。さらにはムエタイやタイ料理を学びたい人もターゲットにしているとのことだ。学びながら、タイ各地の観光地をめぐることができるという。
このビザのことを、「デスティネーション・タイランド・ビザ」と呼ぶそうだ。
また、外国人留学生は高等教育を修了後でもすぐに出国する必要はなく、卒業後1年間はタイに滞在できる。

これまた大胆なビザを打ち出したものだ。
一気に5年有効のビザ制度を始めるとは、ちょっと驚き。
一回の滞在期間が180日間だが、延長すればさらに180日で、合計360日。
これまでもノマドワーカーやリモートワーカー向けのビザ制度があるにはあったが、条件は非常に厳しいものだった。
新しいディスティネーション・タイランド・ビザなるものが、どういう要件で取得可能となるかは不明だ。
さほど厳しくない条件で取得できるならば、取得希望者は多そうだ。

これらの新しいビザ制度は、6月1日に施行される。

ロングステイビザ要件緩和

また、50歳以でロングステイビザを希望する人への取得要件の緩和も決定した。
現行措置では、ロングステイビザの取得には300万バーツ相当の医療保険への加入が義務付けられている。
閣議決定された内容では、44万バーツ相当の保険加入義務に大幅減額される。入院治療が40万バーツ、外来治療が4万バーツで合計44万バーツ。
この措置は、今年9月から12月までのビザ希望者に有効とのことだ。

注意:これはリタイアメントビザというより、5年および10年有効のロングステイビザが対象となるはずだ。
リタイアメントビザの取得要件は、現行措置でも保険は44万バーツ相当となっている。ロングステイビザならば300万バーツだ。
ロングステイビザの保険要件が緩和となるもよう。
リタイアメントビザはタイ国内で取得する場合と、日本などタイ国外で取得するのでは条件が異なる点にも注意。

まとめ

というわけで、6月1日に一気にビザ制限が緩和となる。ノービザで60日間滞在は大きな進展である。
あと4日というタイミングでいきなりの閣議決定だ。
はたして6月1日に間に合うのかとも思うが、ノービザ滞在期間の延長は特に難しい話ではない。スワンナプーム空港到着時のパスポートコントロールで60日間有効のスタンプを押せばいいだけのこと。
6月1日以降にタイに入国予定の人はスタンプの日付をよく確認するようにしよう。
在日本タイ大使館や、在タイ日本大使館からの正式発表はまだない。
5月31日までには詳細が発表になるはずだ。
詳しいことがわかり次第、こちらでも追って情報を伝えます。

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