パタヤで急にカオソーイが食べたくなった。
チェンライやチェンマイでは食べていたが、パタヤでは長らく食べていない。
パタヤでナンバーワンのカオソーイといえば、ソイレンキーにあるカオソーイチェンマイだ。
パンデミック真っ只中の2021年初頭に店がオープンしたのを見つけた。
関連記事:ソイレンキーに新規オープンのカオソーイ屋、カオソーイチェンマイクルオー
二度ほど食べた。うまかった。
あれから3年ほど、一度も訪れることがなかった。店の前を通りかかることはたびたびあったので、店が潰れていないのはわかっていた。
今回3年ぶりに訪問。やっぱりうまいカオソーイだった。カオクルックガピも食べた。
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カオソーイチェンマイレストラン
サードロードからソイレンキーへ抜ける脇道にカオソーイ屋がある。
が、アクセスイン脇に通行止めのフェンスが設置されて、車やバイクで通り抜けできないようになっていた。
フェンスの向こう側にカオソーイ屋が見える。今も健在だ。
ソイレンキーから回り道して店へ。
左手に見えるのがカオソーイ屋。
店は3年前と変わっていない。
店名は、Khao Soi Chiang Mai KRU AOR。
メニューには、Khao Soi Chiang Mai Restaurantとも表記されるようになった。
カオソーイチェンマイと覚えておけばいいかと。
テーブルが数セットのみの小さな作りだ。
壁にメニューと見本写真が貼ってある。
シンプルなメニュー。日本が一番目立つように記載されている。
3年前はタイ語表記のメニューしかなかった。
この3年で多くの日本人が訪れたものと思われる。2022年頃から日本人旅行者が増え始め、ネットでもここのカオソーイが取り上げられるのを見かけるようになった。
カオソーイ 70バーツ
ナムニョウ 70バーツ
クィティアオミアン 70バーツ
カオクルックガピ 70バーツ
ケープムー 15バーツ
チャオクワイ 25バーツ
料理の種類がちょっと増えたようだ。
3年前のオープン当初はカオソーイしかないような状態だった。
カオソーイは65バーツから70バーツへ値上げ。
でも、この3年でのパタヤの物価上昇からすれば、すごく良心的な値上げ幅だ。
クイティアオが1杯50バーツから60バーツに上がっているのが普通。道端のカフェでも1杯30バーツから40バーツだ。
15%から20%は食べ物の物価が上がっている。
無料の水は引き続きあり。
以前はおばさんが一人で切り盛りしていたが、今は若い男性も接客にあたる。おそらくは上階のゲストハウスの管理も兼ねている。
ゴルフバッグを抱えたファランが宿泊していた。タイ開国によりゲストハウスの客も増えた。
カオソーイガイ
3年ぶりにカオソーイをいただく。
変わっていない。
カオソーイと漬物がたっぷりだ。
ここのカオソーイは、マイルドなスープが特徴。辛さは控えめで、ピリ辛程度。
実に飲みやすい。でも濃厚で味わい深さもある。
アツアツすぎず、ぬるすぎずというスープの温度もちょうどいい。熱々スープのカオソーイは珍しいので、だいたいこんなものだ。
店で手作りしていると言っていた乾麺は今も変わらぬカリカリさ。この乾麺は好き。
玉子麺はちょっと柔らかすぎるかもしれないが、乾麺とのコントラストがいい感じ。
刺激は付け合せの漬物と玉ねぎで味わう。
鶏肉はほろほろに煮込まれていて、ジューシー。スープとよく合う。
3年ぶりに食べたが味はまったく落ちていないと思う。ちょっと感動した。
長引くパンデミックで潰れてしまった店は数しれない。よくぞ生き残ってくれた。
たしかにこの味は日本人好みだ。
カオソーイそのものが嫌いな人は無理だろうけど、この味のカオソーイが駄目という日本人はほぼいないだろう。
むしろカオソーイ未体験の人に味わってほしい。
カオソーイ提供店が少ないパタヤで、このレベルのカオソーイが70バーツなら本当に御の字である。
カオクルックガピ
他のメニューも食べ見る。
カオクルックガピを持ち帰りにしてみた。
カオクルックガピとは、ガピと呼ばれるエビペーストを混ぜたご飯と、肉煮込みや野菜などの惣菜がセットになったものだ。店によっては、焼き魚がセットになったりもする。
持ち帰りにすると、肉煮込みと唐辛子は別入り。スープも袋入り。
紫玉ねぎ、マンゴーのささがき、きゅうり、中華ソーセージ、ライムがセットだ。
付け合せの唐辛子を食べなければまったく辛くない料理だ。
ここのカオクルックガピは、ご飯がうまい。臭みはまったくないけれど、風味はある。
煮込み肉は甘い味付けが実に日本人好み。牛肉のしぐれ煮に近い。
この肉と錦糸卵とご飯の組み合わせがたまらない。
もっとご飯がほしくなった。
カオソーイだけでなく、カオクルックガピもおすすめできる。
カオクルックガピの存在は知っていても見た目で敬遠していた人でも、ここのカオクルックガピなら平気で食べられるはずだ。
いや、それにしても良い店だな。
地図と営業時間
2024年1月時点の営業時間は、午前10時半から午後7時まで。
ただ、夕方過ぎになると、片付けをはじめてしまい、料理がかぎられる。
午後5時半くらいに訪問すると、カオソーイは最後の1杯と言われたほど。
太陽が高い時間帯に行くのがベター。
定休日は火曜日。
日本語でちゃんと記載されている。この文字は日本人が書いたものとみられる。
3年前はメニューも会話もタイ語のみの世界だったのが、ここまで日本人に人気が出るとはねえ。
まあそれも納得の味である。
まとめ
というわけで、3年ぶりに食べたカオソーイがおいしかった話。
カオクルックガピもおいしかった。
メニューは日本語だけど、日本語が通じるわけではなさそう。でもオーダーは簡単だ。
3年前に紹介した記事では、「普通に日本の短期旅行者が多くパタヤに遊びに来ていたら、この店には日本人がたくさんやって来るだろう」と締めくくったが、まさにそのようになった。
本当にパンデミックを生き残ってくれてほっとした。おばさんも元気そうで何よりだ。
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