バンコク・スワンナプーム空港では、新しいターミナルであるサテライトターミナルのオープン準備を進めている。
サテライトターミナルのソフトオープンは来月9月を予定。
先日は、プラユット首相以下の視察団が訪れて、現地を見て回った。
タイ運輸省やCAAT(タイ民間航空局)から広報されている。
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スワンナプーム空港のサテライトターミナル(SAT-1)
新しいターミナルは、サテライトエアポートターミナル1(SAT-1)と呼ばれる。
現在のメインターミナルとは、地下にあるシャトルで結ばれる。
メインターミナルでの出国時、出国審査と保安検査場を抜けたところにある有名なオブジェ。
この向こう側には、サテライトターミナルへの案内板がすでに出ている。
S101-S128と書かれているゲートがサテライトターミナルにあたる。
地下2階に降りてシャトルに乗る。
このシャトルは、Automative People Mover(APM)と呼ばれ、ターミナル間の移動が可能。
APMは、最高時速80キロ、1両あたり210人の乗客を収容でき、1時間あたり約6,000人の輸送できる。待ち時間を含めて移動時間は約3分とのこと。
むろん現在はまだシャトルは稼働していないし、サテライトターミナルもオープンはしていない。
メインターミナルの3階部分からは、対面に新しいサテライトターミナルが見える。
(この画像だとわかりづらいけど)
上空から見たスワンナプーム空港だと位置関係がわかりやすい。
ビルが交差しているのがメインターミナルで、少し距離を置いたところにあるのがサテライトターミナルだ。
CAATによる画像。
(以下、画像はCAATとタイ運輸省より)
シャトル乗り場
シャトル内
サテライトターミナル内
開放的な雰囲気の待合所スペースとなっている。
新しいサテライトターミナルは、年間1500万人の乗客を収容可能。
これにより、スワンナプーム空港全体での年間処理能力は6000万人となる。
また、スワンナプーム空港では第3滑走路を建設中で、現在の進捗率は73%。
来年7月に使用可能となる見込み。
新滑走路によって、1時間あたり最大94便の運航が可能となる。現在は1時間あたり68便。
サテライトターミナルにはゲートを28箇所設置。
うち8つは、二階建ての機体であるA380などの超大型機も収容可能。残りはB747などの大型機に対応するという。
SAT-1は2023年9月にソフトローンチ予定。
具体的にどのような形でオープンするかはまだわからない。
一部航空会社のフライトはサテライトターミナルを利用するものと思われる。
もし来月以降に搭乗ゲートがSとなっていれば、それはサテライトターミナルから出発するフライトだ。
たぶんまだほとんど利用はされないはずだが、いちおう注意のほどを。
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