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タイ入国情報

タイへの外国人観光客が第1四半期で600万人達成、ソンクラーン中の空港混雑に注意

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2022年10月1日のタイ完全開国以来、タイへの外国人観光客が増えている。
今年に入ってからは、中国からの観光客が再開された。いっとき心配されたほど中国人観光客は爆発的には増えていないが、徐々に戻ってきている。
観光客増加にともない、空港の混雑が問題となった。
4月にはソンクラーンがある。3年ぶりに水かけ祭りが開催される。
タイの外国人観光客、主要空港の使用料や混雑についての最新情報をいくつかまとめて取り上げおこう。

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タイへの外国人観光客

タイ政府報道官によれば、2023年1月1日から3月27日までにタイを訪れた外国人旅行者は615万人だという。
第1四半期の目標を600万人に設定していたが、3月末を待たずして達成した。
業界団体である観光評議会の予想では、今年の外国人観光客は最低3,000万人、売上は1兆5000億バーツ。
タイ政府は、2,500万人から3,000万人と試算している。

ちなみに、パンデミック前の2019年は年間3,990万人だった。
4半期平均にすると、約1,000万人だ。
今年の第1四半期は600万人を突破したが、それでもパンデミック前に比べるとまだ少ない。

ソンクラーン中の空港混雑

タイのソンクラーンは4月13日から15日。大型連休はその前後に広がる。

タイの主要空港を運営するAOT(タイ空港公社)が、ソンクラーン期間である4月11日から17日の空港利用者数の見積もりを発表した。
AOTが運用するのは、スワンナプーム空港、ドンムアン空港、チェンライ空港、チェンマイ空港、プーケット空港、ハジャイ空港の6空港だ。
いずれも国際空港となっている。

これらの空港の利用者は、237万人。昨年同時期より137%増加となる。
うち、国際線が137万人で、561%増加。国内線は100万人で26%増加。

運航予定のフライトが14,220便で、昨年より59%増加。
うち、国際線が7,500便で219%増加、国内線が6,720便で2%増加。

パンデミック前の2019年と比較すると、乗客は17%減、フライト数は18%減となる。
2019年のフライト数は、国際線が9,480便、国内線が7,960便だった。乗客は国際線が174万人、国内線が113万人。

空港利用者急増により、スワンナプーム空港では混雑が問題となっている。

ソンクラーン中は空港が混み合うため、AOTでは、Sawasdeeアプリの利用を推奨している。フライトステータス、保安検査場や出入国検査での待ち時間などを確認できる。

また、スワンナプーム空港ではKIOSKでのセルフチェックインを推奨している。
搭乗券の発行が可能で、預け荷物もセルフドロップできる。

空港には、国内線利用時で2時間前、国際線利用時には3時間前に到着するよう合わせて推奨している。

タイ航空のセルフチェックイン

スワンナプーム空港のKIOSKでのセルフチェックインは、タイ航空が何度も情報を出している。

タイ航空の日本行き国際線でも、KIOSKは利用可能だ。
パスポートを読み取れば、搭乗券が発行され、預け荷物がある場合はタグも発行される。預け荷物はセルフバゲージドロップのカウンターに持っていけばいい。

ゴルフバックのような大型荷物や、有料での座席指定をする場合は友人カウンターに並ぶ必要があるが、多くの旅行者はKIOSKでのセルフチェックインで充分だろう。
チェックインの長蛇の列に並ぶ必要はない。

預け荷物がない場合は、KIOSKで搭乗券を受け取ったら、そのまま保安検査場と出国審査へ向かえばいい。
なお、スワンナプームの保安検査場は、自動トレイ返却システムを導入中だ。一部の保安検査場は効率が上がっているとのこと。

カウンターチェックインフィー値上げ

AOT(タイ空港公社)が運用する6空港での、カウンターチェックインフィーが値上げされる。
現行が25バーツのところ、5月1日より30バーツに値上げだ。
料金は航空券に含まれる。いわゆる航空券切り込みのため、別途追加で支払う必要はない。
5バーツの値上げなので、ほとんど誰も気づかないレベルかもしれない。
AOT6空港の昨年一年間の乗客は約8,000万人。5バーツ値上げにより、4億バーツの増収を見込むという。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/397961

また、空港出国税の値上げも検討されてはいるが、すぐに承認される可能性は低いとのことだ。
現在の空港出国税は、国内線が100バーツ、国際線が700バーツだ。
国内線を200バーツに、国内線を800バーツにそれぞれ値上げする案が出ているというものだ。
値上げが実現すれば、年間38億バーツの収益増加が見込まれる。空港税はAOTの収益の45%を占める。
ちなみに、乗客の出国に際して実際にかかるコストは、乗客一人あたり国内線が336バーツ、国際線が500バーツとのこと。

出国税は航空券に切り込まれている。
タイ国内線も国際線もチケット購入時に、出国税が加算された状態で販売しており、別途追加払いは必要ない。
(エアアジアの乗り放題チケットの場合は、チケット予約時に別途税を払う必要がある。)

空港税とは、日本でいうところの空港使用料だ。旅客サービス施設使用料と保安サービス料に相当する。
関空であれば、国際線出発で2,780円と320円で合計3,100円となる。

関空よりスワンナプームのほうがまだ安い。でも800バーツに値上げされれば、為替次第ではスワンナプームのほうが高くなりそうだ。

また、空港使用料は空港によって異なる。サムイ空港では国内線利用時は100バーツではなく300バーツとなっている。

なお、タイの空港での出国税は、6月1日開始といわれる300バーツのタイ入国税とは別物だ。
出国時にかかるのは空港使用料で、入国時にかかるのが入国税。
入国税の徴収開始時期はまだ正式決定していない。もし決定すれば、タイ入国時に300バーツ、出国時に700バーツがそれぞれかかる。往復でチケットを購入すれば、合計1,000バーツだ。
いずれも料金は航空券切り込みとなる。

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