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タイ入国情報

プーケットサンドボックスを首相が視察へ、タイ入国隔離措置見直しへ

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準備が着々と進むプーケットサンドボックス。
7月1日の計画実現まであと2週間となった。
が、まだ正式決定したわけではない。具体的な規則もまだ定まってはいない。
最終的にはプラユット首相が閣議において承認し、官報に掲載される必要がある。
昨日明らかになったサンドボックスとタイ入国隔離措置に関する話題をまとめておく。

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プーケットサンドボックス利用は外国人観光客のみ

CCSAによれば、プーケットサンドボックスは外国人観光客のみ対象とするとのことだ。
帰国タイ人や外交官は利用禁止とする。

帰国タイ人がサンドボックスを利用できないことに、地元の観光業界から反発の声が出ている。これは不公平ではないか。首相あてに嘆願書を提出するとしている。

が、TAT(タイ国政府観光庁)総裁が言うには、プーケットサンドボックスのそもそもの目的は、海外からの観光客を通じて観光産業を刺激することにある。
よって、CCSAは海外からの旅行者のみがサンドボックスを利用できると決定した。
タイに永住権を持たない人だけが利用できる。
帰国タイ人はむろんタイに入国できるが、ASQで14日間滞在する必要がある。

観光業界民間セクターでは、プーケットサンドボックスの厳しいスクリーニング措置のため、レジャー目的の観光客への魅力を失うだろうと推測。
最初の数ヶ月でサンドボックスを利用する最も可能性が高いグループは、帰国を希望するタイ人ならびに外国人であろう。
なのにタイ人を排除するのは不公平だし、おかしいと主張している。

CCSA小委員会では、7月1日のプーケット再開に向けての予防措置を検討したが、結局は、健康と安全を優先させることにした。
14日間のプーケット滞在中3回の検査実施や、観光客の位置情報追跡システムを実装することなど規制を強化した。
サンドボックス利用希望者は、多くの書類(ワクチン接種証明書、陰性証明書、医療保険)を揃えて、さらにはSHA+認定のホテル事前に予約しておく必要がある。

こういった規制強化が旅行者の意欲を減退させているにしても、7日から14日に延長されたプーケット滞在日数について、当局と戦うつもりはないとプーケット観光協会。まずは計画通りにプーケットサンドボックスを開始させる。当局が公衆の安全のための措置というのならば、試してみようと。

サンドボックスのルールが解決されたと確信してからホテルを予約する旅行者が多いため、第4四半期には、より信頼のおける数値が判明するだろうと見ている。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2133599/rule-flip-flop-deflating-phuket-plan

補足)
プーケットサンドボックスで隔離無し入国してきた外国人観光客は、プーケット県外へ移動する前に最低14日間はプーケット内に滞在しないといけない。
このルール変更により、すでにプーケット行きを希望していた外国人旅行者の半数がキャンセルしたという。
いまだ詳細ルールは確定していない状況だ。
これでは多くの旅行者はフライトやホテルの予約をためらうのも当然。

外交官はともかく、帰国タイ人がプーケットサンドボックスを利用できないのも少し変な話ではある。
でも、とにかく、始めることが大事だとプーケットの観光業は切望している。

首相がプーケットサンドボックスを視察へ

プラユット首相が来週金曜日の6月25日にプーケットサンドボックスの準備が整っているかを確認のためプーケットを訪れることになった。
まずプーケット国際空港に到着し、空港でのスクリーニングプロセスを検査。その後、Angsana Laguna ホテルへ向かい、県当局と会合し、地元住人やホテルスタッフのワクチン接種計画をチェックする。
同日午後、バンコクに戻る前に、県に入る観光客の主要スクリーニングポイントとなるAo Po埠頭の保健スタッフを訪問する。

プーケット県副知事によれば、島の人口の約74%がワクチン接種を受けている。
人口は3つのグループに分けられる。
1.永住している者31万人、61%がワクチン接種済み
2.一時的に居住している10万人、すべてがワクチン接種済み
3.移民労働者74,000人、41%がワクチン接種済み

参照:https://www.nationthailand.com/in-focus/40002145

補足)
現在、プーケットでは連日のようにプーケットサンドボックス実施に向けた予行演習を実施している。
空路、海路、陸路すべてにチェックポイントを設置して、旅行者に対するスクリーニング検査を実施する。

詳細な規則はまだ決定していないが、隔離なしで入国してきた外国人旅行者は、モーチャナというアプリのGPS機能で位置情報を記録ないし送信する必要がある。また、GPS発信装置のついたリストバンドを常に装着することになりそうだ。どういう装置なのかは未発表。
観光客の位置情報はダブルチェックされることになる。
また顔認証機能付き防犯カメラで監視するという話も出ている。

6月18日にCCSA本会議が開催される。
ここでプーケットサンドボックスの詳細な中身がさらに検討され、承認される見込みとなっている。

タイ入国時隔離検疫措置見直し

6月17日のCCSA定例ブリーフィングにて、来月からのタイ入国時の隔離検疫措置について言及された。
まず、CCSA小会議にて、タイ人と外国人のタイ入国時の隔離措置の変更について議論された。
7月から実施予定の新しい隔離検疫はすぐに最終決定されるという。

補足)
帰国タイ人向けのSQ(政府隔離)施設は6月末で終了となる予定。
7月以降は帰国を希望するタイ人でもあって、有料のASQ(代替政府隔離)施設の予約が求められることになっている。
この件に関連して、タイ人・外国人とも隔離に関する措置を新しくするようだ。
具体的な中身についてはブリーフィングでは触れられなかった。
7月1日からはプーケットサンドボックスも実施される。

現状では、すべてのタイ入国者は14日間の強制隔離が必要となっている。
7月1日からはワクチン接種済み旅行者はプーケットに隔離無しでの入国が認められるようになる。

ひょっとして、強制隔離の場合でも日数がまた短縮される可能性もある。
4月1日にはワクチン接種済みなら7日間、ワクチン接種なしでも10日間に一度は短縮された。が、国内第3波の発生により、5月からは14日間に元通りとなった経緯がある。
一律の隔離期間短縮についての情報は表に出ておらず、今回は厳しいと思われる。
この新しい隔離検疫措置については、本日6月18日のCCSA本会議で決定されるものとみられる。

また、タイ国内各県の感染状況に応じたゾーニング設定見直しや規制緩和についても、CCSA本会議で議論されるようだ。

サンドボックス、入国隔離措置、規制緩和とCCSA本会議は重要課題が多い。
会議の詳細は、別途、ブリーフィングが開催される予定だという。
要注目だ。

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