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タイ隔離無し入国時のSHA+ホテル、虚偽のパッケージ予約に注意を

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11月1日からタイ隔離免除入国制度(Test & Go)が開始された。あわせて、従来のCOE(入国許可証)システムから、タイランドパスへの入国許可システムが変更された。
タイへ入国する際には、事前にタイランドパスに登録して、承認を受ける必要がある。
タイランド申請には、タイ到着時初日のホテル予約が必須だ。
このホテル予約についてトラブルが報告され、問題となっている。

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虚偽の隔離滞在パッケージ予約に注意を

11月22日午前9時時点のタイランドパスの状況は、申請数が累計262,008件。
このうち、承認拒否されたのは、33,303件。
承認却下の主な理由は、ホテル予約条件を満たしていないことだと外務省報道官が延べている。

隔離無し入国(Test & Go)での事前ホテル予約には条件がある。
対象となるホテルは、AQホテルないしSHA+ホテルに限定される。また、PCR検査代と空港送迎代を含んだパッケージプランで予約しなくてはいけない。
隔離滞在パッケージプランでの支払い済みホテル予約確認書がないと、タイランドパスは承認されないシステムだ。

昨日11月22日のCCSA会見では、このホテル予約について注意喚起していた。

一部のホテルが、パッケージと誤解させるような部屋を予約させて、旅行者が空港到着時に混乱する事態となっている。
パッケージプランを予約していないと、空港からの送迎ならびにPCR検査代が含まれておらず、入国拒否されることになる。
旅行者は予約済みのホテルを捨てて、その場で新たなパッケージプランを予約しなくてはならない。さらに、予約済みのホテルは返金を拒否しているという。
CCSAでは、必ず事前にSHA++ホテルのパッケージプランを予約しないといけないと強調。予約内容には、PCR検査代、空港送迎代を含んでいる必要がある。

旅行者の中には、ウェブサイトを通じてホテルを予約したものの、空港送迎、PCR検査およびATKキットを購入していなかった。
一部のホテルでは、隔離滞在用の部屋と称して、宿泊だけの予約を受け付け、別途、PCR検査代と空港送迎代を追加購入させようとしていたという。これは意図的に旅行者を騙そうとしていたことを示すとCCSA。

CCSAの発表では以上のような内容となっている。

アゴダ予約での具体的な解説

もう少し詳しく解説しておく。

まず、大前提としてSHA+認証を受けているホテルがすべて隔離無し入国でのホテルとして利用可能なわけではない。

SHA+認証マークがついているホテルを予約さえすればいいと勘違いしている人はまだまだ多いようだ。

SHA+認証を受けたうえで、PCR検査実施機関として承認されている病院と提携している必要がある。これをクリアしたSHA+ホテルだけが、隔離無し入国時のホテルとして認められる。
この認証システムは、SHA Extra Plus(SHA++)と呼ばれるようになった。

関連記事:タイ隔離無し入国Test&Go情報アップデート。SHA Extra Plusホテル予約に。

で、このSHA++が提供している隔離滞在パッケージプランをタイ渡航予定旅行者は事前予約しないといけない。
パッケージプランには、PCR検査代、AKT代、空港送迎代、食事代が含まれる。
ホテル側が発行するConfirmation Letter(予約確認書)があれば、タイランドパスの承認は迅速に行われる。

(Confirmation Letter 実物)

アゴダでの英文での隔離パッケージプラン宿泊バウチャーでも認められるはずだ。(日本語は不可)
どのみちホテル側とは到着時間やパスポート番号の確認などでやり取りが必要。

PCR検査代などが含まれていない、単なる素泊まりのSHA+ホテル予約バウチャーではタイランドパスは申請却下される。

さて、CCSAが虚偽のパッケージプラン予約に注意喚起しているが、これには心当たりがある。

隔離滞在パッケージプランは、アゴダで予約可能となっている。

https://www.agoda.com/quarantineth

隔離滞在専用のページが設置されいる。代替検疫施設(AQ)と書いてあるが、隔離無し入国(Test & Go)の1日滞在パッケージプランにも対応。対応ホテルが一括検索できて、予約自体もすごく簡単にできる。
宿泊日数は1日、宿泊人数は1人で検索すると、1人向けのパッケージプラン料金が表示される。

ほとんどのホテルは、ちゃんとしたパッケージプランとして提供している。

が、11月上旬頃、隔離滞在と称しながらも、異常に安い価格で予約を受け付けているホテルをいくつか見かけた。
1泊1,500バーツから2,000バーツほどだったように思う。

パッケージプランには、1回のPCR検査代(通常2,000バーツ前後)、ATKキット代、空港送迎代、3回食事代が含まれており、安いホテルでも4,000バーツ近くする。
相場的には4,000から5,000の間となる。

それなのに、1,500バーツで予約を受け付けているのは、あまりにもおかしい。
隔離滞在と称しているが、パッケージの中身をチェックしてみると、PCR検査代と空港送迎代が含まれていないことがわかった。食事は朝食のみ。
SHA+認証の安全衛生基準は満たしているが、ただそれだけ。
隔離滞在対応ホテルで、隔離滞在部屋として予約受け付けしているが、実際にはパッケージプランではないという罠がしかけられていることになる。
追加でPCR検査代と空港送迎代を支払わないといけない。
また、そういった安いホテルでは、キャンセル不可設定となっている。

本来ならば、そのような非パッケージプランでは、タイランドパス申請で却下される。
この場合でも、ホテルはキャンセル不可設定なので、返金は拒否される。
また、中には隔離滞在ホテルと記載があるゆえにタイランドパスが承認されたケースもあるようだ。
タイランドパス承認QRコードがあれば、フライトに搭乗して、タイ到着はできてしまう。
でも、ホテル送迎車の手配とPCR検査代は未払いなので、入国拒否される。

これがトラブルの原因の一つと見られる。

隔離滞在と称した異常に安いホテルには予約が集中していた。
普通は1日数件しかない予約が、一気に数十件も集まっていたので間違いないと思う。
やはり、罠に引っかかっていた人は多かったのだと今回のCCSA発表で納得した。
アゴダだけでなく、他の予約サイトでも同様の事例は発生していたはずだ。

隔離滞在パッケージと見せかけて、相場から大きく逸脱した安い価格で提供しているホテルは疑ってかかったほうがいい。
しっかりとパッケージプランの内容をチェックすれば防ぐことができる。

とはいえ、その後は、アゴダで異常な価格帯の隔離ホテルは見かけなくなった。
タイ政府機関が、オンライン予約サイト業者に対して、パッケージプランでの提供のみをするよう指導しているとのことだ。

なお、SHA+ホテルであっても、通常の宿泊プランは存在している。
隔離入国者のチェックインは別の窓口だし、宿泊エリアも分けられているが、一般宿泊者と同じホテル内に宿泊することになる。
隔離宿泊者はPCR検査陰性結果が判明するまでは部屋からの外出は不可のため、一般宿泊者と接触する機会はない。

ホテル直接予約での注意点

アゴダなどホテル予約サイト以外にも、ホテルへ直接連絡して、パッケージプランを予約する方法もある。
アゴダ取り扱いよりも軒数は多く、価格的にも幅が広がる。

この際の注意点としては、まず、そのホテルの連絡先が本物であるかの確認が必要だ。
実際に過去には、ASQ(政府代替隔離施設)ホテルと偽り、予約金を騙し取る詐欺事件が発生しており、日本大使館でも警告を出しているほど。
SNSなどで本物のホテルそっくりの隔離パッケージプランを宣伝し、本物のホテルのEメールアドレスとよく似たアドレスで客を集めて、予約金を振り込ませて、そのまま逃亡するという手口だ。

次に、本物のホテルだとしても、デポジットや予約金のキャンセルについては確認しておいたほうがいい。
タイランドパスの承認が遅れたり、出発前のPCR検査で陽性だった場合は、当然タイ渡航は延期ないし中止せざるをえない。
この場合のホテル代の返金について、全額保証されるのか、それとも一部だけなのかの確認をしておいたほうが無難。
実際には、ほとんどのケースでは、予定取りの渡航が可能であろうけど。

アゴダで予約する場合は、前日までキャンセル無料というホテルがあるので、そういったホテルのパッケージプランを予約するのがベターだ。

まとめ

10月下旬にタイ隔離無し入国制度が発表されて以来、タイランドパスと隔離滞在パッケージプランについてはずっと注視してきているし、実際にタイランドパス承認ならびにアゴダで隔離滞在パッケージプランを予約して、無事に入国もしている。

実際の入国の全行程はこちらで。
タイ隔離免除入国実践レポート(1)事前準備と関空からスワンナプームへのフライト
タイ隔離免除入国実践レポート(2)タイランドパスで入国手続き、空港から病院経由隔離ホテルへ
タイ隔離免除入国実践レポート(3)バンコクのAQホテルで1泊隔離滞在と検査結果通知
タイ隔離免除入国実践レポート(4)2回目の検査はATKで

特に難しいことはなく、またほとんどの旅行者は問題なく入国までできている。
個人的にはパッケージプラン対応ホテルの選定と予約確認書取得までが一番面倒に感じた。ホテルが決まっていれば話は早い。

これから隔離無しでタイに入国しようと考えている人は、隔離滞在1デイパッケージプランを提供しているホテルをきちんと予約すること。パッケージプランの中身はしっかりとチェックしておくべし。PCR検査代と空港送迎代が含まれていれば大丈夫だ。

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