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タイランドパス申請の医療保険加入について、短期旅行とロングステイ

投稿日:2021年11月24日 更新日:

現在、タイに入国する際にはタイランドパスによる事前申請が必須となっている。
隔離免除入国(Test & Go)でもタイランドパスは必須だ。
タイランドパス申請時には、最低5万USドルを補償する保険加入証書を添付する必要がある。これがないとタイランドパスは承認されない。
この保険加入について、保険加入期間に関する考察と、実際に加入した保険会社について。

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タイランドパスの5万ドル以上の保険加入義務

在日本タイ大使館のホームページにはこう記載されている。

「新型コロナウィルス感染症 及び関連疾患の治療費を含む 5 万 US ドル以上の治療補償が ある医療保険証(タイ国籍者は必要ありません)」

TAT(タイ国政府観光庁)での、入国時必要書類にはこう記載されている。

「An insurance policy with coverage no less than US$50,000.」
(5万USドルを下回らない額をカバーする保険証書)

タイ大使館およびTATにも説明はないが、保険証書は英文もしくはタイ語で記載されている必要がある。
また、保険の内容は、コロナだけに対応している保険ではなくて、一般的な疾病や怪我に対する治療にも対応している必要がある。

タイランドパス申請では、保険加入期間は、原則としてタイ出国(日本帰国)まで、あるいはビザがあるならば滞在有効期限内すべてカバーしていなくていけない。

往復航空券を購入済みのごくごく一般的な10日ほどの短期旅行期間であれば、10日分の保険に加入すればいい。
これは簡単な話。迷うことはない。

では、どの保険会社で加入すればいいのか?

AXAタイランド

実際にタイランドパス申請時に利用した保険会社は、AXA Thailandにした。
Sawasdee Thailand: Inbound Travel Insuranceという保険となる。

https://www.axa.co.th/en/axa-sawasdee-thailand-travel-insurance

加入したのは11月頭のこと。
この時期は、COEとThailand Passが混在しており、事情がややこしかった。
AXAでは、はっきりと、Thailand PassとCOEに対応すると明記してあり、プランの種類もわかりやすい。
また、11月1日からはカバーする金額が5万ドルに値下げされたが、きちんと5万ドルの保証額にも対応していた。

滞在日数を28日に指定すると以下のような金額を提示された。

安いほうのプラン1でも、タイランドパスに対応可能だ。
料金2,250バーツ。

実際の申し込みは英語となるが、難しいことはない。
パスポート情報、渡航日、メールアドレスなどを埋めていくだけ。

支払いはクレジットカードで。むろん日本のクレジットカードも使える。

あっさりと決済されて、申し込み完了。

すると、メールアドレス宛に保険証書と約款が送られてくる。

タイランドパス申請に添付するのは、To Whom it may concernと書かれた、「AXA Sawasdee Thailand Insurance Certificate」でいい。

(実物)

氏名、パスポート番号、保険番号、保険有効期間、補償金額が記載されている。
むろん、コロナ治療を含むという記載もある。
タイランドパス申請のための最低5万ドル条件に合致しているとの文言もある。
完璧すぎる内容だ。

PDF形式の保険証書なので、JPEG方式に変換するか、スクリーンショットして画像データとしてタイランドパスに添付する必要あり。

実体験では、この書類を添付することで、タイランドパス申請からわずか2分で承認された。

その他の保険は?

タイ国内の保険会社でなくても、タイランドパス申請に用いることができる。
日本の保険会社で加入する海外旅行保険でもいい。ただし、保険加入書には、ドル建て表記、英文表記が必要。

また、クレジットカード付帯の海外旅行保険でも申請可能とのことだ。
ゴールドカードだと疾病治療費用は300万円まで補償としている保険が多い。
以前はカードが2枚あれば合算可能とも言われていたが、現在はどうやら不可のようだ。
プラチナカードだと補償は1000万円まで。これだとカード一枚でタイランドパス申請に有効ということになる。
むろん、カード会社に連絡して、英文表記での保険証書を送ってもらう必要がある。
このあたりの詳細は、必ずカード会社に確認のほどを。
また保険証書受け取りまで時間がかかるため、タイランドパス申請のためには、時間的余裕を持つこと。

AXAで申し込むと、決済後、即時に保険証書が送られてくる。
AXAなどタイ国内のタイランドパス対応医療保険に加入するのが一番手っ取り早い。

なお、タイで仕事をしていて、社会保険に加入している人は、社会保険カードもしくは雇用主企業からのレターがあればいいことになっている。

ビザありロングステイでの医療保険加入期間について

一般的な短期滞在であれば、往復航空券は購入済みであろうから、タイ入国日と出国日は確定している。
保険加入期間は、タイ滞在日数に合わせるだけでいい。
実にシンプルだ。
30日滞在でも2,250バーツほど。10日滞在だともっと安い。
そこまで大きな負担にはならない
普通に往復航空券を購入して、医療保険に加入すればいいだけ。

問題はロングステイの場合だ。
ビザがあり、タイ出国日が決定していない場合、そのビザで有効な滞在期限までの保険加入が必要と言われている。
たとえば1年滞在可能なビザであれば、保険加入も1年となり、かなりの高額出費を強いられる。
ただ、ロングステイ旅行者の加入期間については、正式にはっきりと明言はされていないようだ。
COEシステム時代には、ロングステイであっても、最低3ヶ月の保険加入期間があればいいという話もあった。

現在はCOEに変わりタイランドパスシステムとなっている。

タイランドパス申請時には、タイ入国日とタイ出国予定日を記入する。この期間がタイ滞在予定日数となる。
この滞在予定期間分をカバーする医療保険に加入して、その保険証書を添付してタイランドパスを申請すれば受理される。
タイ到着のフライト便名を記入する欄はあるが、タイ出国便の記載は必要ない。
また、フライトEチケットの添付も不要。

ということは、タイランドパス申請時には帰国便の有無は問題にならない。
さらにはビザ持ちの場合でも、タイランドパス申請時にはビザの添付は不要。ノービザもビザありも同じ扱いとなっている。
(日本出国空港チェックイン時にはビザのありなしはチェックされるが、ビザなしの場合は往復航空券を持っていれば問題ないし、ビザありの場合は復路航空券提示は不要。)

予定滞在期間はあくまで自己申告だ。
帰国日が決まっていない場合は、てきとうに15日なり30日なり記載しておけばよい。
保険加入期間もその日数に合わせればいいことになる。

実際にタイランドパスで入国してみたが、スワンナプーム空港到着時のタイランドパス手続きでは、帰国便の確認はされず、保険加入期間の細かいチェックもなかった。

関連記事:タイ隔離免除入国実践レポート(2)タイランドパスで入国手続き、空港から病院経由隔離ホテルへ

タイランドパス申請内容と保険加入書の内容が合致していればいい。
つまり、タイランドパスが承認されてしまえば、あとは実質的にノーチェックということだ。

極端な話をすれば、滞在予定期間を7日で申請しておけば、保険加入期間も7日で済むことになる。

出入国カードも、タイランドパス記載と同じ予定滞在日数を書いておけば問題ないはずだ。(実際にそうしたが問題なかった)
むろん、イミグレーションではビザに関する質問などがあるかもしれないが、保険加入期間まではチェックされないと思う。

実際に入国したのは11月中旬のことなので、これから変更になる可能性はあるが、現状では保険加入期間は抜け道だらけとなっている。
ロングステイにかぎらず、短期滞在でも理屈は同じ。ただ短期滞在の場合は普通に滞在期限に合わせて保険加入しておけばいいと思う。最も確実でルールに適合した方法だからだ。

ノンイミグラントO-A,O-Xは要注意(追記修正)

注意点としては、ロングステイビザ(ノンイミグラントO-A、O-X)でタイに滞在しており、一度国外へ出てからタイに再入国する場合は、再入国時に医療保険証書の提示が求められると、タイ政府広報が注意喚起していること。

具体的な補償金額と期間は書かれていないが、おそらくは入院が40万バーツ、外来が4万バーツだと思われる。期間は最低1年間か。
ただ、日本でノンイミグラントO-A、O-Xを取得した人はごくわずかだと思うので、ほとんどの人は無関係。
かりに日本でO-AとO-Xで新規取得する場合は、40万バーツ保険加入が必須なので、新規入国時のチェックでクリアすることになるのでやはり無関係。
以前にO-AないしO-Xを取得して、タイに長期滞在済みで、再度タイに再入国する場合は要注意。タイランドパス要件より厳しい保険加入が必要となる。

タイ国内取得のリタイアメントビザなど他のビザでのタイ再入国の保険証書提示義務は記載されていない。
O-AとO-X以外のビザで入国する際は、タイランドパスの保険加入要件さえ満たしていていればいいことになる。

もしタイ国内でリタイアメントビザを取得予定の人は、普通に短期旅行としてタイランドパスを申請して、通常の保険加入だけしておき、タイ入国後にビザを申請すればいいことになる。
タイ国内で取得のリタイアメントビザでは、40万バーツの医療保険加入要件は適用されないようだ。

詳細については、必ず在日本タイ大使館などで確認のほどを。

まとめ

タイランドパス申請の医療保険加入は簡単だ。
短期旅行者ならAXAタイランドあたりでさくっと加入すればいいだけ。加入期間は予定滞在日数に合わせればいい。
ビザ持ちの長期滞在予定者(ノンイミグラントO-A,O-Xの再入国者をのぞく)は、帰国日が決まっていない場合は、とりあえず1ヶ月くらい加入しておけばよさそうだ。

1バーツたりとも無駄金は使いたくないという人は、タイランドパスの抜け道を使って極限まで保険料を下げることにトライししてもいいかもしれないが、他に海外旅行保険に入っていないのなら、おすすめはまったくしない。もし本当に感染したり病気になった場合は、とてつもない出費が必要となる。また、タイの医療制度に迷惑をかけることにもなる。
なぜタイが外国人旅行者に医療保険加入を義務化しているのかを考えればわかること。
タイで外国人が感染して入院するとなれば、治療費は高額となる。
通常時でも言えることだが、現在の状況下ではなおのこと、医療保険の加入は必要だ。

タイ入国事情については、タイランドパスも含めてころころと変更になるため、常に最新の情報収集のほどを。

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