JAL傘下のLCCであるZIPAIR(ジップエア)が来年1月9日より、東京(成田)発バンコク(スワンナプーム)行き路線の旅客便運航を開始すると発表した。
これまでもバンコク発成田行きは旅客便として運航していたが、成田発は貨物便のみとなっていた。
本来は今年前半に運航開始となる予定だったが、パンデミックにより延期されていた。週一便ながらも、ついに来年1月から始まる。
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ZIPAIR バンコク路線運行開始
路線:東京(成田)ー バンコク(スワンナプーム)
ZG51便 成田発16:40 バンコク着22:00 週一便(土曜日)
運航開始日:2021年1月9日(土)
期間:2021年1月9日から1月30日まで
2月以降のスケジュールは決定次第発表になる。
なお、バンコク発成田行きはすでに毎日運航されている。
ZG52便 バンコク発:23:30 成田着07:15(翌日) 毎日
⇒http://www.zipairtokyo.com/ja/press/article/2020/1215.html
セミコマーシャルフライト
ZG51便は、タイ政府より認可されたセミコマーシャルとして運航されるとのこと。
航空券自体は誰でも購入できるので定期運航便といえるものの、実際に搭乗できるのはタイ大使館・領事館でCOE(入国許可証)が交付された者に限られる。
COE取得には、14日間隔離施設(ASQ)の事前予約、10万ドル相当以上の医療保険加入などが必要。
搭乗前には、陰性証明書やFit-to-fly健康証明書も必要だ。
来年1月から、COE申請方式が変更になる。
航空券を購入するのは誰でも可能だが、搭乗できるのはCOEが発給された人のみ。
運賃は片道5000円から
運賃額(東京-バンコク)
ZIP Full-Flat Value:49,000~339,000円
Standard Value:12,500~254,000円
U6 Standard Value:5,000円(定額)(6歳以下限定)
運賃以外に、空港使用料及び各種諸税が別途必要。
運賃には、機内持込手荷物7kg分が含まれている。
片道運賃が子供向けの諸費用別にしても5,000円は安い。
大人は12,500円から。
すでにチケットは販売開始しているとのことで、最終的にいくらの支払いになるのか見てみた。
1月9日の成田発バンコク行きでこのようになった。
諸費用込みで片道16,346円
運賃が12,500円で、あとは諸費用。
事前座席指定と受託手荷物(23kg)と機内食のオプションが追加料金5,600円。
事前座席指定と機内持込手荷物(+5kg)のオプションが3,200円。
座席指定せず、荷物は機内持ち込み7kgまでなら、支払いは16,346円ぽっきりとなる。
レガシーキャリアよりは圧倒的に安くなる。
むろんLCCなので片道でも購入できるのもメリット。
(注:観光ビザ申請の際には往復航空券の予約を求められることがあるようだ)
ちなみに、復路のバンコク発東京行きは、18,341円。
往復合計で、34,687円となった。
以前だったらLCCとしては決して安いとはいえない価格だが、今となっては激安価格に思えてしまう。
2021年1月以降の日本発タイ行きフライト
2020年いっぱいの日本発タイ行きのフライトは特別便のみ。
2021年1月からは、タイ航空とANAとJALがすでに運航再開を決めている。
関連記事:ANAとJALも運航再開へ。2021年1月日本発タイ行きフライトの運航予定。
そこに今回のZIPARのバンコク行きフライトが加わることになる。
LCCとしては、ZIPAIRが初となる。
2021年1月日本発タイ行きフライトまとめ
タイ航空
東京発週3便(水木日)
関西発週1便(日)
ANA
東京発週2便(金土)+隔週1便(水)
JAL
東京発週2便(水金)
ZIPAIR
東京発週1便(土)
これで東京発が多い時で週9便となる。
関西発は週1便のみ。
合計で週10便。
なお、LCCの雄というべきエアアジアは、現在のところ、2021年1月に運航する予定はない。
まとめ
ついにLCCまでも日本発バンコク行き路線が運航されるようになる。
大きな前進だ。
しかも片道1万6千円で購入可能。
が、来年1月もタイ入国時の14日間隔離は続くのはほぼ確実。
どれほど安いLCCチケットが購入できるとしても、短期観光旅行が絶望的な状況に変わりない。
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