11月1日より、新たなタイ入国制度が始まる。日本からのワクチン接種済み旅行者は隔離免除で入国可能となる。
本日、在東京タイ大使館が新たなお知らせを出した。
そして、COE申請サイトでは、隔離免除入国の申請受付を開始。サンドボックスには、バンコクとパタヤも加わった。
ついに、タイ開国とバンコク・パタヤ開放が実現する。
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2021年11月1日以降のタイ渡航について
まず、タイ大使館の発表から。
昨日10月25日には、Thailand Passが11日1日よる運用開始になる旨の発表がすでにあった。
これで2日連続の発表となる。
以下、在東京タイ王国の発表を引用。
お知らせ 2021年11月1日以降のタイ渡航について
26/10/2021
2021年11月1日以降にタイ渡航予定の方に対して、タイ王国外務省はタイ入国申請の新規システム「Thailand Pass(tp.consular.go.th)」の運用を開始致します。
1. 2021年11月1日以前または以降にタイ渡航予定の方で既にCOEを受領した方は、新規システムのThailand Passにて再登録する必要はなく、発行済のCOEを使用して入国することが可能です。
2. 2021年11月1日~10日にタイ渡航予定の方で既にCOEを登録申請している方は承認をお待ち頂き、新規システムのThailand Passにて再登録する必要はなく、発行されたCOEを使用して入国することが可能です。
3. 2021年11月1日~10日にタイ渡航予定の方でCOEの登録申請がお済でない方は、2021年10月28日までに現COE申請システム(coethailand.mfa.go.th)にてご登録下さい。
4. 2021年11月11日以降にタイ渡航予定の方でCOEの登録申請がお済でない方は、2021年11月1日に運用開始される新規システムの Thailand Pass (tp.consular.go.th) にて渡航予定日の7日前までにご登録下さい。
⇒https://site.thaiembassy.jp/jp/news/announcement/10553/
前日の発表をさらに詳しく説明したものとなる。
要するに、11月10日までにタイ入国する場合は、現行のCOEシステムを利用して、タイ入国許可書を得る。11月11日以降の入国では、Thailand Passを使う。
では、肝心のCOE申請サイトは、隔離免除入国制度に対応しているのか。
昨日時点では旧来の強制隔離とサンドボックスにしか対応していなかった。
COE申請、隔離免除入国受付開始
本日10月26にCOE申請サイトをチェックした。
⇒coethailand.mfa.go.th
How do you want to enter Thailand?(どのようにタイ入国希望ですか?)の項目が、
・Exempt from Quarantine or 7/10-day Quarantine
・Entering Sandbox Programme
の2つに変わっている。
Exempt from Quarantineは、隔離免除という意味だ。
隔離免除でのタイ入国許可書の申請が開始されたことになる。
日本は隔離免除入国対象国なので、日本からのタイ隔離免除入国が実現する。
COE申請の必要添付書類を見てみると、従来のものと変わりない。
医療保険は最低10万ドルをカバーすることと記載されている。
11月1日以降の入国では5万ドルに減額される。
入国日を11月1日以降で申請すれば、5万ドル以上の保険額面でも受け付けてもらえるはずだが、詳細については、大使館で確認したほうがよさそう。
サンドボックス追加
COE申請サイトでは、サンドボックス対象エリアが追加されている。
バンコクサンドボックス、チョンブリ/パタヤサンドボックス、ブリラムサンドボックス、チェンマイサンドボックス、ホアヒン/チャアムサンドボックス、プーケットサンドボックス、サムイプラスサンドボックスの全部で7サンドボックスとなった。
11月1日からは、全部で17県がサンドボックス対象エリアとなる。
ただし、国際線到着空港が限定されており、ウドンタニーなどはサンドボックス対象エリアであってもサンドボックスの利用ができない。
サンドボックスはブルーゾーンという名称も使われており、国内外の観光客に向けて観光再開エリアとして指定される。
なお、隔離免除入国とサンドボックスプログラムはまったく別の入国制度だ。
隔離免除入国では、到着時の検査で陰性が確認されれば、翌日からタイ国内をエリア制限なく自由にどこでも旅行できる。
サンドボックスでは、特定エリアに7日間滞在したのちに、タイ国内自由移動が許可される。
日本は隔離免除対象国リストに入っており、ワクチン接種済みであれば、隔離免除入国が適用される。
サンドボックスプログラムを利用する意味はまったくないし、開放エリアの縛りもまったく受けない。
到着初日は、AQホテルもしくはSHA+ホテルに滞在する義務があるので、スワンナプーム空港到着だと、バンコクもしくはパタヤに滞在することになる。結果的に、到着初日に関しては、開放エリア内にとどまるが、2日目以降はタイ国内全域の自由旅行が認められる。
まとめ
COE申請開始となり、タイ隔離免除入国がいよいよ始まる。タイ開国だ。
また、バンコクとパタヤの開放もついに実現する。
日本からのワクチン接種済み旅行者は、もはやサンドボックス利用する意味はなく、バンコク・パタヤ開放のありがたみが消えてしまったが、それをはるかに上回るタイ開国に参加することができる。
11月10日までにタイ入国予定の人は、あさってまでにCOE申請を行う必要あり。かなりせわしないが、これでも以前よりはマシな状況なっている。
11月1日からThailand Passでの入国許可申請を行うことになる。これも開始当初は混乱しそうだが、じきに落ち着いていくはずだ。
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