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パタヤ開放には厳しい条件、それでも前進あるのみ

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10月1日開放に向けてパタヤは動き出している。
Pattaya Move On計画により、ワクチン接種済みの外国人観光客を受け入れる。
どういう条件や運用手順で進めていくか、その具体的な中身について、徐々に明らかになってきた。
まだ提案段階であり、CCSAに提出して、承認されれば正式決定となる。
情報があれこれ錯綜しているが、現状では、自由な開国にはほど遠い内容となっている。

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パタヤ開放の標準操作手順

パタヤ商業観光協会によれば、Pattaya Move On計画におけるSOP(標準操作手順)は策定済みだという。
SOPとは、旅行者が空港に到着してからのスクリーニング措置や移動方法や宿泊方法や滞在方法など一連の流れや運用方法を定めたものだ。
実際に観光客の相手をするのは民間業者がほとんどとなるため、民間セクターの意見が重要となっており、パタヤのSOPは民間業者も策定に加わった。

島であるプーケットやサムイとは違い、陸地のパタヤでは厳しい条件が必要だ。
プーケットでは到着時の検査で陰性が確認されればすぐに自由に歩き回ることが許可されているが、パタヤでは一定の条件が求められる。
まず、到着後3日間は地方代替隔離施設(ALQ)内にて過ごす必要がある。ホテル内施設は使えるはずだが、ホテル外へ出ることはできない。
4日目から6日目は、シールドルートプログラムにおいて、ホテルから外に出て旅行ができる。
シールドルートにつき、特定のツアーに参加して、特定の施設のみ訪問可能となるだろう。
指定業者がホテルに迎えに来て、許可された車両で移動して、限定された施設へ移動し、またホテルに戻る。密閉されたルートである。
1日目から6日目は同じALQホテルに滞在しておく必要がある。

7日目以降は、他のホテルへ移ることが許されるが、SHA+認定ホテルに限定される。どこでも自由に宿泊できるわけではない。
また、移動できる選択肢も増え、利用可能な施設も増える。ただし、SHA+認定の業者のサービスしか使えない。
サービス提供業者はスタッフ全員が完全なワクチン接種を受けていることが条件となる。
SHA+認定以外の施設の利用はできない。

パタヤでの14日間滞在中に3回のPCR検査が必要で、最後の検査で陰性であれば、14日滞在後にタイ国内を自由に移動できるようになる。(これはプーケットサンドボックスなどでも同様の措置)

この厳しいシールドルートプラグラムによって、地元住人と国内旅行者の感染リスクを抑えることができるだろう。
それでも感染拡大を心配する声はある。
だが、長期間の厳しい規制に悩まされているパタヤにとっては、今こそ前進するタイミングだ。
だからこそ、この計画「パタヤムーブオン」は立案された。もはやパンデミックが終焉するのは座して待つわけにはいかない。前進しなくてはいけない。

では、シールドルートでパタヤムーブオンが実現した場合の見込みはどうか。
観光協会によれば、10月はハイシーズンが始まるが、観光客の到着は従来の2割から3割程度と予想している。
そのうち20%が観光客で、80%はタイに家族や会社があったり投資をしていたりと長期滞在を求める人であろう。
パタヤはバンコクに近いため、利用者の多くは長期滞在を希望する人となりそうだ。
つまり大部分はASQやALQでの14日間強制隔離を避けるためにパタヤムーブオンを利用すると見ている。

観光目的リゾート客がロシアやヨーロッパなどから訪れることを期待している。
ただ、ロシア人が好むモルディブやエジプトやベネズエラなどと比較すると、パタヤのシールドルートプログラムはきつい制限があるとみなされている。
それでも、なにもしないよりは始めたほうがいいとパタヤ観光協会。

あとは、インドで製造されたアストラゼネカワクチンが承認されれば、インドからの旅行者にも期待できるとしている。

パタヤ市長によれば、シールドルートプログラムに、どの民間事業者が参加するかは自主的に決められる。行政が決めることではない。
パタヤ市とTAT(タイ国政府観光庁)では、観光エリアを指定し、時間割を設定して、外国人観光客と地元の観光客を切り離すことで計画を支援する。

パタヤムーブオン外国人観光客と在住者は切り離される。両者が混じり合うことはない。
現状では娯楽施設は閉鎖されており、シールドルートツアーは自然アトラクションが中心となるだろう。
たとえば、ノンヌックトロピカルガーデンや水上マーケットなどだ。
パタヤムーブオン観光客は滞在6日目まではツアー参加でしか外出できないため、そういった観光ツアーに参加するしかない。
7日目以降は選択肢が増すが、SHA+認定施設しか訪問できないため、行ける先はかぎられる。

パタヤのワクチン接種率は10月には70%に達成するとみられる。
パタヤ開放後に状況を管理し医療システムのキャパシティ内におさめることが課題となる。
パタヤを外国人観光客に向けて開放するならば、パタヤは街が安全であることを確かなものにするためにさらなる努力が必要。
また、非常事態発生の対応計画や感染拡大防止のための迅速な計画を準備する必要もある。必要性に応じてセミロックダウンが追加されることもありえるとしている。

参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/special-reports/2176459/pattaya-eyes-reopening

まずは一歩前進

報道されるSOPの内容が微妙に異なることが多いため、詳細には不明な点が多い。
数日前の報道では、到着後のホテル待機は検査結果が出るまでとなっていたが、今回の報道では3日間ホテル隔離が求められている。
6日目までの厳格なシールドルートプログラムは以前の発表と同じだ。

ただ、7日目以降の行動の自由度がどの程度になるのかはっきりしない。
SHA+認定施設であれば、ホテルから自由に出て、好き勝手に入店できるのか。入店時にはパタヤムーブオン旅行者であることを確認するのか。
パタヤには長期滞在外国人がまだまだたくさん残っているが、どうやって見分けるのか。
もしも10月以降にナイトライフ娯楽施設が再開された場合、パタヤムーブオン観光客も入店することができるのか。

いずれにせよ、制限は厳しい。本当に厳しい条件が課されている。
通常の自由な旅行が不可能なのは明白だ。
ごく一般的な日本人短期旅行者には絶望的な内容となっている。

パンデミック前のハイシーズンのパタヤには、月に70万人ほどの観光客が訪れていたはずだ。
パタヤの観光協会が期待するとおり2割の観光客が戻るとするならば、月に14万人程度となる。
ほぼ全面的な隔離免除措置と自由行動を認めているプーケットサンドボックスは開始2ヶ月の利用者が約2万6千人。
厳しい制限付きのパタヤムーブオンでは、通常の観光客はほとんど来ないだろう。やはり長期滞在者向けとなる。
パタヤムーブオンとほぼ同じ条件のサムイプラスの利用者は1ヶ月半で580人ほど。
パタヤはバンコクから近い。スワンナプーム空港から1時間半や2時間もあればパタヤに来られる。利便性はサムイよりも断然高い。
この立地条件からすれば、サムイより利用者が多いのは間違いないにしても、月に1万人もいればいいほうかもしれない。
それでも、前進する必要がある。

パタヤムーブオン計画のSOPはチョンブリ県伝染病委員会の承認を得ており、次はCCSAの承認を得る必要がある。
CCSAに突き返されて、また練り直しということも十分考えられる。
プーケットサンドボックスもサムイプラスも正式に決定したのは予定日の数日前だった。
パタヤムーブオン計画正式決定もおそらく直前になるだろう。延期となる可能性もある。
まずはどういう形であれ10月1日に実現することが大事なのかもしれない。最初の一歩を踏み出さないことに進まない。

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