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タイ入国情報

タイの新しいビザ制度が承認:ノービザ滞在60日、DTVとNON-ED PLUS VISA、Thai e-Visa

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2024年5月下旬にいきなり発表されたタイの新しいビザ制度。
6月1日から、ビザ免除対象国が大幅増加となり、ビザ無し入国での滞在期間が60日へ延長されるというものだった。さらには、180日滞在可能な新しいデスティネーションタイランドビザというものを新設される。
が、6月1日になっても、新しいビザ制度は開始されず、ノービザ滞在期限は30日のままだった。
6月下旬か7月上旬には始まると言われていたが、まったく動きがなくなった。
で、7月12日あたりにいきなり動きがあり、内務大臣が新しいビザ制度の書類に署名したという。開始日は7月15日。
そして、7月14日、最後に首相が承認することを宣言したという。
これにて最終決定とみていい。
厳密には官報掲載で正式決定して施行されるという流れだが、もう決定だ。
あやふやな状態のまま一ヶ月以上が経過したが、どうにか開始にこぎつけられそうだ。

開始前日に首相が承認というのが、いかにもタイっぽいところ。
7月15日開始ということは、タイ時間の7月15日午前0時以降にタイに到着してパスポートコントロールで入国手続きする人が対象となる。
現場のイミグレーション職員には周知徹底されない可能性もある。
本当にノービザ入国で60日滞在のスタンプが押されるのか、要注目だ。
必ずスタンプの日付を確認するようにしよう。

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新しいタイのビザ制度

各国のタイ大使館ないし領事館のサイトでは、7月15日開始の新しいビザ制度に関する公式発表は現時点ではまだ見当たらない。

ただ、ネット上では、おそらくタイ外務省領事部が発表したと思われる新しいビザ制度のインフォグラフィックが出回っている。
正式な開始日に関する記載はないが、2024年7月の情報となっている。
また、内容的にもさほど目新しいものはない。デスティネーションタイランドビザとノンEDビザについて、少し詳しく記載がある程度だ。

真偽は保留するが、簡単に紹介しておこう。
(7月15日追記:在クアラルンプールのタイ大使館のフェイスブックなどには正式情報としてインフォグラフィックが掲載されるようになった。ただし開始日については言及なし。)

ビザ免除(60日)

以下の93の国と地域の国民は、観光または緊急の仕事を目的とした場合、最長60日間の滞在期間でビザが免除される。
30日を超えない範囲でさらに滞在期間を延長することができる。
最長で90日間の滞在が完了する前であれば、タイで新しいタイプのビザを申請することができる

国と地域のリスト:
アルバニア
フィンランド
リトアニア
サンマリノ
アンドラ
フランス
ルクセンブルク
サウジアラビア
オーストラリア
ジョージア
マカオ
シンガポール
オーストリア
ドイツ
マレーシア
スロバキア
バーレーン
ギリシャ
モルディブ
スロベニア
ベルギー
グアテマラ
マルタ
南アフリカ
ブータン
香港
モーリシャス
スペイン
ブラジル
ハンガリー
メキシコ
スリランカ
ブルネイ
ブルガリア
アイスランド
モナコ
インド
モンゴル
カンボジア
インドネシア
モロッコ
カナダ
アイルランド
オランダ
中国
イスラエル
ニュージーランド
コロンビア
イタリア
ノルウェー
スウェーデン
スイス
台湾
トンガ
トリニダード・トバゴ
トゥルキエ
クロアチア
ジャマイカ
オマーン
ウクライナ
キューバ
日本
パナマ
アラブ首長国連邦
キプロス
ヨルダン
パプアニューギニア
イギリス
チェコ
カザフスタン
ペルー
アメリカ合衆国
デンマーク
韓国 (ROK)
フィリピン
ウルグアイ
ドミニカ
コソボ
ポーランド
ウズベキスタン
ドミニカ共和国
クウェート
ポルトガル
ベトナム
エクアドル
ラオス
カタール
エストニア
ラトビア
ルーマニア
フィジー
リヒテンシュタイン
ロシア

到着ビザ(VOA)

以下の31の国と地域の国民は、観光目的で到着時に到着ビザを申請できる。

国と地域のリスト:
アルメニア
ベラルーシ
ブータン
ボリビア
ブルガリア
中国
コスタリカ
キプロス
エルサルバドル
エチオピア
ジョージア
インド
カザフスタン
キルギス
マルタ
メキシコ
ナミビア
ナウル
パプアニューギニア
パラグアイ
ルーマニア
ロシア
サウジアラビア
セルビア
セーシェル
台湾
チュニジア
ウズベキスタン
バヌアツ
ベネズエラ
フィジー

料金2000バーツ
滞在期間15日まで
シングルエントリー

ディスティネーションタイランドビザ(DTV)

申請先:
・ RTE / RTCG
・Thai e-Visa(www.thaievisa.go.th)

対象となる外国人:
1. デジタルノマド/リモートワーカー/フリーランサー
2. 以下のような活動への参加者
• ムエタイコース
• タイ料理クラス
• スポーツトレーニング
• 医療
• セミナー
• 音楽フェスティバル
3. DTV保有者の配偶者および扶養している子供

必要書類:
1. パスポートまたは渡航書類
2. 写真
3. 現在居住地を示す書類
4. 財務証拠: 50万バーツ以上の額面。例:銀行取引明細書、給与
明細、スポンサーレター

5. 訪問の目的
a.ワーケーション: 自国での雇用契約書または雇用証明
書、またはデジタルノマド、リモートワーカー、外国
人タレント、またはフリーランサーのステータスを示す
職業ポートフォリオ
b.タイのソフトパワー: 活動参加確認の証明書または病院/医療センターからのアポイントメントレター
c.配偶者: DTVビザ保有者との関係の証明(例:結婚証明書/出生証明書/養子縁組証明書のコピー)

ビザ手数料:10,000バーツ
ビザの有効期限:5年間、マルチプルエントリー
滞在期間:入国あたり180日間
滞在延長(タイのイミグレーション局を通じて):入国あたり1回のみ180日を超えない範囲で延長できる。
180日+180日の最大期間滞在後は一度タイを出国して、DTVビザの有効期間内にタイに再入国する必要がある。

NON-ED PLUS VISA

Non-ED Plus Visa は、学士レベルもしくはそれ以上のレベルでタイの大学で学んでいる国際学生の学習を促進することを目的としている。

大学卒業後、Non-EDビザに終了後も、1年間はタイにそのまま滞在できる。これが、NON-ED PLUS VISA。
PLUS期間終了後は、新しいビザを取得したり、ワークパーミットを取得する。

利点
リエントリーパーミットの免除
滞在期間の延長
大学院生のための長期滞在

以上がインフォグラフィックの情報抜粋となる。一部割愛した。
ただし、これらはまだ完全な正式情報というわけではないかもしれない点に注意。
ノービザ入国や到着ビザについては、ほぼ間違いない。
DTVやNON-ED PLUS VISAの詳細については、タイ大使館やタイイミグレーションからの正式な情報発表を待つこと。

Thai e-Visa

DTVの申請先の一つとされているのが、Thai e-Visaだ。

タイのe-Visaに関するインフォグラフィックは、タイ外務省領事部のホームページに掲載されている本物だ。
⇒https://consular.mfa.go.th/th/content/4-6-67?cate=5ddbe42115e39c4768007e1d

2024年6月4日付けのものとなる。

ここに記載された国・街に住む外国人は、e-Visaを通して、ビザの申請が可能となっている。
全世界に48箇所あり。
日本は対象外だ。
日本でビザを申請するならば、東京・大阪・福岡などになるタイ大使館・領事館に直接出向いて対面で申請する。

5月下旬のタイ政府の発表では、このe-Visa申請対象可能な国と街を拡大させていくとのことだ。
日本が含まれるようになれば、ネット上でビザの申請ができるようになる。

まとめ

この記事を執筆時点で、新しいビザ制度の開始まであと数時間となった。
7月15日午前0時開始予定だ。
本当にノービザ入国で60日のスタンプが押されるかどうか、現地で必ず確認するようにしましょう。
DTVとNON-ED PLUS VISAについてはさらなる正式情報の発表を待つこと。

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